二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

木場のお買い物阻止録

2011-11-05 09:00:00 | ☆店主の鞄持日記 ほぉ舜堂
またまた木場へお供です。

今回は危険でした~!

なにしろ、弦楽器フェアを見た後で回ったので、
殿には木場の全てが安く感じて、気が大きくなっていたからです。

日曜日まで北の丸公園の科学技術館で開催している『弦楽器フェア2011』。
そこに出店しているヴァイオリンの材料屋さんの価格が、
木場で落札権を持っている殿にとっては高すぎて、驚きの連続だったのです。

ブースを回るごとに材料を物色し、
値段を尋ねては無邪気に

「高っ!!」
「しっっ!声が大きいです、殿!!」

ワタクシは、周りの反応が心配でヒヤヒヤ。。。
いちいち殿をたしなめます。
が、本人としては、本当に高くてビックリしているだけなのですが。。。

「そりゃ木場に比べたら高いですけどね、、、も少し静かにしててくださいよ。。。」

そんな、感覚で木場に行ったらどうなるか。。。
本日の目的は製材依頼だけですから、断固、お買い物は阻止せねば!


さて、いつものお馴染み材木店へ伺うと、
光舜堂で見本サンプルとして使う、紫檀系の木端を欲しいとお願い。
会長さん、若社長さんとお揃いで、ちょうど良さそうな端材を選んでくれました。
タダでもらえちゃうところがスゴイ。。。

さて、その後、依頼品の製材中に待っていると、
親しい従業員の、とっても寡黙な初老の職人さんが工場の隅でおいでおいでをしています。
殿と行ってみると、彼が既に作っておいてくれたサンプルが山積みに。

「いつも楽器じゃない方で使ってる樹種のサンプルだから持ってきな」
「うわー、すごい♪」

殿は大喜びです。
この職人さん、最初の頃はホントに寡黙でちっとも喋ってくれなかったのですが、
最近打ち解けて、とっても親切です。
殿も、彼の職人としての腕をとっても尊敬しているので、心が通じたのでしょう。
その彼が用意していてくれたのが、より嬉しかったみたいです。

「ほぉさん、この写真ブログに載せようよ♪」

ご機嫌な殿は、お買い物から意識が逸れています。
よし、このまま帰るチャンス!

「そうですねー♪いっぱいもらったから載せましょーねー♪」
 
猫なで声で、長居は無用と、さっさと先に車に乗り込みました。

(セーフ。。。)






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3 Comments

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木場のお伴 (すう)
2011-11-05 22:47:33
私もさ同行したいです。
とうとう電動かんなまで購入してしまいました。
「木工大辞典」、「木工技法バイブル」まで購入して読み漁っているこのごろです。
木場行って、築地の河岸でもいきたいですね~
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すうさんへ (ほぉ)
2011-11-06 18:06:11
電動カンナですか!マイスターへの道を着々と進んでいらっしゃる!!

砥ぎ物の修行に108城へ来ませんか?
一流の研ぎが出来る職人は、仕上がった刃が砥石の上でピタッと自立して立つんだそうですが、
大殿様の歴代の弟子で、そこまで出来た人はいません。
返信する
行ってみたいです~ (すう)
2011-11-06 21:27:15
木工も肝心なところは、今日のお話しでは西野さんにお願いするしかないようです。マイスターへの道はまだまだ遠い遠い先のようです。

砥石の上で刃物が立つ、というのは以前にテレビで見た覚えがあります。砥石もピンキリで、テレビで見た、その石は確か数百万円と記憶しています。高価過ぎて覚えていたのですが...
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