川満慶 ギター 音楽教室

グッとくるロックンロールな作曲!

シンガーソングライターの生徒さんからの質問で以下のような質問を受けました。

「 ロックンロールな曲を作りたいのだが、
自分が作ると如何にも典型的なロックンロールな曲になってしまいます。
どうすればそこから離れて、もっとグッとくる曲を作ることができるのでしょうか?」

そこで思い出したのですが、当時4歳の生徒さんが弾きたいと言い出した、
エルビス・プレスリーの曲「(Let me be your) Teddy Bear」!

この曲、Aメロはロックンロールなのに、Bメロはちょっとポップスみたいになるんです。

コードは3つしか使ってないので、どうしてそうなるかサクッと解析してみたところ、

Aメロはコードの5度からのメロディーになっていて、
ロックンロールの典型的なメロディーの取り方になっている。
その後のメロディーもメジャーペンタトニックになっていて、これも典型的。

それに対して、Bメロはコードの3度からの音でメロディーを取っていて、メロディアスな
感じがポップス感を醸し出している。
それがポップスの通常のダイアトニックのコード進行に感じさせる。

多分そのようなことが理由で、Aメロが典型的なロックンロールに聞こえて、
Bメロがポップスに聞こえるのではないか、と。

そういう曲で他に思い当たる曲は、エリック・クラプトンのヒット曲で有名な
「Change the World」!

これも最初ブルースっぽく聞こえますが、サビはキャッチーなポップスっぽくなりますよね。

といい風に、これらの曲を解説しながら、作曲のヒントにしては如何でしょうか、
と提案してみたところ、

「すごく参考になりました。どうやって作ればいいか、見えてきました!」とのこと。

ちなみに、この「(Let me be your) Teddy Bear」は歌詞もいいんですよ、
と歌詞の中に出てくるテディベアと虎とライオンの扱いや例えについて説明すると、

「歌詞についても参考になり、作りたい形がグッと見えてきました!」

とのことでした。

生徒さんにとって、とても為になるようなレッスンになったようで何よりでした!



それにしても、4歳の子がリクエストしたエルビス・プレスリーの曲が、
大の大人達に影響を与えるなんて面白いですね!



ありがとうね、Aちゃん!

おじさん達の為になったよ~!!!♪( ´θ`)ノ
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