最近、自動車に関しては、高齢者の運転について事故の話題が多いように思う。
旧メディアのテレビ・新聞はもとよりネットの情報でも、ローカルニュースまでも中心的な話題になっている。
かの言う私も、高齢者の仲間だと思うのだが、ここ週末は、天気だ良ければ車で少し遠出をすることにしている。そこで、気になったのがトンネル走行である。
先日も、札樽自動車道に接続する後志(しりべし)自動車道の(余市IC~小樽JCT)が開通しているので走行してみることにした。
この道路は、トンネル走行が非常に多いのが特徴で、トンネル内は最近のものに見られる明るいタイプで走行も楽である。その中で、追い越し車線からスーッと抜いていく車が無灯火で驚いた。
そう言えば、自動車専用道路以外の一般国道のトンネルでも頻繁に対向車の無灯火で走る車が多いことに気づく。もう何十年も前の免許なので法規制が改正されることがあるので、何とも言えないところですが、確か教習所では「トンネル内は点灯」と習ったような記憶があります。
先ほども書きましたが、最近できたトンネルは確かに明るく走りやすくなっているので、点灯が必要ないレベルのものや比較的短いトンネルで点けたらすぐ消すという場合もあります。
ドライバーの視点として「いちいちめんどくさい」というのもあるかもしれません。
いろいろと道交法を調べていくうちに、夜間以外にライトを点灯しなければならない規定がありました。
道路交通法施行令 の第18条に規定があります。
※この中で、トンネルにかかわる部分は下記に抜き出した条文になります。
(高速自動車国道及び自動車専用道路においては前方二百メートル、その他の道路においては前方五十メートルまで明りように見える程度に照明が行われているトンネルを通行する場合を除く。)
と言うことで、運転者の判断により『前方50mまで明瞭に見える程度に照明が行われているトンネルを走行する場合』は、点灯しなくてよい。
と言うことは、新設された時明るく感じて見通しの良いトンネルでも、経年の汚れなどで暗く感じ50mの視界が保てないような時は、点灯すべきとも判断できます。
たとえば、昼間の天気の良い日などでトンネルに入ると、急に暗くなったように感じて、眼が見えにくい状態「暗順応」に関してはどうなんでしょうか?
JAFの資料によると視力が回復するまでの時間が若年層(20~30歳)は8秒と短く、高齢者(70~80歳)は24秒もかかるようです。そこで、この一瞬の短いといえ暗順応の時間に「前方50mまで明瞭に見える程度に照明」というトンネルになるかと思ってしまいます。
よっぽど全長のないトンネルで出口がすぐなら無灯火でも安全でしょうが、通常のトンネル内で対向車線から前・後に挟まれた車で、前・後の車が点灯しているにもかかわらず、真ん中の車が無灯火のときなど車が見えない場合だってあります。
また、対向車で先頭を走行しているにもかかわらず、無灯火の車に出会います。対向車の運転者からは見えているかもしれませんが、すべてのドライバーが同じように見えているとは限りません。
私が免許を取得したとき、トンネルがそんなに明るく無かったこともありますが、教習所の教え(記憶)の「トンネルは点灯」とするのが安全だと思っています。
ヘッドライトの黄ばみやくすみが気になりだしたら専用のクリーナーがオススメです。仕上げのコーティング剤も付いているので安心です。
黄ばみをとるだけで明るさが変わります。