「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

アメリカの原潜が、キューバに寄港❓<2024.06.14

2024-06-15 19:11:11 | アメリカ合衆国

米原潜、キューバに寄港 ロシア原潜に続き
2024年6月14日 11:54 発信地:ワシントンD.C./米国 [ 米国 北米 キューバ 中南米 ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3524257?cx_part=top_topstory&cx_position=4

ロシアの原潜が今、首都ハバナに停泊しています。
随分、仲がいいじゃないか❓
違うんですね❓

アメリカの原潜が、嫌がらせに行ったんです。
キューバには、アメリカの租借地があります。
ずいぶん昔の1903年からです。
※グァンタナモ米軍基地(Guantanamo Bay Naval Base)
キューバ東南部のグァンタナモ湾に位置するアメリカ海軍の基地
面積は116平方キロメートル
1903年以来、アメリカ合衆国がキューバより租借している
※キューバに広大な米軍基地、同盟関係でもない国になぜ? テロの被告らを長期勾留、「汚点」と批判される現場は今【グアンタナモ報告・前編】
2023/11/9(木) 10:02配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/7fbf97e6d7e2e7601494d47b857e1c578f5973aa

キューバ革命後、アメリカとキューバは敵対関係になりました。今となっては租借期間が延長されるはずもありません。しかし返還の定めが、はっきり決められていなかったのでアメリカが実効支配したまま、居座っています。

アメリカは、このような相手の弱みに付け込んだ悪事を色々な場所でやっています。

キューバ危機が起きたのも、これが原因です。
キューバが、イヤがらせにロシアの原潜の寄港を認めたので、アメリカが逆嫌がらせをしたと言うわけです。

原因をたどると反則のような海外領土は、まだ結構残っています。

イベリア半島の小都市のジブラルタル。
面積約7平方キロ、人口約3万人の小さな都市です。
地図を見ると、どうみてもスペイン領に見えます。
ところが1700年前後にスペイン王国で内紛があり、イギリスに乗っ取られてしまいました。
その後、1713年のユトレヒト条約により、ジブラルタルの統治権はイギリスのものとなった。以降、そのままです。

他にもあります。
フォークランド諸島。
ここもイギリスの植民地のままです。
フォークランド紛争
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E7%B4%9B%E4%BA%89

ここは1700年代にスペインとイギリスの領有権争いになり、その争いに勝利したイギリス領になりました。
1816年にアルゼンチンが独立すると、スペイン領土を継承するものとして、同諸島の返還を求めるようになった。
以来、軍事力に勝るイギリスが実効支配してそのままです。
フォークランド紛争に敗北したアルゼンチンは、今は大人しくしています。
しかし、イギリスの国力が衰えれば、またアルゼンチンが奪還作戦を行うかもしれません。

こうやって見てみるとイギリスとアメリカは、極悪兄弟ですね❓
大西洋方面では、相当昔から悪事を重ねています。

もう、ぼちぼち誰かが「お灸!」を据えるべき時が、来ているのかもしれません。


※関連記事目次
項目「アメリカ合衆国」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/6ea78b12b6512e36fbdc6eebd50f97ce


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