その内容とは・・・・
少し前の事ですが特にこれと言った修行をしていない私が少々自信を失いかけてた時の事です。
師匠は「独学だからこそ業界の慣習にとらわれず本質を見出せる事もある」と言われました。
って、書いてありました。
この「師匠」って・・・一応・・・僕のことなんです・・。
こういうふうに書いて戴いて、すごく恥ずかしかったんですが、あらためて思い出しました。
そう、この言葉は今のお店を開店する時、僕が自分自身肝に命じていた言葉でした。
お店の開店準備の頃、いろんな業者さんと話しました。
もちろん僕はコーヒー業界にいた訳でもないんで、手当たり次第にいろんな業者さんに話を聞きました。
すると、中にはいろんな「小細工」を、さも業界人みたいな顔して教えてくれるアホが何人かいました。
例えば、「深煎りのコーヒーは、安い豆を焦がしときゃ~いいんですよ!所詮客なんて深煎りの味は判らないんですから・・・。」 とか、
「ハンドピックなんて無駄ですよ!そんな自分から原価上げてたら、商売にはなりませんよ!やったふりでイイんですよ!」などなど・・・・。
もちろん、そんな業者さんにはその時点でサヨナラしました。
そして、そんな話を聞くたんびに(オレ、業界に居なくて良かった。業界に居たら、こんな「小細工」は当然だと思っていたかも。・・・・というより、そんな人達を反面教師として今後忘れないようにしよう。)って思ったんです。
つまり、今後「業界人」になるに当たって、そんな「小細工」を絶対実践しないようにしようって思いました。
先の言葉はそんな気持ちを、当時これから商売を始める彼に言ったんです。
(現在、彼は師匠を追い越してりっぱな経営者です。)
それともう1つ。
「超えられない先輩はいない」
ということ。
サラリーマンの頃、地元の九州はもとより出張でいろんな土地に行った時は、必ずその地元の有名(と言われる)自家焙煎店を下調べして、豆を買いに行っていました。
そしてたまにその店のオーナーと話す事もあるんですが、僕が将来自家焙煎店をオープンしたいって言うと、
「いや~、この世界は厳しいよ~! 僕もあの有名な○○先生に2年間ほど指導を受けたけど、あの先生には全てにおいて一生勝てないね。だってあの先生、業界30年だよ!」
なんて、その有名な大先生に習ってたことをさも自慢するが如く話す店主もけっこういました。
僕はそんな店主の話を聞くたびに
(へぇ~「一生勝てない」って、あなたの住んでるコーヒー業界って年功序列なの?絶対超えられない先輩なんてこの世の中にはいないよ!)
って思ってました。
もちろん、僕も開店前からいろんな先輩方に教えて戴いたりヒントを与えて戴きましたし、とても感謝しています。・・が、客として見て、その店その店のいいところやすごいところの反面、弱点も見えなきゃほんとの勉強にはなりません。
そうやっていろんな自家焙煎店に行ってみると、良くも悪くもどこか教えてくれるところがあるんです。そして、それは今の僕にすごく役に立っています。
生意気な言い方ですが、すごい大先輩はいっぱいいるけど、どこかしら逆に僕の方が勝ってる事もある・・・全てのことにおいて超えられない先輩などいない!後は努力と結果だ・・・と思っています。
だから、その大先輩のすごいところ”だけ”、つまり見習うべきところを整理して吸収して、見習っちゃダメなことは反面教師として覚えておく・・・そうしながら自分自身を高められたら・・・ということです。
まあ「業界人」から見ると僕は「甘っちょろい新参者」なんでしょうけど、今後もこの2つはずっと忘れないようにしよう!って思っています。
今回は、いつになくちょっと真面目に書いてしまいましたが、これからも『業界人らしくない業界人』でいたいなって思っています。
ただ、僕のこの考え方・・・今ひとつ我がママに理解されてないんですよねぇ・・・でも、逆にそれが当店のいい味になってるというウワサも・・・・。
●人気blogランキングへ
秒単位で疾走する世の中・・・。
応援クリックして頂いた貴方のコーヒー・ブレイクが「優雅なロスタイム」でありますように!・・。
クリックして頂ければ更新の糧になります。(ランキングトップページから ”マジで” 脱落寸前です!)
ご協力よろしくお願いします。
●木家珈琲倶楽部
熊本県宇城市松橋町きらら3-3-8
(ウイングまつばせ横)
僕のお店のHPです。
クリックするだけで濃厚なコーヒー・フレーバー・・・
は、しませんが よろしければどうぞ。
自動相互リンク buzzlink
コメント一覧
木家マス
木家マス
木家マス
木家マス
木家マス
木家マス
Azul マキ
てんしの森
満天
yumi-mama
バジル(猫大仏)
がっちょーん
最新の画像もっと見る
最近の「Weblog」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事