市教委文化振興課の嶋田直人さんによる講演「布施淡路守と大森城」
八日市郷土文化研究会は、講演会と現地見学会「大森城跡を探る」を11月4日、午後1時半から玉緒コミュニティセンターで開催れた。
大森城は十六世紀後半、本家の布施氏から出た布施淡路守公雄・公保父子が布引丘陵に築いた城で、藤九郎公保は後に織田信長の馬廻り役に召し抱えられ、本能寺の変の殉死ている。(以後、布施籐九郎公保の名は、古文書出てこない。)
中島氏(左側)
近年、玉緒地区まちづくり協議会による城跡の整備が進み、土塁や井戸跡などが観察できるようになったことから、今回、市教委文化振興課の嶋田直人さんによる講演「布施淡路守と大森城」と現地案内(午後3時から約1時間)で、大森城や布施氏について理解を深める。
定員は先着30人。参加費500円(資料代、保険代込み)。同会の中島伸男さん(0748―23―2255)へ。
嶋田直人さんによる大森城祉見学会
お城のデータ
所在地:東近江市(旧八日市市)上大森町 map:http://yahoo.jp/y3BPvy
別 称:上大森城
現 状:山林
区 分:山城
築城期:室町期
築城者:布施淡路守
遺 構:土塁・堀切・堅堀・枡形虎口・物見櫓・井戸
標高:206m 比高差:35m
目標地:大森神社
駐車場:大森城の登り口に駐車
訪城日:2014.11.4
お城の概要
大森城へ登り口は大森神社の駐車場横の林道を数百m走ると、右手に山道があり、山道横に大森城址(本丸跡まで200m)の石碑が建っている。
山道を10分ほども登ると尾根に出るが、道は自然と堀切へ導かれる。いわゆる堀底道である。
この堀切から西へ数10mほどのところにも堀切があり、西の防御ラインとなっている。
尾根道を東へと歩くと幾つもの曲輪が確認できる。段高い主曲輪(本丸)へは土橋を経て登るルートと尾根筋から廻るルートがある。
主曲輪は北方に開いた形で周囲に土塁を巡らし、東と西の3ヶ所に虎口を設けている。北側虎口は切り出しの土橋を介し、3折れで主曲輪に至る構造となっている。また虎口を見下ろす位置には櫓台が配置さられており、実に巧みな縄張りである。
大森城の虎口がいつの時代に改修されたのか、また、大森城の南斜面には8条の竪堀が配されている
城域一帯は雑木が茂っているが、木々の間から北に大森町と八風街道、南に蒲生町を眺望することができる
お城の歴史
日本城郭大系によると、布施淡路守の子藤九郎公保が在城したと伝えられ、
「大洞弁天当国古城主名札」に上大森城主布施淡路守の子藤九郎公保としてその名がみえる。
大森城址へ
下山・・・点呼!3名不足!地元住民勝手に行動!
中島氏…挨拶・現地解散!
参考資料:滋賀県中世城郭分布調査、現地説明板
本日も訪問、ありがとうございました!!感謝!
参考に:管理人のblog
http://blog.goo.ne.jp/kkkk_015/e/57deeb8c1cb4be0dc8571c85b936804c
http://blog.goo.ne.jp/kkkk_015/e/b5ba3f5a9da94d3a17e692006804da4b
http://blog.goo.ne.jp/kkkk_015/e/809c936f3f7768f8765214d7f4262