完全にタイム管理に失敗してしまい、不動平の小屋に18時までにはと思ったが暗くなってきた17:30に諦めて道に寝た。
と言っても俺にはもう7回目のビバーグで手慣れた物。
6回のビバーグの記事を参照されたし。
装備的には避難小屋泊りだったから、シュラフ・エアマットは勿論冬用の下着上下とダウンベストもあり十分。
道も稜線すぐ下だが両サイドが灌木と草で落ちる恐れも無く星を見ながら寝るという最高の夜だった。
失敗はシュラフカバーを入れて無かった事だが、少しでも荷を軽くしたかったからなあ。
幸いに好天が約束されてたし、風もほぼ無かったから条件的には最高の夜だった。
驚いたのはこんな寝支度が終わった18時に、ヘッドランプ点けた若い衆がやって来た事。
慌ててシュラフ踏んでも良いから端を歩いてくれと頼んだが、俺より酷い奴がいたのかよと呆れた。
翌朝、不動平の小屋にいた若いオジンに訊いたら定員15人で満員札止めだったらしく、あのヘッデンお兄は入れてもらえず八合目へ下りたんだと。
おまけに11人のジジババグループがガサゴソやるは3時から起き出すはでウンザリだったらしい。
一人で静かな夜を過ごせたんだから結果オーライ。
その静けさと言うのが凄くて、ウォークマンを音量レベル3で十分聞けたんだから素晴らしい。
夜空は満天の星で久し振りにオリオン大星雲も見たし、夏の大三角や昴・カシオペア・北斗七星も見た。
今後は寒くてこんな事はできないが、あの涸沢の紅葉見物もこの手でやれば地獄の小屋泊りしないで済む。
まったく考えて無かったが来年紅葉が良さそうだったらやってみよう。
あのNASAの防寒シートで楽勝だろうし、後は適当なビバーグ地を夏に徳沢でテント泊して物色しておこう。
スマホでは無理なので。