光舜堂が通販は無理なワケ

先日あるお客様が、素敵な二胡ケースを持ってご来店しました。

二胡が２把入る、セミハードのケース、
「やっぱ、出張の時に２把用が必要だよね」と、店主とワタクシ、
ニーズに合った理想的なケースを探して常々アンテナを張っていたので、
その方が背負って入って来るなり、我々の視線はクギ付け。
「それっ、良いですね！！どこで買われたんですか？」

「二胡姫さんですよ」



かくして、その日の夜には二胡姫さんのＷｅｂショップをチェック。
即注文となりました。

それからの二胡姫さんの対応の速いこと、丁寧なこと！
うーーーん、なんて細やかなきちんとした配慮、
やっぱり“姫”だからでしょうか。

そうして届いた、きれいな梱包の荷物。
丁寧な直筆カードと、関連グッズ等のフライヤー、御礼って小袋、、、わぁ、お菓子！
『黒糖飴』や『ちんすこう』まで入ってる！！


これですよね、通販って。

他の二胡系の通販を利用したことが無いので、
細やかさにおいて、二胡姫さんが群を抜いているのか（←おそらくそうでないかと。。。）
はたまた、二胡系ショップの通販とは全般にそういうものなのか判りません。
ですが、ワタクシ、通販でのお買い物は大好きですから普段からよく利用しますし、
それらが丁寧できちんとした対応であるのがスタンダードであるべきなのは重々承知です。

ただ、ひとつだけ明らかなのは、

光舜堂には、無理。


以前、店主が、一部の商品について、光舜堂でも通販をやることに前向きだった時期がありました。
ですが、通販も手掛けていた職場に籍を置いていた経験があったワタクシは、
光舜堂には、通販はキャパ的に絶対に無理だからと断固として反対を唱え、
そのしつこいまでに徹底した反対の態度に、逆に店主が怒りだす事態になったことがあります。

その後、フェードアウトしていた通販の企画ですが、
最近ワタクシが様々な通販を利用して備品やその他諸々を頻繁に注文しているので、
それらの荷物が次々届くのを目の当たりにした店主、思うところが一杯あった模様。
そして、
決定打としての、二胡姫さんのスペシャルな細やかさ。


「ね、見て？　通販とは、こういうものですよ？」
「うん。。。」

「ね？　ウチには絶対に無理だって、解ったでしょう？」
「解った。。。」

かつて烈火のごとくワタクシを叱った店主とは別人のよう。
シュンと肩を落として木工所へ去って行きました。