アジア最終予選のA組、キルギス対イランのビデオを見ていました。日本と対戦しないA組やB組の映像は、DAZNでは放送されるもののなかなか見ようと思わないですが、今回は日本の最終予選通過がほぼ見えてきたので、野次馬的にイランの試合を見てみました。イランはここまで4勝1分けでリーグ首位、対するキルギスは1勝4敗で5位でした。
そんな客観的なデータ以外にも、この試合を見ていると両チームの力の差は明らかでした。キルギスは5-4-1と、格下側が守りを固めてカウンター狙いという戦い方の典型的な例でした。キルギスの1トップのジョエル以外の9人は自陣に押し込まれ、キルギスがボールを持ったらとにかく縦に長いボールを蹴って、キルギスに有利なようにこぼれてくるのを待つ、とても勝ち目はないような戦い方でした。
これに対するイランは、4-4-2で中盤をボックス型に組む、オーソドックスな戦い方でした。イランはローマ(イタリア)でプレーするアズムン、インテル(イタリア)でプレーするタレミと、アジアレベルでは一段上の力がある2トップを誇るチームです。日本と対戦したアジアカップではアーリークロスを放り込んでパワー勝負を挑んできたイランですが、それは日本が嫌がるから採用したようで、この日はサイドでパスをつなぎながら深い位置からマイナスのクロスを狙う、定番の攻め方でした。
事実、前半のボール支配は圧倒的にイランが優位で、サイドからボールを入れ続けたイランは何度もCKを取ります。そのCKから、キルギスCBがクリアし損ねたこぼれ球を、タレミが豪快に蹴り込んでイランに先制点が入ります。これで、行かなければならなくなったキルギスがCKで敵陣に人数を増やした隙を、イランの右SB2番が相手DFに競り勝って独走し、この内容では決定的に思われた2点目がイランに入ります。
このゲームは終わったと、キルギスのファン以外は皆思ったでしょう。しかし、そこからドラマがありました。次第にキルギスが、サイドのMFが上がったところにロングボールを通して、前でボールが持てるようになってきました。イランのDFが、ファウルしないでボールを奪う技術に若干難があったこともあり、キルギスボールのCKが取れました。
その右CKを、ニアサイドで競り勝ったジョエルが、射程の長いヘディングシュートを決めてキルギスは1点を返します。さらに、キルギスの左クロスに対し、競り合ったイラン6番が相手FWを後ろから蹴ってキルギスボールのPKになります。このPKをジョエルが落ち着いて決めて、キルギスは大健闘とも思える同点に持ち込むことになります。英語実況が「W杯6回出場のイランに対し同点ゴールです」と興奮気味に語ったほどでした。
しかし、最後はイランの右MFの8番が抜け出したクロスが、アズムンの頭に合ってゴールとなり3-2とイランがリードを奪い返し、試合はそのまま3-2でアウェイのイランの勝利に終わりました。こういうことがあるから、映像を見る面白さがあると、ちょっとした「寄り道」の観戦でしたが実感できました。
そんな客観的なデータ以外にも、この試合を見ていると両チームの力の差は明らかでした。キルギスは5-4-1と、格下側が守りを固めてカウンター狙いという戦い方の典型的な例でした。キルギスの1トップのジョエル以外の9人は自陣に押し込まれ、キルギスがボールを持ったらとにかく縦に長いボールを蹴って、キルギスに有利なようにこぼれてくるのを待つ、とても勝ち目はないような戦い方でした。
これに対するイランは、4-4-2で中盤をボックス型に組む、オーソドックスな戦い方でした。イランはローマ(イタリア)でプレーするアズムン、インテル(イタリア)でプレーするタレミと、アジアレベルでは一段上の力がある2トップを誇るチームです。日本と対戦したアジアカップではアーリークロスを放り込んでパワー勝負を挑んできたイランですが、それは日本が嫌がるから採用したようで、この日はサイドでパスをつなぎながら深い位置からマイナスのクロスを狙う、定番の攻め方でした。
事実、前半のボール支配は圧倒的にイランが優位で、サイドからボールを入れ続けたイランは何度もCKを取ります。そのCKから、キルギスCBがクリアし損ねたこぼれ球を、タレミが豪快に蹴り込んでイランに先制点が入ります。これで、行かなければならなくなったキルギスがCKで敵陣に人数を増やした隙を、イランの右SB2番が相手DFに競り勝って独走し、この内容では決定的に思われた2点目がイランに入ります。
このゲームは終わったと、キルギスのファン以外は皆思ったでしょう。しかし、そこからドラマがありました。次第にキルギスが、サイドのMFが上がったところにロングボールを通して、前でボールが持てるようになってきました。イランのDFが、ファウルしないでボールを奪う技術に若干難があったこともあり、キルギスボールのCKが取れました。
その右CKを、ニアサイドで競り勝ったジョエルが、射程の長いヘディングシュートを決めてキルギスは1点を返します。さらに、キルギスの左クロスに対し、競り合ったイラン6番が相手FWを後ろから蹴ってキルギスボールのPKになります。このPKをジョエルが落ち着いて決めて、キルギスは大健闘とも思える同点に持ち込むことになります。英語実況が「W杯6回出場のイランに対し同点ゴールです」と興奮気味に語ったほどでした。
しかし、最後はイランの右MFの8番が抜け出したクロスが、アズムンの頭に合ってゴールとなり3-2とイランがリードを奪い返し、試合はそのまま3-2でアウェイのイランの勝利に終わりました。こういうことがあるから、映像を見る面白さがあると、ちょっとした「寄り道」の観戦でしたが実感できました。
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