マレーシア首相、ハマスとの関係維持を表明 「罰しない」
2023年11月9日
https://www.bbc.com/japanese/67364678
①インドに深入りしては、いけない理由
安倍晋三元総理が「自由で開かれたインド太平洋」と言う概念の元、インドとの関係を深めその後、クアッドの枠組みが出来ました。アメリカの中国封じ込めに沿ったものです。
しかし、組む相手が悪すぎます。
インドは、今どんな国か?
ヒンドゥー・ナショナリズム
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0
ナレンドラ・モディ首相の時代から独裁色の強い国家に変貌し、イスラム教徒を弾圧しています。インドのイスラム人口は、約1.6億人です。日本の人口より多いインドのイスラム教徒を弾圧して良いはずがありません。
多分、ナレンドラ・モディが首相に就任した後くらいからインドで残虐な事件のニュースが多くなりました。その理由をメデイアが伝えないから、単に残虐な事件が起きていることしか分かりません。しかし、インドで残虐な事件が多発するようになった理由は、ヒンドゥー・ナショナリズムによるイスラム教徒への弾圧以外に理由は見当たりません。
こんな国と関係を深めていたら日本も同類だと思われるようになると思います。マレーシア首相の記事を見てそう思いました。
インドと関係を深めるのは、残虐な独裁国家と関係を深めるのと同じです。道義的な意味でも、止めるべきだと思います。従って、クアッドも解消するべきことになります。
②ガザ問題に関してイスラム教国の言い分を聞くべき理由
これは、ダブルスタンダードの究極の姿です。アメリカ・NATOのイスラエルに対する支持と支援は、虐殺国家を支持しているのと同じです。
それをイスラム教国の立場から見ると、アメリカ・NATOは残虐国家を支援する憎むべき敵性国家になります。
イスラム教国のガザ問題に対する態度は、全部同じです。
アメリカ・NATOとは、正反対です。
ヨルダン王妃の発言は、イスラム世界全体の意見だと思います。女性の口から発言してもらったのでしょう。
CNN
『ヨルダン王妃、西側は「明らかな二重基準」 イスラエルとハマスの戦争で』
2023.10.25 Wed posted at 11:26 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35210690.html
日本は、ここで考える必要があります。
ここまでダブルスタンダードの姿勢を見せてしまったアメリカ・NATOは、極悪であるとしか言いようがありません。
極悪な国々と付き合って、良いはずがありません。
つまり日本は、日本の将来を考えるならアメリカ・NATOとの関係は、徐々に薄めていくべきです。ここまでアメリカ・NATOが酷ければ、深く付き合うなど論外だと思います。
安全保障が心配なら中国との安全保障条約でも十分、機能します。ロシアとの友好関係を深めれば更に補強できます。日米安保は、これまでは日本に役に立っていただけで絶対に必要なものではありません。
アメリカのマーケットを失うなら、中国やアジア・アフリカにマーケットを求めればいいことです。
アメリカ・NATOと同じ立場にいれば、やがて日本はそれ以外の国々から疎外されるような気がします。
単に経済面で言うなら、アメリカ・NATOとそれ以外の国々とどっちが大きいかの話です。これからそれ以外の国々の経済規模が拡大していきます。その中にはイスラム教国やイスラム教国と親しい国が多いです。
今ですら、アメリカが17・8%。ドイツが2・7%。上位に入るのは、たったこれだけです。
EUとの貿易は、年々縮小していて2021年たった9・2%しかありません。2000年には、16・3%でした。EU市場は、日本に対して閉ざされつつあると言えます。
そもそもEUと日本はライバル関係にあり、政治的に仲良くする必要は、全然ありません。
減りつつありEU市場より、成長しつつあるアジア・アフリカ市場の方が格段に大切です。今ですらアジア・中東で60・5%です。
アメリカ・NATOには、日本にとって経済的な意味ではもう価値は余りないと言うことです。
EU9・2%+アメリカ17・8%=27%
これが年々縮小していく傾向がありますから、アジア・アフリカ市場との貿易を拡大していく方が、日本には有利だと言うことが分かると思います。
「日本から輸出している国の上位10カ国の移り変わり」
https://www.jftc.or.jp/kids/kids_news/japan/country.html#:
その時、邪魔になるのがアメリカ・NATOのダブルスタンダードです。アメリカ・NATOを切り捨ててもアジア・アフリカ市場を選択するのは、当然のことです。
アジア・アフリカ市場には、イスラム教国が多いことを考えれば、尚更アメリカ・NATOとの関係は薄めていくべきです。
日本の国益を考えるなら、アメリカ・NATOは邪魔者でしかないと言うことです。しかも道義的に悪質であれば、全く必要がないと思います。
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https://smcb.jp/diaries/9168169