たつのこ半畳記 350

坐禅会情報・四季折々の様子を伝えるときどき日記。
令和3年に開創360年を迎えている起雲山大龍寺のブログです。

★食べることで、生きている。「朝粥の会2019」

2019年08月11日 | 行事報告
お陰さまで朝粥の会は予定通り8月4日に開催し、
早朝から29名が集まりました。皆さまに頭が下がります。







1コマ目はスポーツインストラクター山崎貴博先生による
「むくみ・腰痛改善!身体を支える足のセルフケア」と題する体操の時間でした。

今年は「足」のセルフケアがテーマ。





「例えば頭痛。足→腰→胸→首→頭は連携していて、
 頭痛を頭の部分だけで解決しようとするけれど、
 足から首までの部分に何かしらの問題があることも。根本を調えないとね」

という点がポイント。
自分で自分の足をもみ、柔らかくて無理の生じない状態を目指しました。
ただ、一朝一夕にはいかないので、自分で普段からのケアが大事でした。





2コマ目は、禅道場の作法で食べる「朝粥」朝粥。
今年はお米を多目にして10合でお粥を作りました。





お手伝いのスタッフさんが給仕を進めている間、
修行道場で使う応量器(おうりょうき)を見ていただいて、
応量器での食事が、器の構造からして残せないことと、
器をキレイに洗うための折水(せっすい)についてお話をしました。





お給仕がすんで「五観の偈」をおとなえして喫食。
今年はおかわりも十分にありました。





食事の時間調整的に、五観の偈の5番目と、
食事を提供する人の心をお話してごちそうさまとなりました。






3コマ目は食に関する学び。
「育ててわかった! おいしいお米のヒミツ」と題して、
職場での課外活動で稲作をしている藤森由莉沙さん(リジョブCSV推進室)のお話。





「八十八の手間が掛かる米作り、実際には…」という謎かけから始まった講座は、
数々のお米トリビアと、実際の稲作体験に基づいたお話でした。

会場を出入りしていたので、実際にどれくらいの手間なのか聞き逃しましたが、
稲作の手間は、きっと数え切れないくらい!なんじゃないかなとは思います。








行事が終わって、有志に机・いすなどの片付けてもらい、すいかタイム!





今日のためにお供えしてもらったスイカをみんなでいただいて、しばしの時間。
歓談は自然と身体ケアの話に移っていきます。
山崎先生がノウハウ・ハウツーを惜しみなく披露してくれました。
肩甲骨のストレッチは、そのまま、合掌ワークに使えそうです。








毎回、これで十分、もう最後だと思って当日を迎えていますが、
当日の皆さんの姿、反応を見ていると、また来年も企画したくなってしまうのです。

しかも今年は運動会場が室内だったことから机の移動が大変でしたが、
逆に、多くの人に手助けをしていただく機会にもなりました。

自分が有り難いなと思いながら行事を運営できること。
それが何より嬉しいことだと思います。みなさま有り難うこざいます!



また、今回の「朝粥の会」にあたって、お米のご奉納をお願いしましたところ、
何人かの方からお問い合わせ・お申し出・ご奉納をいただきました。
お預かりしたお米は、「新宿こども食堂」に寄贈し、
こどもたちの食環境のために役立たせていただきます。
ありがとうございます。

新宿こども食堂では、これからも、お米・食材等のご寄贈を受け付けています。
また、お米は保存の問題もありますので「おこめ券」等での寄贈も有り難いです。
どうぞよろしくお願いいたします。


  新宿こども食堂
  (https://www.shinjuku-kodomoshokudo.com/

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