ザリガニは普通は水中に生息しますよね。ところが沼から離れた地面にいたのです。
場所は大潟村(秋田県)の野鳥観測ステーション。大潟村は珍しい鳥が飛来する場所としても知られていますが、私が行った時は沼の水面は一面の水草とアシに覆われていた。
水に浮かぶ水鳥を見ることはできなかったのである。ところが沼に向かう小道の所々に変な物が落ちている。それはザリガニの死骸であった。鳥がザリガニを捕らえて岸辺の小道に落としていったのかと思っていた。それらを踏みつけないよう気を付けながらの戻り道、今度は小道に動くものを発見。それはノソノソと動き回るザリガニであったのだ。ザリガニが水から這い出て、地上を何のために移動しているのかはわからない。
餌を求めてなのか、あるいは繁殖行動の為なのか。
水辺から小道までの距離は2〜30メートルぐらいはあると思われるのだが、その距離をノソノソと移動してきたのかな、そして死骸は彼らの仲間の死骸だったのだ。移動の目的を果たして息絶えたのか、あるいはその途中で死んだのかはわからない。
いずれにしても生物の行動は人間には分からない事があるのだ。
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