城郭探訪

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水口岡山城跡 調査報告書を販売

2016年12月21日 | 番外編

報知新聞■平成28年12月21日(水) 第17685号

=甲賀市史編さん室=

◇甲賀
 甲賀市史編さん室は、水口岡山城跡の調査成果をまとめた「水口岡山城跡総合調査報告書」=写真=の販売をはじめた。
 水口岡山城跡の総合調査は、詳細地形測量調査、遺構確認発掘調査、文献資料調査、絵図資料調査を総合的に行い、全容解明に迫ったもの。
 報告書は三百二十四ページで、価格は一冊三千円。郵送の場合は別途、送料がかかる。販売部数は三百部。問い合わせは甲賀市史編さん室(TEL0748―86―8026)へ。
 国の文化審議会は十一月、水口岡山城跡を国史跡に指定するよう答申した。同城は、豊臣秀吉が東国ににらみを利かせるため、天正十三年(一五八五年)、中村一氏に命じて築城したもの。
 古城山(二百八十三メートル)の山頂に天守、本丸、二の丸、三の丸、西の丸が並んでいたとされ、発掘調査で石垣や瓦などが確認されている。