たつのこ半畳記 350

坐禅会情報・四季折々の様子を伝えるときどき日記。
令和3年に開創360年を迎えている起雲山大龍寺のブログです。

★牛になる

2009年01月08日 | 四季折々 寺事折々
今年の坐禅会は、この画像でいこうと思います。




ブログの更新が滞っている間に、
新しい年に暦が1つ進んでおりました。

丑年の平成21年をどうぞ宜しくお願いいたします。

私は法縁をいただいている赤坂の豊川稲荷で
新年初詣のお手伝いでご祈祷の受付をしておりました。





受付をしていると、
いろいろな方がご祈祷を受けるんだなーと感じます。


本殿前の参拝が耐えられないほどの大行列。
こちらならお座敷で待ち時間を過ごせる!と
お賽銭以上のご祈祷料を納めて申し込みをする方。

家族で初詣に来たんですけど、
どうやら私、厄年なんですけど、
ご祈祷しようと思うんですけど…という方。

いつも婆ちゃんが来ていたんだけど、
今年は調子が悪くて私が代わりに来ました。
ご祈祷するにはどうしたらイイんですか?という方。


その度に、できる限り丁寧に、
なるべく1回でもわかるように、
ご案内をさせてもらっていました。





さてと、今年は「うし年」ですね。

“牛に引かれて善光寺参り”なんて諺があります。

  幾度となく村の人たちが善光寺参りに誘っても
  一度も行こうとしなかったお婆さんがいました。

  ある日のこと。

  お婆さんが川沿いで白い布を干していたところ、
  どこからともなく一頭の牛が現れ
  白布を角にかけて走り去ってしまいました。

  お婆さんは必死になって追いかけますが、
  どうしても牛を捕まえられません。
 
  とうとう牛は大きなお堂の中に逃げ込みました。

  お婆さんも牛を追いかけ
  お堂の中に入ってみると…

  中ではたくさんの人たちが
  一心にお参りをしていました。ナムナム・・・
 
  お婆さんがお堂の奥に目をうつしてみると、
  白い布を身にまとった観音様が祀られている。

  仰天して周りの人に「ここはどこですか?」とたずねると、
  「何を言ってるんだい。ここは善光寺ですよ。」と。
 
  以来、そのお婆さんは信心深く、観音様のお世話をしたそうです。





丑年は、多くの人が新たに仏縁を結ぶ最好の年。

お寺の門を大きく開いて、
敷居をググッと切り下げて、
たくさんの縁を結んでいきたいと思います。

それが仏縁に浸かりきっている者の務めなのだと思います。






映画「禅ZEN」の公開は明後日にまで迫りました。

上映スケジュールも固まったようですので、
シネマツアーも計画してみたいと思います。




禅における「牛」というお話しもあるんですけど、
それはまたの機会にしたいと思います。

牛の話が楽しみでしたらクリック宜しくお願いします。

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