６月１２日(日）女子会！！１０：４５～１８：００

二胡を愛する皆様こんばんは、鞄持ち ほぉです。
今週の光舜堂のお客様は、めずらしいことに女性ばかりでした。

店に男性は２人だけ　―――　駒作りさん　と　二胡作りさん(笑）

しかも、唯一の来店者 駒作りさんは、
この日はチーム・旧店番ズの３人で近々ライブ(←この告知は後日！）をするので、その練習前に、
Ｔｏｍｏｍｉさんとぷーろんさんとの待ち合わせ集合で昼近くにちょっと顔を出したくらいでしたから、
その後の女の園を知りません。
女性ばかり１１人が次々に来店する、華やかな二胡屋。。。
初の出来事です。
二年目の光舜堂は、、、まだまだ新しい顔をお見せ出来そうですね。



さて、この日の一番乗りは、ご来店予告があったＭさん。
今回は新たに、お友達のＳさんを一緒にお連れ下さいました。
お二人とも、それぞれ我が胡の糸巻き軸が不調で、入院決定。
Ｓさんは弦も交換することになったのですが、

「どれがいいのかしら」　と、店内の2種類の弦で迷うＳさんに、
「なかなか替える機会がないから、どうせなら上等の方がいいわよ」　とＭさん。

ですが、店主の診断では、Ｓさんのお持ちの二胡には普通タイプの方が合っている、ということで、
そちらをお求めいただきました。

「まぁぁぁ、私、高い物の方がより良い物なのかと思ってました！」
「私も、私も！」

お二人、”目から鱗”だったようです。
「いやいや、値段が高ければ良い、ってものではないんですよ、楽器との相性がありますから」　と、店主。
この辺は、弦の取替が慣れていない方には判断がしづらいところかもしれませんね。

入院手続後は、お二人には新作の二胡などをお試しいただきました。
Ｍさんは次週にカユ手レッスンをご予約。
最近、「グループレッスンでは、なかなか、”習う側が望む指導”は受けにくい」と、
いろいろな方がおっしゃるのを、よく耳にするようになってきました。
生徒さんも大変ですが、先生は先生でジレンマもお有りでしょう。。。
双方、大変なようですね。。。

ＭさんとＳさんが帰られると、すぐにＳaさんがご来店。
Ｓaさんは、初来店時以来、西野製の二胡に魅せられて、
「次の１把は是非光舜堂の二胡が欲しい！」と思って下さるようになりました。
でも、シャム柿も気になるし、店主はどんどん新樹種の新作を持ち込むし、、、と、
なかなか”お気に入りの１把”の決定打が見つけられないご様子。
「毎週でも、お店のを弾きにいらっしゃい、タダなんだから。
楽器は”出会い”も”相性”もあるから、焦らない方が良いし。
ゆっくり、いろいろ弾いてるうちに良いのが見つかりますよ」
店主は度々そうお伝えしてきましたが、、、


出会えました！！


しかし、


それは既にご予約済。。。


「嗚呼ぁ。。。」


『ほぉ舜堂』ブログでも取り上げた、仮称『ほぉ舜二胡』！！
この二胡の横恋慕されることの多い事ったら！！
惚れた二胡に先約が有るので、とオーダーメイドした物が更に別の方に惚れられて、、、
と、これで３件目です。
（この日、この罪作りな二胡は、他にも２人の女性から惚れられました！）

「やっと出会えた素敵な人には彼女がいた、、、って心境です」　と、本気で嘆くＳaさん。
そのたとえ、笑ってしまいました。（ゴメンナサイ）

「だから、”出会い”なんだよね。　でも、形だけなら同じのは作れるよ」　と店主。
「木目は１把１把違うし、厳密な音色はそれぞれ多少違うけど、
その形は音色の為の形状だから同タイプだよ」
その言葉にＳaさん、お心が決まったようです。


さて、Ｓaさんが帰られると、
待ち合わせの旧店番ズが集合です。
丁度、前々日ぷーろんさんのお誕生日だったので、
ずえだーさんがＨａｐｐｙ Ｂｉｒｔｈｄａｙの曲を奏でて皆で祝福しました♪


その後、３人がライブの練習に行ってしまうと、店主は昼食に出掛け、
店内にはワタクシとずえだーさんの二人だけに。
これは、よくあるパターンです。
店主が戻っても店内はスタッフのみ。ここら辺まではいつもなカンジ。
でも、みんな薄々感じています。。。

「ねぇ、今日、女子ばっかりだよね。。。？」


と、そこへ、
２度目の来店のＣさんが、我が胡の調整と秘密結社の入会の為にいらっしゃいました。
またまた女性です。
さて、秘密結社 光舜洞の会員の方は、通常￥１０００円かかる調整費が無料です。
Ｃさんはさっそく適用で、喜んでました。

その後、２人組の女性のご来店。
ワタクシ達と同じ地元からいらしたＦさんは、よくブログを読んでいて下さるとのことで、
「１度来てみたかった」と、同門のＳさんと、初めてはるばる（笑）お越しいただきました。
お二人とも我が胡を連れずにいらしたので、さっそく店内の二胡をご紹介。

この日は、また新作の試作も作って来てありました。
桑の胴にシャム柿の棹のミックス、通称『桑シャム』。
実は、これ、違う樹種の混合二胡で、しかも前日組み立てたばかり、ということもあり、
音色にまだ２種類の木がしっくり溶け合っていないようなバラつき感が有り、課題が残るところでした。
ところが、Ｆさんが弾くとなんともイイ感じの柔らかい音色になり、
桑とシャムの”良いとこ取り”という店主の思惑通りの音色が出てきました。
Ｆさんのおかげで、この試作品を更にどの様に手を加えれば良いかが見えましたので、
さっそく帰ったら工房で手直すべき箇所を変更します。
これで、誰が弾いてもバラつきが出ないようになりそうです。

お二人とも光舜堂の二胡を気に入って下さって、
ご滞在の間中、本当にずっとずっと弾いていらっしゃいました。
「今度来る時は是非調整に我が胡を連れてらっしゃい」との店主の言葉に、
「はい、調整で自分の二胡を良くして大切にしばらく弾いて、でもいつかここの二胡が欲しいです」
そう言って下さって嬉しかったです。


さてその後、Ｔさんご来店。（今回も差入れありがとうございました！）
先日連れ帰ったシャム柿の棹がよく鳴るので、
棹の鳴りに慣れていないＴさん仕様で千斤を調節しました。

巷によく有る、グルグル巻き過ぎの千斤がどれほど棹の鳴りを無駄に消してしまっていることか、
でもその応用で、逆に、千斤で音を少し止めるようにすれば、棹の鳴り具合も調節出来るのだ、
との店主の説明に、Ｔさん感心しきりでした。


その後、常連の秘密結社会員Ａさんがご来店。
店内の様子がいつもと違うことにびっくり。

「あれ、Ｊｉｍｍｙ兄さん居ないんですね。しかも、女子ばっかり！」
「今日はなぜか女子会なんですよ～♪」
「女子会、女子会～♪」

店内の女性達も笑います。
（”女子会”ってコトバ、巷で流行ってることを店主はわかってませんから、この時店主、「？？？」だったんですよ）
そのすぐ後に来た、秘密結社会員で二胡奏者の丸小野智子さんも、

「あら～今日は女子会！」
「そう、女子会～♪」
「女子会、女子会～♪」

女性のおしゃべりと優しい音色で賑やかな店内、
本当に今までには無かった雰囲気です。
更に、
ワタクシと店主がノートパソコンを真剣に覗き込んで仕事の打ち合わせをしている最中、
画面から、ふと目を上げると、

「な、なに？！なにしてんの？？！！」

店主びっくり！！
丸小野さん、Ａさん、ずえだーさんの三人が並んで腰を振って踊ってます。。。

「丸小野さんにウズベキスタンのダンスを教えてもらってるんですよー♪」
「オイオイ、私が男だってこと忘れてるなー」

いやいや女子会＠光舜堂ならではの光景です。
一日終わってみれば、秘密結社に２人女子会員も増え、
賑やかに楽しかったですね！！

この日は、モテモテ『ほぉ舜二胡』(仮）１把目のお迎えが来て、
モテ胡その１、は新しい家へ旅立ちました。
今後、ご主人様との外出先で横恋慕騒動が起きたりして？？？
また作って店内にも置いておくようにしますから、
気になる方は弾きに来て下さいね。


では、また来週♪

※　踊る(笑)二胡奏者 丸小野智子さんのライブチケット、好評発売中です～♪