みいうた大賞と読む、前年に制作発表された沖縄民謡の新曲を広く公募して公開審査、大賞を始め歌唱賞や作詩 作曲 奨励 大衆など各賞を選定する。民謡の継承と発展を意図して平成2年から始めたが今回で28回を数える。早いね、あっという間にこれだけの歴史が刻まれてきた。近年は若者の参加が活発で大賞受賞者も複数だ。新唄大賞を受賞すると9月の第1土日にハワイで開かれるウチナーフェスティバルのステージに出演、移民の皆さんに母なる島の音楽を披露するのだ。沖縄からの移民は今や4世や5世の世代だが、沖縄への思いは根強く、年1回開催のフェスティバルは盛大かつ人気で新唄大賞グランプリの出場者は常に歓迎されているのだ。グランプリ受賞者のハワイへの渡航費用は一人に限り主催者が負担、ウチナーフェスティバル主催者のハワイ沖縄県人会ではステージ出演に新唄大賞の枠を毎回のように提供して頂いている。有り難いことだ。さて、今年の公開審査は3月5日 日曜日、沖縄市の音市場で午後5時30分開演、14組が出場する。審査には県内の主要な民謡団体から会長などが加わる。今年も優れた作品に出逢えるように期待したいものだ。