クラブW杯決勝、バイエルン(ドイツ)対ティグレス(メキシコ)のビデオを見ていました。バイエルンは欧州CLを圧倒的な強さで優勝した強豪ですが、準決勝のアルアハリ戦では後半に大きく運動量が落ち、ベストコンディションではないところを見せています。しかも、ほぼベストメンバーで臨めた準決勝と違い、CBボアテングが「一身上の都合」で帰国、FWミュラーが新型コロナウイルスで離脱と戦力が落ちています。
特にミュラーの抜けたトップ下に苦労しました。代役のトップ下にはサイドアタッカータイプのニャブリを起用してきましたが、ボールを受けて散らす動きは彼にとって得意ではない様子で、FWレバンドフスキにフォローがあまり付けられず苦戦の原因になります。準決勝の前半で見せた、あれほど圧倒的に思えたバイエルンの「6人攻撃」はこの決勝戦では見せることができませんでした。
対戦相手のティグレスは、力の差が確実にあるバイエルン相手には何か変わったことをする可能性がありました。FWのゴンザレスを外してジニャクの1トップにして前に残し、自陣に5-4のブロックを引いて守る手を予想していましたが、意外にもティグレスは攻める手を選び、ゴンザレスをそのままFWで起用してきました。もっとも、ティグレスの動きを見ているとそれも納得でした。
ジニャクが完全にMFの仕事をしていたからです。ジニャクのパスコースを確保するためのゴンザレスの起用で、カウンターを仕掛ける際にゴンザレスが前に残ることで攻撃の可能性を探る狙いでした。ゴンザレスも、力の差は理解している様子で、前から精力的に守備をして、動きの鈍いバイエルンの攻撃を少しでも遅らせようとしてきました。
それでも、シュート数はバイエルン19本、ティグレス3本と差がつきました。これだけの差がついた理由として、攻撃ではベストでなかったバイエルンが守備を固めたこともあります。ティグレスもボールを持つ展開もありましたがなかなかシュートで完結できず、逆にバイエルンは相手GKグスマンに止められたとはいえスピードで相手DFを振り切ることができていたのも理由でしょう。
決勝点はDFパバールでした。サイドから入ったクロスをレバンドフスキが頭で落とし、そこに詰めていたパバールのハーフボレーが決まったものです。レバンドフスキがオフサイドではと一旦副審が旗を挙げていましたが、VARの結果ゴールが認められ、それが決勝点となって1-0でバイエルンの勝利に終わりました。これほどバイエルンが苦しむ姿は意外でしたが、それでも現時点での世界最強チームの意地を見せた、実力通りの結果でした。
特にミュラーの抜けたトップ下に苦労しました。代役のトップ下にはサイドアタッカータイプのニャブリを起用してきましたが、ボールを受けて散らす動きは彼にとって得意ではない様子で、FWレバンドフスキにフォローがあまり付けられず苦戦の原因になります。準決勝の前半で見せた、あれほど圧倒的に思えたバイエルンの「6人攻撃」はこの決勝戦では見せることができませんでした。
対戦相手のティグレスは、力の差が確実にあるバイエルン相手には何か変わったことをする可能性がありました。FWのゴンザレスを外してジニャクの1トップにして前に残し、自陣に5-4のブロックを引いて守る手を予想していましたが、意外にもティグレスは攻める手を選び、ゴンザレスをそのままFWで起用してきました。もっとも、ティグレスの動きを見ているとそれも納得でした。
ジニャクが完全にMFの仕事をしていたからです。ジニャクのパスコースを確保するためのゴンザレスの起用で、カウンターを仕掛ける際にゴンザレスが前に残ることで攻撃の可能性を探る狙いでした。ゴンザレスも、力の差は理解している様子で、前から精力的に守備をして、動きの鈍いバイエルンの攻撃を少しでも遅らせようとしてきました。
それでも、シュート数はバイエルン19本、ティグレス3本と差がつきました。これだけの差がついた理由として、攻撃ではベストでなかったバイエルンが守備を固めたこともあります。ティグレスもボールを持つ展開もありましたがなかなかシュートで完結できず、逆にバイエルンは相手GKグスマンに止められたとはいえスピードで相手DFを振り切ることができていたのも理由でしょう。
決勝点はDFパバールでした。サイドから入ったクロスをレバンドフスキが頭で落とし、そこに詰めていたパバールのハーフボレーが決まったものです。レバンドフスキがオフサイドではと一旦副審が旗を挙げていましたが、VARの結果ゴールが認められ、それが決勝点となって1-0でバイエルンの勝利に終わりました。これほどバイエルンが苦しむ姿は意外でしたが、それでも現時点での世界最強チームの意地を見せた、実力通りの結果でした。
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