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香港で天安門事件追悼集会 「お金はあっても自由がない」深セン市実業家

2019年06月05日 | 台湾・香港関連ニュース
香港で天安門事件追悼集会 「お金はあっても自由がない」深セン市実業家


香港では6月4日、毎年恒例の天安門事件追悼集会が行われました。30周年の節目の今年は参加者が例年よりも多く、中国本土からも多くの人が参加しました。深セン市から来たある実業家は、毎年追悼を続けている香港の人々に感謝の意を表明しました。

30年前の6月4日、民主化を求める学生や市民を武力鎮圧した天安門事件は世界を震撼させました。翌年から、香港の人々は毎年ロウソクを灯して、夜を徹しての追悼集会を行っています。今年は18万人が参加し、2014年以来の参加者数を記録。中国本土からも多くの人が参加しました。

深セン市の億万長者&実業家 曾さん
「我々にとって、経済的には豊かになったので、次は何を追求するのか?社会の公正、公平だ。これは中共に対する最大の不満である。お金ならある。だが、更なるものを追求しようとすると、目にするのは更なる不公平だ。一党独裁下で行うこの種の経済活動は、多くの弊害が伴う」

北京の芸術家 王さん
「香港人は、中国人および香港人の権益のために、30年間毎年戦い続けている。このような中国こそ希望がある」

記者
「今年の天安門事件30周年追悼集会には、「逃亡犯条例」の改正に不満を持ったため、初めて立ち上がった市民も多く参加しています」

追悼集会初参加の市民 梁さん
「1か月前から、事態がひどい方向へ発展しているので、参加を決めた。(逃亡犯条例の影響なのか)それもある」

香港の高校生 張さん
「中共が本当に強いのであれば、このような小さいことには関与しないはずだ。しかし彼らはこれほど恐れている。逃亡犯条例や天安門事件が本土に影響を与えると考えているからだ。なら、なぜ改善しないのか?」

香港の中学教師 羅さん
「追悼は正しいことなので、学生には真相を教えるべきだと思う。6月9日のデモにも参加するつもりだ。香港を守るための一つの表現方法だからだ」

このほか、ヴィクトリアパークでは午後、天安門事件座談会も行われ、複数の専門家が参加し、中国共産党統治下の人権状況の悪化について討論しました。


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