最近、読んだ小説は、
桐野夏生 著
『真珠とダイヤモンド』です。
単行本の上下巻からなる作品ですが、
一気に読んでしまいました。
舞台は、バブル期の中堅の証券会社で、ストーリーの中心は、新卒の女性一般職、営業の新卒男性を中心に物語が進んでいきます。
バブル期の証券会社の様子、女性一般職の待遇、男性総合職の立場や激務さなど、いろいろなことが知れて面白いです。
バブル期の華やかさから、バブルが崩壊したあと、時が巡ってコロナ渦の状況、などが描写されています。
私が読んだ感想は、
読んで良かった!面白くて引き込まれました。
女性同士の人間関係、男性同士の競争など読み応えがあります。
バブル期の高揚した様子とバブルが弾けた後の落差も体感できます。
サンデー毎日に連載されていたとのことで、経済小説的な側面もあり、株式投資をされている方にも良いかもしれません。
バブルが弾けて、影響がなかった人も次の不況で影響を受けたり、身内の借金で人生が変わったり、やはり経済やお金が人生を狂わしてしまう。
バブル期を知っている方も、知っていない方も、女性も男性も、引き込まれる内容だと思います!
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