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セクシーフットボール(乾貴士)

2018-06-28 22:22:50 | ワールドサッカー
今日のスタメンこそ外れたものの、代表でゴールを決めた「時の人」乾貴士選手を取り上げます。乾貴士といえば、テクニック主体のチーム作りで「セクシーフットボール」と言われた野洲高校で中盤のキーマンでした。このチームは冬の高校選手権で優勝し、その実績を生かして乾は最初、横浜FMに入団しています。

もっとも、横浜FMのトップチームの壁は厚く、2008年のシーズン途中でセレッソ大阪にレンタル移籍します。これが乾を大きく変えるきっかけでした。乾は香川真司と、3-6-1のダブルトップ下に入り絶妙な連携を見せ、2009年には香川真司27点、乾貴士20点とトップ下で得点を量産してチームのJ1復帰に大きく貢献します。乾にとって、幸運と言えたのは、セレッソ大阪が海外挑戦に協力的なチームということです。

海外挑戦は2011年、ドイツ2部のボーフムからでした。この年は昇格を逃しましたが、ドイツでプレーしていれば見ている人はいるもので、2012年にフランクフルトへ完全移籍を果たします。このフランクフルト時代がブレイクのきっかけになりました。乾は点の取れるトップ下として大いにアピールし、フランクフルトには3年在籍し主力選手として活躍します。

2015年に、スペイン1部のエイバルに完全移籍します。乾本人がスペインでのプレーを希望していたようで、確かにスペインリーグにいれば、年に2回レアルやバルサと対戦できます。あまり大きなクラブではないエイバルなので、環境面では古豪のフランクフルトより劣るでしょうが、やはりレアルやバルサと対戦したいという気持ちが勝りました。

そのエイバルで、バルサ相手に敗れたものの2ゴールを決めるなどアピールし、日本人で初めてバルサ相手に得点を奪った選手として歴史に名を刻むことになります。この活躍で代表から声がかかるようになり、点を取れるMFとして、切れのあるプレーを武器にして今でも活躍しています。プレースタイルはやはりドリブルです。左サイドからうまくカットインしてくる動きは絶妙で、今回の代表でも最初はサブ組だったものの、パラグアイ戦の2ゴールで評価を逆転してスタメン組になりました。

今日の試合も途中出場の可能性があり、開花こそ遅かったもののセクシーフットボールはついに世界を見た、そんな思いで乾の活躍を見ています。
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