昨日は仕事の後、「ラクゴリラ」へ。
今回から太融寺に場所が変わった。
私は昔から、あまり太融寺には通っていなかったのだが
(10回も行ったことがあるかどうか)
久し振りに行くと随分変わっていた。
確か、建て直し後初めてではないかな。
2階の和室が綺麗に改装され、椅子席になっていた。
口上(生喬・こごろう・花丸・文三)
黒紋付・袴で並ぶ。
真面目なような少し崩れたような話。
4人が仲が良い、といった話など。
長唄(「長生」?)をしばらく弾いていた。
「鉄砲勇助」(そうば):△+
マクラであおばが物を知らない、といった話など。
ネタはまあまあ。
最初の「ハロー警報」は初めて聞いたが、
「嘘」とは少し違う気もする。
テンポがそこそこ良かったので聞けた。
個人的には、もう少し講釈風に畳み掛けていくリズムの方が好みではある。
「不精の代参」(文三):○-
無精者のニンが良かった。
それが良ければ、このネタはそこそこ聞けるのだと思う。
微妙に遅れた応答、口調の緩み方など、
よく考えて作られていると思う。
根本的には「人の良さ」「おっとりした気性」が必要なのだろう。
「手を出さない」ところが軸になっており、
そこがギャグ(あんたが手を出しているの見たことない、など)にも
つながっていた。
この設定が妙見さんに着いて隣の人にやってもらったり、
「あんた、手おまへんのか」と言われるところにつなげられていたと思う。
顎で笠の紐を止めている男は難しいなあ。
この男の方が「不精」なのだと思うのだが、
どうもそのようには感じられない。
発声・姿勢など、いろいろ難しそうだな。
「黄金の大黒」(こごろう):△+
「貧乏長屋」はマクラで振らずにネタに入る。
これはこれでありと思う。
ネタは、以前に「らくご道」で聞いた話からすると
雀三郎→梅團治、という流れなのだろう。
「猫を食う」話はここからなんだろうな。
「うん」と応対する男が雀松の「可愛らしさ」ではなく
比較的活発な作りになっていた。
あとは、ごく普通に。
人物分けなど、きっちり決めて演っていたと思う。
もう少し活発に出来るかな、と思うので、
そこは少し不足感あり。
「平の陰」(生喬):○-
マクラは「長屋特集」として取材に来た時の話。
ネタはきっちりとやっており、きっちりとウケていた。
若干濃く描いている感じもするが、
特にわざとらしくもないので、よくハマっていた。
次第に盛り上げていくのが難しいネタだと思う。
途中で「おっさん」が切れる描写を入れており、
確かにそこでウケは取れるのだが、
流れを切ってしまう
(盛り上げてきたところが、盛り上がり切らないうちに湧いてしまって
また低下してしまう)ことがあった。
ただ、そのウケがないと笑いにつながらないまま冷めてしまうかも知れないし、
難しいところではあるなあ。
「蔵丁稚」(花丸):△+
仁鶴が東京で「時うどん」ばかり演ったことで
東京で「引っ張りな」が流行った話から、ネタに入る。
定吉が手紙を届けた先で昼食を食べたか、みたいな話が入っていた。
「昼を食べておらず、腹が減っている」仕込にしているのだろうが、
会話の流れとしても、
先方でお昼を呼ばれなかった設定そのものにしても、
違和感がある。
別に入れなくてもいいだろう、と思う。
「一日と十五日は病気も休み」は、これはこれで良いだろう。
「この日は旦那、虫の居所が悪かったのか」みたいな地の文があるのだが、
こういう科白は説明的で好きになれない。
「虫の居所が悪い」設定を特に入れなくても、
最後の転換が不自然に見えたりすることもないと思う。
旦那が三番蔵の前で少し残っている台詞回しなのだが、
個人的には蔵に放り込んだらすぐに立ち去る方が好み。
早めに丁稚独りの状況に入る方が良いと思う。
芝居の真似は、まあ、悪くなかった。
抽選会
当たらず。
もう少しお互いの会話、客との絡みがあると、尚良かったと思う。
今回から太融寺に場所が変わった。
私は昔から、あまり太融寺には通っていなかったのだが
(10回も行ったことがあるかどうか)
久し振りに行くと随分変わっていた。
確か、建て直し後初めてではないかな。
2階の和室が綺麗に改装され、椅子席になっていた。
口上(生喬・こごろう・花丸・文三)
黒紋付・袴で並ぶ。
真面目なような少し崩れたような話。
4人が仲が良い、といった話など。
長唄(「長生」?)をしばらく弾いていた。
「鉄砲勇助」(そうば):△+
マクラであおばが物を知らない、といった話など。
ネタはまあまあ。
最初の「ハロー警報」は初めて聞いたが、
「嘘」とは少し違う気もする。
テンポがそこそこ良かったので聞けた。
個人的には、もう少し講釈風に畳み掛けていくリズムの方が好みではある。
「不精の代参」(文三):○-
無精者のニンが良かった。
それが良ければ、このネタはそこそこ聞けるのだと思う。
微妙に遅れた応答、口調の緩み方など、
よく考えて作られていると思う。
根本的には「人の良さ」「おっとりした気性」が必要なのだろう。
「手を出さない」ところが軸になっており、
そこがギャグ(あんたが手を出しているの見たことない、など)にも
つながっていた。
この設定が妙見さんに着いて隣の人にやってもらったり、
「あんた、手おまへんのか」と言われるところにつなげられていたと思う。
顎で笠の紐を止めている男は難しいなあ。
この男の方が「不精」なのだと思うのだが、
どうもそのようには感じられない。
発声・姿勢など、いろいろ難しそうだな。
「黄金の大黒」(こごろう):△+
「貧乏長屋」はマクラで振らずにネタに入る。
これはこれでありと思う。
ネタは、以前に「らくご道」で聞いた話からすると
雀三郎→梅團治、という流れなのだろう。
「猫を食う」話はここからなんだろうな。
「うん」と応対する男が雀松の「可愛らしさ」ではなく
比較的活発な作りになっていた。
あとは、ごく普通に。
人物分けなど、きっちり決めて演っていたと思う。
もう少し活発に出来るかな、と思うので、
そこは少し不足感あり。
「平の陰」(生喬):○-
マクラは「長屋特集」として取材に来た時の話。
ネタはきっちりとやっており、きっちりとウケていた。
若干濃く描いている感じもするが、
特にわざとらしくもないので、よくハマっていた。
次第に盛り上げていくのが難しいネタだと思う。
途中で「おっさん」が切れる描写を入れており、
確かにそこでウケは取れるのだが、
流れを切ってしまう
(盛り上げてきたところが、盛り上がり切らないうちに湧いてしまって
また低下してしまう)ことがあった。
ただ、そのウケがないと笑いにつながらないまま冷めてしまうかも知れないし、
難しいところではあるなあ。
「蔵丁稚」(花丸):△+
仁鶴が東京で「時うどん」ばかり演ったことで
東京で「引っ張りな」が流行った話から、ネタに入る。
定吉が手紙を届けた先で昼食を食べたか、みたいな話が入っていた。
「昼を食べておらず、腹が減っている」仕込にしているのだろうが、
会話の流れとしても、
先方でお昼を呼ばれなかった設定そのものにしても、
違和感がある。
別に入れなくてもいいだろう、と思う。
「一日と十五日は病気も休み」は、これはこれで良いだろう。
「この日は旦那、虫の居所が悪かったのか」みたいな地の文があるのだが、
こういう科白は説明的で好きになれない。
「虫の居所が悪い」設定を特に入れなくても、
最後の転換が不自然に見えたりすることもないと思う。
旦那が三番蔵の前で少し残っている台詞回しなのだが、
個人的には蔵に放り込んだらすぐに立ち去る方が好み。
早めに丁稚独りの状況に入る方が良いと思う。
芝居の真似は、まあ、悪くなかった。
抽選会
当たらず。
もう少しお互いの会話、客との絡みがあると、尚良かったと思う。