ある艤装員長の回顧録<その3>
そんな折、遠くルオットで
アメリカ機動部隊の空襲を受け損傷した
5500トン級軽巡洋艦の五十鈴が
対空砲火の増強策の一環として
主砲をすべてを
40口径八九式12.7cm連装高角砲
に換装する為に日本に帰還していた。
八九式十二糎七高角砲に換装される前に
装備されていた
50口径一四年式14cm単装砲は
現状、直ぐには行き場が無い
という情報を得
早速、移動を申請し
単装砲を2門取り寄せる事が出来た。
ちと、旧式の兵装になるが
零式5型5連装魚雷発射管3基目の
代わりに、両舷に1門づつ
装備することに計画を変更した。
缶室吸気口は元の計画より
荒天時海水の吸入を防ぐために
お碗型に変更されている
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