能面ヴィオラ

最近、能面教室に通い始めました。能面とヴィオラにはいろいろ意外な共通点が!

あご当てを自分で加工

2013年07月07日 | ヴィオラ

前に書いたあご当ての続編。

あご当てで音が変わることがわかったので、ネットで評判を検索。SASのあご当てがよさそう、ということで早速注文し、取り付けてみた。

フィット感はいいのだが、音がクリアになりすぎた感じ。カプランの弦に変えたときのように、乾いた音になってしまった。慣れればいいのだけど、ヴィオラの音のイメージから外れた感じ。あえて言えばヴァイオリンのような音になってしまったような…。

古いあご当てにした時の音が忘れられない。けど、あのあご当ては高すぎで体に負担がかかり過ぎる。せっかくSASを買ったのでもったいないが、意を決して、古いあご当てを自分で削って高さを低くすることにした。

 

顎を引っ掛けるエッジの盛り上がり部分を約約1cm、ヤスリでけずり、サンドペーパーで仕上げ、透明の家具用オイルで拭きあげた。

もう一つ問題が。楽器が分厚いせいか、タル金具が30mmのせいか、あご当てを楽器に取り付けた時のネジしろ(?)が少なく、心もとない。

そこでまた意を決して、あご当ての楽器に当たる部分(いわゆる底面)を、コルクを剥がしてから1mmほどヤスリで削った。底面の凸凹と楽器表面の凹凸をあわせるなんて芸当は無理。そもそもコルク自体の厚みが不均一。このへんは結果オーライということで、とにかく装着。

私的にはテールピースから離れたところにあご当てをおいたほうが、フィンガリングが楽になるので、思い切って離してつけてみた。(写真)

音質は、SASのときより、ずっと自分のイメージに合った音になってくれた。

G線の鳴りの"幅感"にくらべると、C線の響きが少し薄いかな。AとかF近辺にウフルっぽい共鳴点がほんの僅か目立つようになった。

が、今回2週間以上にわたって、肩当てとあご当てでいろいろ変な気を起こして試行錯誤したけど、とりあえずの終着点が見つかったようだ。やれやれ…




最新の画像もっと見る

コメントを投稿