これは計画?なのかどうか。
実は年末に幾つか問題がありました。また私の失敗もあり、お客にご迷惑をかけてしまったのです。
ほぉさんならこれをネタに面白可笑しく書けるでしょうが、まあ、具体的なことよりそのお陰で、ある方と知り合う事が出来たのです。
光舜堂のHPには日本各地から様々なお問合せが寄せられます。
中には九州や北海道の方からも。
是非工房に来られたい、ご自身の二胡が様々不具合があって、あるいは古い楽器を購入したが、あるいは譲られたのだけれど、等々。
なかにはあたまがとれて、台がぐらぐらしていて、またあるいは胴に罅が、などなど
比較的直すのが簡単なものもあります。
お客様は多分楽器を贈るというのは初めての方が多いでしょう。
そこで、梱包の仕方や送る会社など説明したりしています。
しかし運送というのは一人が受け取ってそのまま送って届けるわけではありません。
受け取る人と届ける人とは違います。
ましてやその間各地の集積場へ一回集まり届け先の近くの集積所に再度集まります。それを、各地の都市、そしてそれぞれの営業所。そしてそれぞれの町の集積所と受け取ってから最低でも5人の人が受け渡します。
多分遠いいところでは、飛行機にものせ、あるいは沖縄などは天候によっては船にものせたりもします。
折角な押したものが再度。またついていたものが取れてしまったり、その場では何ともなくてもしばらくしてまた取れたなどという事もあります。
明らかにこちらkら送った段ボールの箱がつぶれていたりした場合には、その場で指摘もできるでよすが、必ずしもすぐ開けられるとは限りませんね。
まあ、運送によるリスクというのは全く0ではありません。
は壊れた花窓を送ってもらい、修理して、設置は先生に、お手数かけてしまったすみません。
こんなこともありました。これはすぐに送ってもらい無料で直しています。保険もありますが、事務能力のない私にはかなり大変。
光舜堂に届いた時にはすぐに開けて確認し、何かあればお客様にもお知らせし程度によっては黙って直してしまうこともあります。
しかしこれがお客様に返送されたときには、開けてみたら!!
などということもなかったわけではないのです。
そこでいつも送った後はお客様からの御連絡をひやひやしながら待っています。
まあそんなことがありまして、これはリスクを少しでも減らすには。と考えました。
そこで、年末に九州の福岡の高崎さんと連絡を取りまして、今後は九州近辺のお客様から二胡修理の依頼があった時には、いったんは高崎さんを紹介することにしました。
高崎さんは駒も作り、弓の張替えなどもやっているようです。
普通の修理なら問題なくできるとのこと。
また以前から北海道の方には単なる修理の場合ギターを製作している鹿川君を紹介しています。千歳に近いところですから札幌からも小一時間だそうです。
また北関東では、以前からお付き合いのある荒畑さん。彼は二胡も作っていますし、木工の機械も十分に持っています。
修理はこの方々で十分にやれると思います。
それと各地の三味線の工房の方、この方たちは紫檀黒檀になれています。ただ単純に木部の修理でしょう。
ただ、二胡の調整というのはそれぞれの好みや技術もありますので、御当人とよく相談してください。
それでも、光舜堂が良いという方は、光舜堂に送ってください。(皮の張り替えは光舜堂に是非)
最近は運送費も高くなり、(東京から九州は3030円です)又遠方になればなるほど多くの人の手が掛かって100%安全とは言えないですが、宅急便でも30万以下は保険が効きます・
あとは相性の良い工房を皆さんが見つけられることが一番だと思います。
楽器の修理や調整というのは工房との相性なのです。その点ヴァイオリンなどは日本中に5,60人いるようです。
もしかしたら他にも二胡修理をするという方はいるかもしれませんが、今回紹介した方は比較的安心して頼めると思います。
楽器の修理は作れない人には基本的にはできにくいのです。
そんな計画?を立ててみました。
工房光舜堂西野和宏&ほぉ・ネオ