にゃんこ、再び病院へ行く。

　血尿が止まらないので、今日猫を病院へ連れて行った。せっかく食べたと思ったウォルサムの缶も、翌日には食べなくなってしまい、結局病状は好転しそうになかったからだ・・・。
「何も食べないですか。体重も減ってますね。じゃあ止血剤と、ビタミン剤の点滴と、食欲が出る薬を打ちましょう。これは犬や人間だと鎮静剤ですが、猫だと食欲が出ます。ただ酔っ払ったようにふらふらしたりしますので、高いところに登らないよう注意してください」
　どんなゆかいな薬だ・・・。
　たくさん点滴したので、にゃんこの背中はぷっくりふくれてゆかいな姿に（点滴は背中にしたのだ）。・・・猫の背中の皮は、よく伸びる・・・。
　家に帰ってキャリーから出すと、そのうちやたらと歩き回り始めた。私の周りをぐるぐる回ってにゃーにゃー何か言っている。これが酔っ払ったような症状か？しかも、一口も手をつけなかった朝の餌を、がつがつ食べ始めた。おお、効果てきめん！しかし、やかましい・・・。いつもはそう鳴く子じゃないのに、ずーっと何か話しかけてくるし、ぐるぐる回ってるし。ううう、酔っ払ってからんでるか、くだ巻いてるみたいだぜ。
　にゃんこの酔っ払い状態は２、３時間程度で収まり、あとはなつっこく人にくっついて眠ってしまった。ううむ、かわいいヤツめ。いつもはそんなことしないくせにさー。これも薬のせいか・・・。