これまで拙ブログには登場することのなかったエスカルゴやラシーンのモデルが登場したついでに当時のカタログを並べてみました。ラシーンのカタログは後期型。前期型のドラえもんの起用は広告代理店の提案のようで、開発者の意図との大きなズレを感じます。
日産のパイクカーの本流はあくまでもBe-1、PAO、FIGAROで、この3台の影響をうけて誕生したのがエスカルゴとラシーン。一応パイクカーのジャンルに入っていますが、開発コンセプトと販促戦略がずれていて一貫性や新規性があまり感じられません。昨今の各社の軽ハイトワゴンのように、コンセプトが希薄なため、どれも単なる面白グルマとして宣伝されているのによく似ています。
Be-1とPAOは中長期の生産計画に入っていなかったので、カタログ制作の予算はゼロ。予算がないのを知恵でカバーしたため、逆に思い切ったカタログができました。FIGAROはパイクカーの事業が軌道に乗ることが分かったため通常のカタログ制作ができています。エスカルゴとラシーンも製造方法や販売戦略が限りなく量産車に近いため、カタログも通常サイズ。
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