ある艤装員長の回顧録<その7>
物資困窮の中
艦載機は、
もともと伊四百型潜水艦による戦略爆撃の目的で開発された、
小型軽量の急降下爆撃が可能な潜水艦搭載用の水上攻撃機で
投棄可能な双フロート式の
「晴嵐」を
1機、配備することが
出来たのは
この艦の
新旧混在となった
兵装の中では
ひときわ目立った
存在である。
呉式二号三型改一射出機の
下には
艦載機「晴嵐」の
予備フロート置き場を
設置。
艦橋前には
九六式25mm4連装機銃x1基4門
その前方
甲板上には
単装銃x2門
中央には
九六式25mm3連装機銃x2基6門
を装備した。
艦橋後ろの
兵員の通行の
妨げとなりがちな
H型煙突は
艦橋の下に位置する
厨房から
艦橋下部の内部を
垂直に貫通して
高い位置から水平に
第一煙突まで
配管された。
第一煙突には
島風型2番艦ということで
2本の白線が
描かれていた。
後部マストに
旭日旗を掲げ
新旧入交った
対空・対艦・対潜
武装を装備し
島風型駆逐艦の2番艦として
竣工した
この艦は
それまでの
命名基準から
逸脱し
「暁風」
音読みで
「ギョウフウ」
と名付けられ
1番艦の島風の沈没から5か月後の
1945年(昭和20年)4月2日、
きしくも
第二水雷戦隊旗艦の軽巡洋艦矢矧で
第二艦隊の幕僚会議が開かれた日に
近く火ぶたが切られるであろう
沖縄戦に向けて
舞鶴港を出港して行ったのであったが
その航海途中で
「菊水一号作戦」への参戦指示を受け
南へ進路変更したのを最後に
その後の航行・戦闘の記録は無い・・・。
-「完」-
結局、張線とウエザリングが
間に合わず
完成は
年越しに
なりそうで
今年の完成は
1、タミヤ 初雪
2、タミヤ 鬼怒
3、フジミ 利根
4、ハセ ミラージュF1.c
5、ハセ ミグ27フロッガーD
6、タミヤ ブラバムBT50
7、バンダイジムライトアーマー
8、ハセ ベネトンB190
9、ハセ イントルーダー
10、ハセ コルセア
11、フジミ キングタイガー
12、アオシマ香取
13、RG ガンダムMKⅡ
14、ハセ ハインケルHe51A
15、アオシマ初春
16、ハセ 零戦52型乙
17、ハセ ハインケルHe51B(水上機)
の、17個目となりました。
艦艇が 5個
車が 2個
飛行機が7個
ガンダム2個
戦車 1個
という内訳になりました。
良いお年を・・・
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