実家から国道16号線を渡るとそこには裏山があって、
その裏山を登ると「森浅間神社」がある。
そのあたりは昔から「森」という地名だった。
鎌倉幕府最後の将軍守邦親王が鎌倉陥落の際に脱出して森村に隠れ、
1335年(建武2年)にこの神社を創建したとの伝承がある。
神社を抜けると旧日本石油の広大な社員寮があることで有名な汐見台団地がある。
山の中腹の公園の展望台から実家のあるマンションが見える。
実家の部屋の場所も判るよ。
昭和の時代、「いざなぎ景気」のころ、
銀座のクラブのホステスをタクシーに押し込んで第三京浜を突っ走ってたどり着いたのが
「横浜プリンスホテル」
一流企業のエリートたちは朝までホテルのナイトクラブで遊んでいたわけだ。
2006年にその役目を終え営業終了。
その跡地に今は「ブリリアシティ横浜磯子」という味も素っ気も無い高級マンションがそびえ立っている。
広いエントランスを入ると、ドーンと開けた風景が広がる。
一般にも開放されている展望フロアがあるのよ。
そしてこの奇妙な建物は、横プリ時代以前からあった「旧東伏見邦英伯爵別邸」が現存している。
とある「料理の鉄人」の中華レストランになっていますがね・・・
あとは殺風景な景色ばかり。
救いは海に向かって急勾配を降りていく、
「横浜プリンスホテル」に行くためだけに作られた坂の険しさだけかな。