年末年始のUターンで、吹雪となった。
空港でも多くの人が足止めとなりましたが・・・。
「2夜連続で空港とは」 新千歳足止め 募る疲労」
北海道新聞 1月7日より
今200万人になろうとする都市、札幌市。
このような大雪が降ると除雪の作業が間に合わない状況になります。
大きな道路も道幅が狭くなり通りは雪の壁になります。
車の交差もままならない道路幅が出現するのはしばしばです。
ここら辺は、車のゆずり合いで何とかなっているのですが、雪道を使うのは何も車だけでなく歩行者も同じように使います。
どうしても、優先的に確保されるのは、車道の除雪です。
朝の通勤通学時間をみると、歩道に積もった雪がそのままで踏み跡だけが残っていることも多いです。そのような場合は、足場が悪くても注意して歩くしかないです。大きな通りではロードヒーティングはありますが、大半の道路はなかなか除雪も確保されないのが現状です。
ちょっと時間をずらして、車も人も交通量が減ってきたときに、よく目にする光景があります。
杖をついて歩く人達です。
今回はこの現象にスポットをあてて見たいと思います。
決まって、このような杖を使う人や足が悪い人達に共通の歩き方があります。
それは、危険な「車道」を歩くことです。
知っていますか。雪道で安定した歩き方は、どちらかというとなるべく浮かさないで、足全体で着地するような歩きの方が、スリップなどしにくくて安全。(もちろんスノー底)
これを、極端にすると足の悪い人や杖をつく人に見られるすり足になります。
その足裁きをしようとすると、どうしてもよりフラットな道路です。
不安定なでこぼこした歩道に比べて、ようやっと歩ける場所が車道になっているのです。
今までは、何とか車道を歩いても事故もないと言うことができます。(実際はどうかわかりません)
しかし、急速に進む高齢化の前にこの現状を放置するのはどうなのだろうか。
来月2月には雪の祭典である「さっぽろ雪まつり」が始まります。
これに合わせて、大規模な除雪が行われるのですが、その開催後も大きな雪の日を例年体験します。
歩道が一番安全な雪道であることは間違いがないのですが、このような時、車道のフラットな雪面が、人にとって一番歩きやすい道路であることも確かなのです。
未来の都市構想が必要な時期に来ていると思います。
杖を冬用にする器具が販売されています。