第三面の胴羽目 「法華経説話:一雨等潤」 石川信光作 (縦 127㎝、横 227㎝、ケヤキの一枚板)
題材は『法華経』巻第三 薬草喩品第五 「一雨普潤」「三草二木」
―仏法の平等を降雨の普遍性に、仏法受容の個人差を草木の多様性に例えた。
右上部に雨神と雷神が下界に雨を降らしている
中央に薬草園と管理人(園丁)
下部は、水辺で遊ぶ天女たち
左上部は、洞窟内の修行者と天女
刻面 「三世 石川信光」
・模型彫刻(大客殿廊下) 石川信光作
・手水舎 南西隅の龍(眉毛 巻き毛)
龍の蛇腹部の刻銘「石川信光」
・同手水舎 北東隅の龍(眉毛 トゲ状) 信光は2つ龍(雌雄)を作成している
・三世 石川信光
明治十七年(1884)、東京 京橋区材木町(現中央区)生まれ。三五郎と名のる。二代石川信光(銀次郎)の子女の子。二代信光、三代信光は「祖父、孫」の関係。
二代石川信光(銀次郎)は、胴羽目第五面を80歳で製作している。二世石川信光は弥勒寺音八の子で、初代石川信光の娘婿になった。
初代石川信光は、石川光明の叔父(本家四代朝光の弟)ではないかと考えている。―長野の宮彫師 山嵜儀作家の文書(石川光明の書簡)で、儀作の長男の山嵜新作が光明の叔父(おそらく初代信光)の元で修行をした内容が書かれている。
・参考資料
『帝釈天題経寺建造物調査報告書』(葛飾区教育委員会発行、令和四年)
『帝釈堂 法華経説話彫刻』 (帝釈天題経寺発行)
『甦る「聖天山本殿」と上州彫物師たちの足跡』(阿部修治、2011年)
題材は『法華経』巻第三 薬草喩品第五 「一雨普潤」「三草二木」
―仏法の平等を降雨の普遍性に、仏法受容の個人差を草木の多様性に例えた。
右上部に雨神と雷神が下界に雨を降らしている
中央に薬草園と管理人(園丁)
下部は、水辺で遊ぶ天女たち
左上部は、洞窟内の修行者と天女
刻面 「三世 石川信光」
・模型彫刻(大客殿廊下) 石川信光作
・手水舎 南西隅の龍(眉毛 巻き毛)
龍の蛇腹部の刻銘「石川信光」
・同手水舎 北東隅の龍(眉毛 トゲ状) 信光は2つ龍(雌雄)を作成している
・三世 石川信光
明治十七年(1884)、東京 京橋区材木町(現中央区)生まれ。三五郎と名のる。二代石川信光(銀次郎)の子女の子。二代信光、三代信光は「祖父、孫」の関係。
二代石川信光(銀次郎)は、胴羽目第五面を80歳で製作している。二世石川信光は弥勒寺音八の子で、初代石川信光の娘婿になった。
初代石川信光は、石川光明の叔父(本家四代朝光の弟)ではないかと考えている。―長野の宮彫師 山嵜儀作家の文書(石川光明の書簡)で、儀作の長男の山嵜新作が光明の叔父(おそらく初代信光)の元で修行をした内容が書かれている。
・参考資料
『帝釈天題経寺建造物調査報告書』(葛飾区教育委員会発行、令和四年)
『帝釈堂 法華経説話彫刻』 (帝釈天題経寺発行)
『甦る「聖天山本殿」と上州彫物師たちの足跡』(阿部修治、2011年)
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