第四面の胴羽目 「法華経説話:法師修行」 横谷光一作 (縦 127㎝、横 227㎝、ケヤキの一枚板)
題材の主題名は「法師修行」であるが、以下の法華経のいくつかの場面が複合して成形されている。
『法華経』巻第四 法師品第十「持経者護念」「鑿穿高原」
『法華経』巻第八 普賢菩薩勧発品第二十八「普賢影向」
右下 法華経持経者を包み守ろうとする如来「持経者護念」
左下 岩窟内の持経者を合掌礼拝する天部や鬼神
左上 井戸を掘る人物「鑿穿高原」
中上 普賢菩薩の出現「普賢影向」
刻銘 横谷光一
・模型彫刻(大客殿廊下) 横谷光一作
・手水屋 西面左下の持送り(手肘木) 「波に千鳥」 横谷光一作
・横谷光一(初代横谷宗舟)
明治二十一年(1888)、東京浅草生まれ。幼名は金次郎。二男。早くに両親と死別し、横浜の姉の嫁ぎ先に引き取られ、横浜元町の象牙輸出商の河合商店象牙彫部で修行。修行終了後に本所相生町(東両国)の金子光清の元で木彫を習う。第八面作者の今関光治の弟弟子になる。現在、三代目の方が伝統を受け継ぎ、店舗「江戸木彫刻 宗舟(ギャラリー併設)」(台東区寿四丁目12-2)を経営。
・参考資料
『帝釈天題経寺建造物調査報告書』(葛飾区教育委員会発行、令和四年)
『帝釈堂 法華経説話彫刻』 (帝釈天題経寺発行)
『八王子の曳山彫刻』(相原悦夫著、1986年)
題材の主題名は「法師修行」であるが、以下の法華経のいくつかの場面が複合して成形されている。
『法華経』巻第四 法師品第十「持経者護念」「鑿穿高原」
『法華経』巻第八 普賢菩薩勧発品第二十八「普賢影向」
右下 法華経持経者を包み守ろうとする如来「持経者護念」
左下 岩窟内の持経者を合掌礼拝する天部や鬼神
左上 井戸を掘る人物「鑿穿高原」
中上 普賢菩薩の出現「普賢影向」
刻銘 横谷光一
・模型彫刻(大客殿廊下) 横谷光一作
・手水屋 西面左下の持送り(手肘木) 「波に千鳥」 横谷光一作
・横谷光一(初代横谷宗舟)
明治二十一年(1888)、東京浅草生まれ。幼名は金次郎。二男。早くに両親と死別し、横浜の姉の嫁ぎ先に引き取られ、横浜元町の象牙輸出商の河合商店象牙彫部で修行。修行終了後に本所相生町(東両国)の金子光清の元で木彫を習う。第八面作者の今関光治の弟弟子になる。現在、三代目の方が伝統を受け継ぎ、店舗「江戸木彫刻 宗舟(ギャラリー併設)」(台東区寿四丁目12-2)を経営。
・参考資料
『帝釈天題経寺建造物調査報告書』(葛飾区教育委員会発行、令和四年)
『帝釈堂 法華経説話彫刻』 (帝釈天題経寺発行)
『八王子の曳山彫刻』(相原悦夫著、1986年)
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