しおりの新作で、ちょっと地味めな動物を追加しました。
日本の哺乳類でクマやシカ、キツネやタヌキはおなじみですが、動物好きでないとあまり知らない地味だけどかわいい動物たちです。
切り紙のしおりは形の輪郭だけで特徴をあらわそうとしているので、紙の色はその動物の体色とは関係ありません。
トガリネズミはごく小さな動物で、ネズミ(齧歯目)ではなくモグラの仲間(食虫目)です。
とくに北海道に棲むトウキョウトガリネズミ(チビトガリネズミの亜種)は世界一小さい哺乳類で、体長4.5cm、体重1.5gしかありません。
モグラは西日本のコウベモグラ、東日本のアズマモグラがポピュラーですが、モグラ塚は見ても生体を見たことがある人は少ないのではないでしょうか。
モグラの毛皮はビロードのように柔らかで、目はほとんどありません。
ヤマネは山に棲む齧歯目でヤマネ科の一属一種、天然記念物です。冬になると、どこででも冬眠してしまう、かわいい動物です。
ムササビはリスの仲間で、手足の間にある皮膜を広げて滑空します。ネコくらいもある大きなグライダーです。
オコジョは山に棲むイタチの仲間で、とてもかわいい顔をしていますが、自分より大きなウサギを捕食することもある獰猛な動物です。
ナキウサギは北海道に棲む原始的なウサギで、耳が丸くてよく鳴きます。
自宅のある安曇野の動物もそろえようと考えて、哺乳類ではありませんが、ライチョウとコハクチョウもつくりました。
ライチョウは日本アルプスと妙高・火打山にだけ棲む高山の鳥です。天然記念物。温暖化で将来が心配です。
コハクチョウは冬になると安曇野に渡ってきて、犀川・高瀬川で越冬します。
きつつき工房のサイトに型紙も載せてありますので、つくってみてください。
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