限りなく透明に近いブルー

最近忙しくて、遅い夕食の後リビングのソファーにうたた寝するクセがついたみたいで、家族からよく怒られます。

昨日も、１１時くらいにソファーに寝ころびました。
すると、いつものように愛犬ラヴィンが待ってましたとばかりに僕のお腹の上に乗っかってきます。
そして、家族の中で唯一のオスである僕とラヴィンの「オトコの１日の反省会」が始まります。

「お～、そうかそうか、お前は今日はスリッパ投げられたか～、オレはママにケツ蹴られたゾ～」

なんて言ってるうちに、２人とも睡魔が・・・・。



ちょっと前までは、ソファーで寝てると、まず子供達が「おと～さん！風邪ひくよ～」なんて声掛けてくれて、その後ママが出てきて無理矢理起こされて、ベッドへ・・・。
なんて具合だったんですが・・・・、



でも今日は、目が覚めたらリビングは真っ暗。ラヴィンはというと、ちゃんとケージに入ってカギも掛かってます。

・・・・と言うことは、誰かがラヴィンをケージに入れてカギをかけ、電気を消したということ。
だとしたら、「あんたは、このままココで寝なさい」という犯行声明と推測されます。


僕は、ソファーから立ち上がり電気を付け、時計を見ました。
朝の５時前です。
それから、おもむろにカーテンを開けてみました。
外は、日の出間近の蒼々とした世界・・・。

　「限りなく透明に近いブルーか・・。」

と呟きながら、寝室のドアを開けました。



すると、犯行声明のリーダーが、まるで世界のナベアツの３の倍数の時みたいな顔で寝てました・・・。


僕は、ニヒルに笑って、

「限りなくナベアツに近いトド・・・・か」

と小声で呟いて　（起きてたら、怒るだろうな～）　なんて思いながら、ベッドに滑り込みました。


すっ、すると、寝ているはずのリーダーの足が僕のみぞおちにキック一発・・・。ウっ・・。



もしや、起きてるのかっ・・・・。



僕の心は「限りなく恐怖に近いブルー」になってました・・・。アーメン。　　
　




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