森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

相棒season12「1話ビリーバー」

2013-10-17 12:47:05 | ドラマ(相棒)

なんかお話が、ラストで全部ぶっ飛んでしまいました。

それぐらい私的には衝撃があったのでした。

シーズン12といえば、12年じゃないですか。12年といえば子供が小学校に入ってそして高校を卒業しちゃう年月なんですよ。(一話に出たからシーズン12も無理やり数に入れちゃう。)

その間、時に「警部殿~。」と困ったように言う地味なキャラながら、しっかり捜一トリオを締めていました。別に含蓄深いことを言う訳ではないけれど、暴走しがちなイタミンに「落ち着け」と諭し、時には共に怒って猛心をおさめてきました。怖い顔はイタミンに劣らず、だけど結構お茶目だった三浦さん。

足に刺されたナイフは深くて自分の力でも抜けませんでした。太ももは太い動脈があるので、万が一抜いてしまったら血が吹き出してしまうのかとドキドキしました。

「死ぬのか。」なんて三浦さんも言うし、まさか退場フラグが立っているのかってその時思いましたが、命が助かってもやはり三浦さんの退場の回になってしまいました。

最近はトリオと言っても出てこない回も結構あったので、いろいろ事情があるのかもしれませんね。

体調が悪いのかななんて余計な心配もちらりとしちゃったのだけれど、体調悪くて退場する人に「死ぬのか」というセリフ、もしくはアドリブでもそのようなシーンを持ってこないんじゃないかなと、勝手に推理しました。

三浦さん役の大谷亮介んが所属している「「ファーザーズコーポレーション」のHPを見ると、その先の舞台のスケージュールが書き込まれていました。→

それを見てホッとしました。

事務方にだって残ることが出来たと思うのに、それを選択しなかった三浦警部補。デカ魂、もしくはプライドがそうさせたのでしょうか(物語の中では)

だったらこの先、ゲスト出演っていう可能性もあるわけで、それはそれで楽しいんじゃないかと思います。それに「相棒」を卒業するとお仕事がバージョンアップするという、私が勝手に思い込んでいるジンクスもありますし。

三浦さんがベッドで言った
「それは素晴らしい刑事生活でした。」は、←のようなもの。たった一日で忘れちゃったセリフ。今度はメモもしくは録画します((^_^;)

とにかくそのようなセリフは、すなわち「相棒」に関わった時間はという意味だったと思います。

 

ところで懐かしい名前、思いがけないところで出ましたね。

「亀山薫」

視聴者サービス、忘れてませんねええ。

彼もゲストで出てくる日も近づいて来たと思いたいものです。

 

 ところで本編の感想ですが、カイトとカイトパパの確執の理由は今までも描かれていませんでした。それはオイオイなのかもしれませんが、なんか反発しあう二人に時々不自然なものを感じていたりもしたのです。その理由は未だわからないままですが、今回やはり心の底辺では自分の父親を信じているカイトの姿が浮かび上がりましたね。

「人に自分の父親をクズ呼ばわりされるのは、いい気分はしない。」と怒るカイト。

犯人が編集してしまった映像は、自分が助かりたいゆえに裏取引も自分のためにはして欲しいような印象を与えるものでした。

だけど本当はそんなものは何も期待していなくていつでも覚悟ができている父なのでした。

彼は警察が捜査によって自分のいるところを突き止めて助かりたいと言ったのです。

映像の編集ってほんとうに怖いなと思いつつ、カイトパパ、カッコ良かったですね。

評判なんかすぐに忘れちゃうさというパパ。

だけど息子だけは(右京さんもだけど)その真実を知っているわけだから、なんか救われました。

 

私的には日の丸大王の怪しい生活をもっと楽しませて欲しかったのですが、意外と淡々と物語は進行してしまいました。細かいことを言うようですが「ジェームズ」と「ボンド」。それにしたって日の丸大王、「おや、お二人はお知り合いですか?」のようなセリフも欲しかったかな。

今回華がないって言えばなかったように思うのです。

そしてたった一人を除けば、みんな真実かどうかわからない妄想を信じてしまった人ばかりで大した悪人じゃなかったのも、なんだか悲しくてそして怖いような気もしたのです。火の玉大王の綾辻すらも。

 

たった一人のネジ曲がった主犯の男は真実を伝えるべきマスコミの人間になっていました。だけれど彼は「真実」というものを何一つ信じていない人になっていたのです。

彼に
「開き直るんじゃない! !」と久しぶりの右京炸裂。

「父親を見殺しにされリャ、分かる。」と彼は言いましたが、言葉を操って自分を信じていた人間に二度も毒を飲ませて殺すという残酷なことをしているわけですから、彼だって誘拐犯と何ら変わりのない人殺しなのです。

 

そんな狂ってしまった人間になってしまったのも、信じるべきものを信じて成り立っているこの世界を信じることができなくなってしまったからでしょうか。

 

 

初回の視聴率が出ましたね。

19.7だそうです。

まあまあ良かったじゃないかと思います。
「リーガル・ハイ」と重ならなくて良かったなとちょっと本音は思っっちゃったりして・・・・・^^

あっ、でも「リーガル」は視聴率を二回目は落としたらしいです。

「相棒」が引き伸ばしたのが影響したのかな。今回は「相棒」を最後まで見て「リーガル」は録画した人が増えたってことじゃないかなと思います。

 

みなさま、また今シーズンもよろしくお願いします。


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