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日本の後進性が晒された事件

2020年01月05日 14時02分02秒 | 法・裁判
【声明全文】ゴーン被告「私はレバノンにいる」渡航禁止も出国 _ NHKニュース

「私はいまレバノンにいます。
 もはや私は有罪が前提とされ、差別がまん延し、基本的な人権が無視されている不正な日本の司法制度の人質ではなくなります。
 日本の司法制度は、国際法や条約のもとで守らなくてはいけない法的な義務を目に余るほど無視しています。
 私は正義から逃げたわけではありません。
 不公正と政治的迫害から逃れたのです。
 いま私はようやくメディアと自由にコミュニケーションできるようになりました。
 来週から始めるのを楽しみにしています。」

実際のところ、「国際法や条約のもとで守らなくてはいけない」もののみならず、
憲法で規定されたルールすら守られているのか、疑問。

日本国憲法

第三十六条
 公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる。

第三十八条
 何人も、自己に不利益な供述を強要されない。
第2項
 強制、拷問若しくは脅迫による自白又は不当に長く抑留若しくは拘禁された後の自白は、これを証拠とすることができない。
第3項
 何人も、自己に不利益な唯一の証拠が本人の自白である場合には、有罪とされ、又は刑罰を科せられない。

など。

昨今の判決や裁判官の任免を見ても、だが、
「三権分立」と言い乍ら「司法」が「行政」に従属しているのが
最大の問題点ではないだろうか。

金と外国籍のあるゴーンは逃亡できたが、
逃亡できずに留置され、自白を強要され、
その自白を元に刑を執行されるケースは未だに途絶えない。
この日本の「後進性」が如実に露呈した事件、と言えるだろう。
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