「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

新NISAで長期の資産形成を目指すなら❓<2024/08/05

2024-08-06 20:04:35 | 株式投資 資産運用

NISA初心者に試練 株価急落で広がる動揺
2024年08月03日10時36分配信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024080201261&g=eco

新NISAをきっかけに株式で長期の資産形成を考えた人には、早々の試練が来ました。
株式市場など知らない人が今回の暴落を見れば、恐怖しかないと思います。

このような輩もいます。
『2024/08/05>多分、投機筋がしたであろう計算(膨大な個人の信用買い残)』
https://smcb.jp/communities/46527/topics/2619809

しかし、長期で株式を利用して資産形成をする場合は基本的に心得ておくべきことがあります。
年齢により違いますが30年先40年先の資産形成を目標にしています。
株式の価格は日々変動し、含み損益もそれにつれて増減するのは当然のことで、それは最初から覚悟するべきことです。
私は、良く株式の長期保有をする秘訣をコミュで書きます。
「買ったら売らない」
これを30年・40年継続できる人が資産を形成することが出来ます。
「買ったら売らない」なら「含み損益の増減」は基本的に無視することになります。

だから今回の暴落も無視しなければ、なりません。
それが出来ない人は、株式で資産形成をするのには不向きですから止めた方がいいでしょう。

ポイントは、いくつかありますがまず長期保有するのですから優良株が望ましいと言えます。安定しているのは内需系の大型株ですね。
配当性向も問題です。長期ではリターンが全然違います。

もう一つ大事なのは、一度に全部の資金を使わないことです。今年予定している資金を、毎月かせめて年6回に分けて買います。
全部、1年分をまとめて買うと今回のように暴落した時に困るでしょう❓
12回に分けて買えば、高い時と安い時が混じって平均化されます。
これは年単位でも同じです。
高い年も安い年も平均化されます。
こうすることで平均値で買うことが出来ます。

これは、「ドル・コスト平均法」の考え方です。
https://www.bk.mufg.jp/tameru/toushin/motto_shiritai/shittoku/dorukosuto.html

このように買えば長期的に購入価格が平均化され、仮に今後長期的に株価が上昇するとすれば、初めに買った分はやがて割安になります。
そして配当を再投資に回せば、更に複利で運用することになりますから、投資効率は向上します。

こうやって30年・40年株式などを買い続けて資産形成を目的に運用していきます。
だから目先の価格の変動は、基本的に無視していいですし無視するべきです。

<ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストのアドバイス>
『ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストは「長期の資産形成では相場悪化局面を乗り越え、運用を続ける覚悟が必要」と指摘する。その上で「老後資金のためにNISAを活用し始めた人なら、日々の相場に気を取られ過ぎる必要はない。数十年先の日経平均は4万円より高いと考え運用を続けてほしい」と助言している。 』

この通りです。
しかし購入価格は安い方がいいですから「ドル・コスト平均法」の考え方を応用して年12回に分けて購入するのが、いいと思います。
こうすればその時その値段で買えばよいことになり、買うタイミングに悩む必要はありません。

また出来るだけ沢山の銘柄に分散投資することも大切です。分散すれば仮に投資した中の1社が倒産しても損失は抑えられます。
私は100~200銘柄に分散するのが望ましいと考えています。
今、1株単位から株式が購入できます。
別に1取引単位で買わなければならない決まりはありません。少ない株数でいいから沢山の銘柄を買うべきです。
こうすると配当を再投資するときも便利です。
小さなお金を分散して再投資できます。

こうやって長期保有に向いた大型優良株を少しづつ購入して増やしていくのが、長期の資産形成の簡単な方法です。大切なポイントは、含み益は無視して「買ったら売らない」ことです。
これを30年・40年継続すれば資産は普通に増えていきます。引退した後の良い収入になると思います。

だから基本的に今の価格で買えば、それでいいのです。
たまたま高い時もありますし安い時もあります。
それを平均化するために「ドル・コスト平均法」を応用します。

注意点は、これくらいでそれほど難しいことではありません。これを気長に30年・40年続けられるかどうかだけが問題です。

株式市場が時々、暴落するのは普通にあることです。
最近の例なら東日本大震災の時。コロナショック。今回が3回目です。5年に1回ぐらいは、ひどい暴落があります。
でもその度に株価は上昇してきました。
今、暴落してもまだ日経平均は3万円の上です。
以前に比べたらすごく高い値段です。
暴落と上昇を繰り返しながら長い目で見ると上昇しているのが株式市場です。

めったにない暴落を過度に恐れないでほしいと思います。
余裕資金で現金で買う分には、暴落も怖くはありません。
売らずに株を持っていればいいだけです。

せっかく新NISAの制度が作られたのですから、それを利用して長期の資産形成を目指してほしいと思います。

 

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