蚊帳の染色に挑む
一昨日から雨模様だったので室内での作業でしたが、クランプチェアの座を作っていただけではありません。
蚊帳の染色に挑むべく、先ずは毒々しい緑色を抜くことから始めました。
蚊帳は友人から頂いたものです。数年間眠っていましたが、プロの染色家と話す機会がありまして、いろいろ尋ねて一応の流れが分かりましたから、染めてみようと思ったしだいです。
どうやら蚊帳の染めは難しいらしく、うまくはできないと思いますが、何事もやってみなければ分かりませんから、実践あるのみ、です。
さて、作業の方は、とりあえず、試しにストールを作るとして、フリンジを作ることから。幅は布そのままとして、端の横糸を5㎝ばかり抜いて10本程の縦糸を結んでみようとしますが、なかなか短くて結びにくい、それでまた、あと3㎝程横糸を抜いて、何とか結びました。案外面倒です。
そしてその作業の途中で気が付いたことが一つ。
手が痒いのです。
これは染料の為か、染み込んだ殺虫成分か?
そんなわけで、とにかく脱色です。酸素系漂白剤につけては洗い、つけては洗いを合計5回、二日間と半日かかりました。といっても、浸けておくだけですが。
で、写真の右側が脱色して乾燥したところ。元は左側の色です。かなりの違いです。
やっとここまで色が抜けて、写真では結構白く見えますが、まだ青い色が染み込んでいます。水色の感じです。
でも、これで次の染めに入ろうと思います。
さて、どうなるか、お楽しみ!
元気でしょうか。
随分前の記事を見てくれてありがとう。
墨染めしたけど、グレーだね。それにゴワゴワだから、あまり気持ちよくはない。洗濯を繰り返すといいのかな。
そういえば、35年程前蚊帳で作ったシャツを着ている人に会ったことがあります。天然藍染の蚊帳は、なかなかのものでした。カッコいいと思います。