3月14日東京に早くも桜開花宣言が出されました。通常、日本の桜は温暖な気候の南の地方から咲き始めて、東京を含む関東地方、北にある東北地方、北海道の順番で咲きます。一般的には桜は咲き始めてから10日から2週間ほどで散ってしまうので、開花シーズンや満開の桜を楽しむために、春になると日本ではみな、桜の開花予想をチェックしています。過去映像で短歌を詠んでみました。
大阪「毛馬桜之宮公園」
「大川の舞い散る桜水面には 桃色染める優雅なお花見」
毛馬桜之宮公園では大川から吹く涼やかな風を感じながら桜の舞い散る様子を堪能できます。約4,800本の桜並木で川辺がピンク色に染まり、美しい桜のアーチをくぐりながらゆっくり散策するのにもぴったり。公園内ではレジャーシートを敷いてピクニックもできるので、宴会やお花見を楽しむ人々で賑わいます。大川を巡るクルーズ船で優雅なお花見観光も大人気。大阪城や造幣局、毛馬桜之宮公演などに咲き乱れる桜を船上から見ることができます。川に映り込む桜の花びらはまるで水面を桃色に染めたかのようで、クルーズならではの贅沢なひとときを過ごせます。
名古屋「御用水跡街園」
「川岸の鮮烈緑桜との コントラストが圧巻の名所」
庄内川の水を名古屋城のお堀に引水するために作られた「御用水跡（ごようすいあと）」。
そのうち北区の上飯田の西から黒川の東のあたりまでの区間が桜並木のトンネルが美しい名所となっています。川の水面に向かって頭を垂れるように咲くシダレ桜の並木は密度が高く、その美しさは山崎川にも引けを取りません。川岸に生える草の鮮烈な緑と桜の淡いピンクのコントラストも非常に美しい。「瑠璃光橋」付近の大きく弾け飛ぶように咲く桜の姿はまさしく圧巻。他にも「辻栄橋」付近で行われる『友禅流し』や、開花時期に合わせて行われる夜のライトアップなど、見どころが多いスポットです。
東京「六義園」
「庭園でひときわ目をひくしだれ桜 夜間に浮かび見ごたえ抜群」
国の特別名勝に指定され、落ち着いた雰囲気が感じられる庭園でひときわ目を引くのが、高さ約15メートル、幅約20メートルのしだれ桜です。まるで流れ落ちる滝のような優美な姿が堪能できます。六義園のしだれ桜は夜景スポットとしても人気があります。夜闇に浮かび上がる桜は見ごたえ抜群です。入園は9:00～17:00（入園は～16:30）まで。ライトアップ期間は21:00（入園は～20:30）まで延長されます。江戸時代を代表する大名庭園とともに桜を楽しみましょう。
仙台「榴岡（つつじがおか）公園」
「鎮魂の祈りを込めた桜祭り 一重咲きの仙台枝垂も」
街の中心部にありながら、広々とした敷地に芝生広場や噴水、野外音楽堂、歴史民俗資料館などを有し、普段は街の喧騒を感じさせない空間が広がっています。桜のシーズンには桜まつりが開催されるので、花見客で賑わいます。毎年4月1日～GW期間中に開催される桜まつりでは、週末にはジャズやロック、民謡など多彩なジャンルのお花見ライブや、大道芸人によるステージイベントを楽しめます。4月中旬にはにぎやかな「仙台すずめ踊り」を見られる日もあります。
北海道「二十間道路並木」
「一本道に桜並木は圧巻で 御料牧場しのぶ龍雲閣も」
二十間道路は、かつてこの地にあった宮内省の御料牧場を皇族が視察する際に通行するために作られたもので1903年に開通しました。その後、1916年から3年間をかけて近隣の山々からエゾヤマザクラなどを移植して、現在の桜並木が形作られました。毎年、桜の見ごろの時期に「しずない桜まつり」が開催され、さまざまなイベントが行われるほか、期間中限定で御料牧場時代の貴賓舎「龍雲閣」が公開されます。
参照
https://matcha-jp.com/jp/1663
