アラフィフの私と年の差育児

受験生の娘と7歳の息子との育児や毎日の生活で感じたことを綴ります

浅かった私の考え

2008-12-13 00:17:55 | Weblog
季節のせいもあるのか、最近重いテーマで、考えさせられるテレビを見ることが多くあります。

この前は、ザ・ベストハウスで、心に残るラブレターというのを放送していました。

戦争前に、恋人同士になった2人がおり、大学卒業を間近に控えた男性が、
陸軍に自ら志願したというお話。

戦争が始まり、男性に出撃の命令が出るかもしれないという時、
彼女にプロポーズしたのでした。

テレビでの内容は、その男性が、死を覚悟して、女性に宛てたラブレターが
心温まるという、良いお話だったのだけれど、私は、全然違うところが
気になって仕方がなかったのでした

男性は、自分が死ぬかもしれないと思いながら、プロポーズをしたいうところが納得できなかったのです。

もし、自分がその女性の立場だったら、帰ってくるかも分からない人を
待ち続けるなんて、私にはできないと思ったのです。

そんな苦しい思いをするなら、結婚しない方がいい。


その時、夫が言ったのです。

「俺も男性の立場だったら、結婚したいって思ったと思うよ」

何でよ??

「私には無理だと思うよ。」

夫は寂しそうに、

「この気持ち、なこちゃんには分からない?」

この時、私には分かっていませんでした

さらに夫の言葉は続きます。

「だって、自分のことを待ってくれてるっていう人がいるっていう支えがないと、
絶対に帰って来たいとも思えないし、
何より死ぬ確率が高い戦地に、一人じゃ向かえないよ」


私は、頭をドスンと打ち抜かれた気持ちになりました

私って、やっぱり自分中心

相手への『思いやり』が本当に足りない。

自分の考えの浅はかさを知ると同時に、情けなくなりました。

夫の寂しそうな顔が、今も脳裏に残っています。

何で相手より先に自分なんだろう・・・自分勝手すぎる

私の愛情は、まだまだ浅いなぁ…と思った出来事でした