城郭探訪

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連続講座「近江の城郭」 第5回 小堤城山(こづつみしろやま)城と東山道

2015年03月23日 | 戦国山城

つみしろやま)と東山道

小堤城山城は近江守護六角氏の家臣永原氏が築いた城です。標高286mの山頂部を中心に北側に複数の郭が配置されています。郭の間や先端部など堀切が随所に見られ、中でも石垣が多用されているところが大きな特徴です。また、山麓の北側を東山道が通り、さらに北へ進むと、永原氏の居館跡とされる上永原城跡があります。その北側を朝鮮人街道が通り街道を西へ進むと東山道と合流します。

 今回の講座では、小堤城山城跡と東山道・朝鮮人街道沿いの史跡を、文化財専門職員の案内で御覧いただきます。

日時 平成27年3月22日(日) 9:30~17:00

      JR琵琶湖線野洲駅南口集合・解散

講 義:銅鐸博物館(野洲市辻町57-1)

現地見学:小堤城山城跡(野洲市小堤)

行 程:JR野洲駅→(旧東山道)→銅鐸博物館(講義・昼食・見学※テーマ展「三上藩・藩士鷲見家の歴史」開催中)→(小堤城山城跡)→→上永原城跡→(旧朝鮮人街道)→祇王井川→JR野洲駅 全行程約15km ※山道あり

桜生(サクラバエ)城

桜生城出丸

 

講  義「六角氏と永原氏」    講 師 仲川靖 氏(滋賀県教育委員会文化財保護課)

小堤城山城遠望

国道8号線の南沿いの案内標。「HIRATA」 map:http://yahoo.jp/A0hIXf

標識沿いに車で入ると5~6台駐車可。

この案内図を西に!

現地探訪 野洲市教育委員会文化財保護課専門職員

小堤城山城(コツヅミシロヤマジョウ)に登城~

城道には、両側に小郭群が続く・・・

枡形虎口

 砕石の矢型が、枡形虎口

砕石せずに残された「矢穴」の残る城石

主郭下の石垣

主郭到着

佐々木の城「観音寺城・小堤城山城・三雲城」の特徴点

  ・主郭に庭園を備え

  ・山頂部に物見曲郭・狼煙台

  ・主郭を取り巻く様に、石垣を多用した曲郭「信長以前の城は土の城」

主郭に残る「石仏」

北の曲郭への堀切

主郭上の「瓦拭の曲郭」。瓦辺発見。

山頂曲郭へ矢型の残る矢型の残る、山頂曲郭の西虎口

直径4尺の狼煙穴が残っています(写真は撮れていません)

城山城石碑

山頂曲郭の南東したの石垣

重ね積の石垣 「笑い合端」毛抜き合端と同様。笑い積み(わらいづみ)大石の周りに比較的小さな石を積む積み方

下城~上永原城(下屋敷)へ

 小堤城山城遠望

集落の石橋にも、「矢型」が残っていた。

小堤城山城遠望

上永原城祉(現祇王小学校)

詳細:http://blog.goo.ne.jp/kkkk_015/e/85664136c469619ff0f23345b1e1eb87

校庭の城址碑「永原城」

下街道「江戸期~朝鮮人街道」

祇王井

主催 滋賀県教育委員会

協力 野洲市教育委員会・野洲市歴史民俗博物館(銅鐸博物館)

     現地探訪 野洲市教育委員会文化財保護課専門職員

 参加者96名

参考資料:滋賀県中世城郭分布調査・淡海の城・Wikipedia

        今日も訪問ありがとうございました。

 


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