コミカライズ&ドラマCD化で徐々にメディアミックスの広がりを見せる「神様のいない日曜日」シリーズの最新刊!
”育児放棄”をして姿を消した墓守・傷持ち(スカー)を探して再び旅に出るアイご一行。
最初の挿絵、ターニャとアイが一緒に寝てる姿は良かったですなぁ~~女子の寝顔は萌える(*´Д`*)(←変態
ぃゃ、実際ターニャは気に入ってるので、最初だけでも出てきてくれて嬉しかったです。もう出番ないかもだけどorz
今回は何でも願いを叶えてくれる「世界塔(ザ・タワー)」が舞台です。白墨の落書きが面白かった(笑)
人の願いを何でも叶える塔。その塔に住む願いを叶えるためにやってきた様々な人々。そこは生者も死者も墓守も関係なく住んでいる。
誰がいつ建てた塔なのか、何故建てたのか、どうして願いが叶うのか。そして、アイ達を導く白墨で書かれた文字が語る”とある兄妹の挿話”とは・・・。
”とある兄妹を巡る挿話”については、なんの捻りもなく、結末はたぶん大多数の人の予想通りになるとは思います。
塔に着く前に”墓守が生まれる場所(ストーリーサークル)”があり、そこで少しだけ墓守の秘密について触れています。しかし・・・何十人も同じ顔がいたら誰だって恐怖するよな(笑)
そして「墓守のカタログ」なんかも出てきます。確かに昆虫標本の図鑑と比べられると墓守じゃなくてもアイの言ってることは理解できますね。
ディーとは最後は完全に敵同士になりましたが(幽霊の美学についての伏線は良かったです)、今回の戦闘シーンではアイちゃん出番なかったですね。
アイの身体能力は墓守だけあって非常に高い能力を持っていますが、銃撃戦になるとアリスが本領発揮しちゃいますからねヽ(´ー`)ノ
ってか、アイちゃんって、そのうち高所恐怖症になってしまわないんだろうか?1巻からずっと高い場所から落ちてばかり(通称”悪い予感”)のような気がするけど(笑)
で、今回の最大の見所はユリーさんです。”中年王子”の称号まで頂いてしまったくらい格好良かったです(笑)
「黙って俺に付いてこい!」って告白以外の何もでもない気がするんですがね・・・しかもその後ずっとスカーをお姫様抱っこしてるし・・・ってか、塔が崩壊する中、よくずっと抱きかかえられたな!?案外かなり力持ちなのかもしれない(笑)
まぁとにかく男らしかったです。今までずっとアイに振り回されっぱなしだったのに、初めてアイの想定を超えた行動をした気がしますね、彼はヽ(´ー`)ノ
ってか、スカーを探してやってきた塔の話だけに・・・スカーに関することが今回の焦点だったはずなんだけど、スカーのことに関しては呆気なく解決しちゃいましたよね。ユリーがそれだけ男らしかったってことでいいんだろうか?(笑)
3~4巻にかけてずっと一緒にいたディーがいなくなり、アイたちに対して完全に敵対心を剥き出しにした彼女がこれからどういう行動を起こすのか気になりますね。あと、最後にアリスがアイにお願いしたことも。