「マジで他に誰かいないの?」に改名 米大統領選出馬目指す教師
2024年4月3日 18:05 発信地:ヒューストン/米国 [ 米国 北米 ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3513221?cx_part=top_topstory&cx_position=4
2016年大統領選挙にトランプが立候補して以降、アメリカの民主主義は崩壊したと言えます。
共和党、民主党ともに「普通の」「まとまな」候補者を党内から大統領選に送り出すことが出来なくなりました。
ボケろう◎ん・バイデンとゲテ◎ノ・トランプではアメリカ国民も選ぶ対象がなく困ると思います。
前回の大統領選挙が終わった後、アメリカ国民のほとんどが望んだのが❓
「次は、この組み合わせは止めてくれ!」
それが、また実現しました。
老害政治の極みが出現し、民主主義などないですね!
よくそれで民主主義がどうの!他国に言える!
「ツラの皮の厚さに感心します!」
最悪2人から選ぶより、独裁者1人から選ぶロシア式の方が、余程マシでないのか❓
1番の最悪か最悪よりマシな2番の最悪を選ぶのは、自由選挙とは言えるはずがありません。
その当然のことにブチ切れた「マジで他に誰かいないの?(Literally Anybody Else?)」氏は、正式に改名して抗議の立候補を実現するべく運動をしています。
<その主張>
『有権者はうんざりしている、フレッシュな存在を必要としている』
「(米人口)3億人の中で、私たち有権者の方が(二大政党の候補者より)うまくやれる」
「有権者は心から信頼する候補者や支持している候補者ではなく、2人の悪人のうち、ましな方に投票している」
「自分たちに近い存在で、自分たちを代表する候補者に投票する選択肢があってもいいはずだ。ましな悪人を選ぶという投票はお断りだ」
☆確かに言うことは、非常に正しいです。しかし、それが今のアメリカの政界では通用しません。
<テキサス州の投票用紙に名前を掲載する要件>
「同州の予備選で投票しなかった有権者から約11万3000人分の署名を集めなくてはならない。」
全部の州では無理ですから、テキサス州だけでも投票用紙に名前を載せて抗議の意を示そうと言うことです。
アメリカで政党に所属しない第三候補が立候補しにくい理由が、ここにあります。
全部の州でテキサス州に見られるような一定の署名集めをしなくては、なりません。しかもその署名は、予備選で投票しなかった有権者から集める必要があります。
全米的に余程知名度があり、アメリカ国民に支持されないと不可能です。
『スタバの元会長が大統領選に出馬へ アメリカ大統領選挙における独立候補とは何か』
2019/2/13
https://go2senkyo.com/articles/2019/02/13/40160.html
事実上、大統領職は2大政党が独占しやすいように選挙制度が設計されています。
更には投票人による間接選挙です。
二つの点から大統領職を独占する縛りがあります。
これが民主主義か❓と言うと大きな疑問があります。
2大政党が候補者選定能力を失った結果が、最近のアメリカ大統領選挙の構図です。
今回の選挙は、ロバート・ケネディ・ジュニア氏が第3候補として立候補することが決定しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6926edc0dd1da2d1614afc2f71d6949ae6d9e94
ほぼ当選の見込みはありません。
理由はアメリカ大統領選挙の選挙代理人制度のために「だが、全米50州のうち、40以上の州ではどちらの候補が勝利するかが既に決まっているといっても過言ではない。」と言う現実があります。
残りの浮動票の多い州の結果が大統領選挙の結果を決めます。
こう考えると、アメリカ大統領選挙の選挙代理人制度が選挙制度として大きな欠陥があることが分かります。
単純多数決主義の方が、余程合理的であると言えます。
これなら獲得票が、結果を決めます。多くの国では過半数がいない場合、上位2名で決選投票を行います。
アメリカ大統領選挙の選挙制度の欠陥が、現在の国民不在の大統領選挙を生み出していると言えます。選挙制度を変えない限り、「どっちの極悪を選ぼうか❓」と言うおよそ民主主義とは、程遠い選挙が続くと思います。
「選挙制度改革をやれ!」と言われているのと同じです。
※関連記事目次
項目「アメリカ合衆国」の目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/213c96513504dc77bce3a248112c2b72