ユキヤナギ

写真ではわかりにくいかもしれませんが、咲き始めていた「ユキヤナギ」です。春先のこの時期に小さな花を咲かせます。小さな花ですが数が多いので、道端で見かけると春を感じられる一つの要素ですね。

ようやく出せたヘグモサッカー(3/10札幌対浦和)

今日の浦和のアウェイ札幌戦は、1-0で浦和の勝利に終わりました。スコアは僅差でしたが内容は十分あった試合でした。浦和のヘグモ監督は開幕から2試合で1敗1分けだった内容の悪さを見て、CFをチアゴ・サンタナから興梠に代えてきました。また、開幕戦の広島戦で動きの良さを見せていた前田直輝を右FWに入れてきました。

このメンバー変更が当たりました。興梠は得意にしている、FWの位置から降りてきて受けるくさびの動きができていました。興梠のところでボールが収まるので、浦和の形である両ウイングにボールが回るようになり、前田直輝も得意なドリブル突破ができていました。両サイドからえぐってシュートを狙う攻めができれば、CFの興梠にたとえシュートがなくても良しとする考え方です。

また、札幌の意表を突いた攻めも当たりました。前田直輝がCKを素早くリスタートして、グスタフソンが上げたクロスを、ゴールからちょっと離れたところで待っていた酒井宏樹が頭で合わせて、先制点は浦和に入りました。札幌は1トップの鈴木武蔵になかなかボールを入れることができず、このまま行けば浦和にとっては良い試合になりそうでした。

しかし、浦和にアクシデントが襲います。前半途中でショルツが負傷交代して急遽佐藤が投入されると、後半開始直後に前田直輝が筋肉系を傷めたようで松尾と交代し、この交代と同時に興梠に代えてチアゴ・サンタナが入ります。この交代の後の浦和の内容は良くなかったと感じます。チアゴ・サンタナが前でボールを待つ動きをしたため、なかなかチアゴ・サンタナにボールを入れられない展開になります。

それでも、松尾の左からのクロスをチアゴ・サンタナがヘディングシュートした場面もありましたが、これが決まらなかったことで突き放すチャンスを逃すと、最後は自陣に押し込まれて札幌の若手主体の交代選手に勢いで押されてしまいました。たまたま、札幌のシュートが外れたことに救われたものの、まだ課題はあると感じた内容で、何とか浦和は1-0でこの試合を逃げ切ります。

もちろん、札幌ドームのグラウンド状態が良くなく、小泉や伊藤敦樹が足がつって交代するなど、浦和にとっては不利なコンディションでした。それでも、この勝利で1勝1敗1分けにできたことで、少しヘグモ監督のやり方も見えました。札幌のボール保持の際に、関根や小泉、松尾などが素早く引いて奪い返すのが、チームを機能させる一つの方法だと感じられました。