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本日12日開催!【月島再開発問題】自分達の住み働くまちは、自分達で創る 第28回愛する月島を守る会公開シンポジウムのお知らせ:3月12日(月)19時~月島区民センター4階ホール(月島4丁目1-1)

2018-03-12 04:05:03 | 月島三丁目南地区第一種市街地再開発問題

第28回 愛する月島を守る会 公開シンポジウム

日時:3月12日(月)開場18:30  第一部19:00~20:30 第二部20:40~21:45
場所:月島区民センター 4階ホール(月島4丁目1-1)

参加方法:参加費無料。直接、会場にお越しください。資料を100部ご用意し先着順に配布いたします。足りない場合は、後日「あすなろの木」でお渡しさせて頂きます。

*会場内は、禁煙・飲食禁となっています。事前の補給をお願いします。

18:30~ 開場

19:00~ ごあいさつ「愛する月島を守る会」共同代表、準備組合事務局 

19:05~ 第一部:「月島三丁目南地区市街地再開発準備組合事務局」との話し合い

・第1回「月島三丁目南地区 住宅意向アンケート」結果報告
「愛する月島を守る会」が、この年末年始にかけて月島三丁目南地区再開発区域内(月島三丁目27~30番)の地権者・借家人の方々に実施した第1回「月島三丁目南地区 住宅意向アンケート」をご報告し、その結果から見えてくる問題点について話し合います。

・住民と準備組合との意見交換
住民側から準備組合側に対し、話し合いの際にご質問したい内容を【資料1】として3月7日に前もってお伝えを致しました。
双方向のやりとりを通じ、月島のまちづくりにおいて現状の課題認識やその課題解決の手法の考え方等について相互理解が深まればと考えております。
準備組合からのご要望で、第一部に限り、報道機関のかたのご出席とビデオ・カメラ撮影をご遠慮いただけますようにお願いいたします。録音は、記録の関係もあり、可とさせていただきます。


20:30~ 休憩


20:40~ 第二部:月島のまちづくりについての徹底討論
・月島三丁目南地区再開発の法的問題点 東京千代田法律事務所 弁護士斎藤悠貴先生
 月島三丁目南地区再開発の法的問題点【資料2】について、わかりやすく解説いただきます。
 なお、翌13日(火)15時半から、月島再開発問題に関する第一回口頭弁論があり、住民の皆様が、月島の超高層再開発の問題点を法廷(東京地裁419法廷)において意見陳述されます(傍聴可)。

・街と共生する再開発      沼野井諭建築設計事務所 一級建築士沼野井諭先生
超高層に代わる代替案についての考え方【資料3】をご解説いただきます。
沼野井先生のプロフィールから、「建築設計についての考え方」を抜粋させていただきます。「本格的に人口減少や少子高齢化を迎えという現在だからこそ、「ビジネス」だけでは計りきれない「文化」の価値を見直す必要があると考えています。建築設計を介して「文化」と「ビジネス」を包括的に横断するために、場所固有の街並み/コミュニティ/歴史/地理/気候/都市計画条件/経済スキーム等を「循環系」として関係付け、その循環系を建築に翻訳することを考えています。」

・徹底討論『みんなで創るまち』     宮城大学元教授 一級建築士小澤 尚先生
ゲストに当会の勉強会において講師を2度務めて下さっている小澤先生もお招きし、会場の皆様含め、自由闊達な意見交換を致したいと考えております。

~21:45 閉会と次回のご案内(3月19日(月)19時あすなろの木 第29回勉強会)

*懇親会:あすなろの木月島三丁目30-4飯島ビル1F22:00~小一時間参加費500円


【資料1】月島三丁目南地区再開発について準備組合側に事前にお伝えした質問内容
(月島三丁目北地区再開発では、これらに「わたし児童遊園の2階移設・縮小」、「区道821号線廃道」等が加わります。)

第1、月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業の問題点について

1、地上50階建て高さ190m750戸の超高層計画の必要性について
月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業(以下、本事業)は、地上50階建て高さ190mを予定されていますが、近隣超高層の月島キャピタルゲート(高さ187m、53階749戸)を抜く規模であり、超高層計画の規模の必要性や妥当性に疑問があります。超高層計画の必要性について述べて下さい。
2、事業の採算性と、管理費、修繕積立金などの権利者の高額な負担について
管理費は、権利者だけではなく、借家人も影響を受ける話です。また、事業採算性の観点とも密接に関連します。
そもそも、本事業の総事業費は、どれくらいでしょうか。ちなみに、北地区事業では、855億円でうち補助金が129億円となります(2月15日環境建設委員会)。
管理費、修繕積立金に関しての概算やその考え方についても教えて下さい。
貴準備組合の目標通りの「住み続けられるまち」となるのでしょうか。
3、超高層建築物から生じる日影被害、風害などの周辺地域への影響について
環境建設委員会の場で、近接する「月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業(以下、北地区事業)」による日影の影響も含めた複合日影の問題が指摘されました。
 複合日影含めた日影被害、風害などの影響とその対策をお答えください。
4、建設工事に伴う騒音・振動・粉じん被害について
サンシティ様など近接する地域の皆様への長期間に及ぶ振動被害が生じないか、振動を軽減する工法がとられるかについてご説明下さい。その他、工事に伴う騒音や粉じん対策をご説明下さい。
5、保育教育施設、高齢者施設、公共交通機関等の社会的インフラに及ぼす影響について
児童数の急増に伴うことに起因すると考えられる『月島第一小学校学区変更問題』が中央区議会第一回定例会で生じてきています。社会的インフラに及ぼ
す影響につき、本事業によりどの程度の人口が増加し、その構成(年少人口、生産年齢人口、老年人口)はどのようであるか、ご説明下さい。

第2、月島三丁目南地区のまちづくりについての住民からの要望について
1、超高層に代わる代替案の検討について
代替案も含めた本事業の検討の経緯をご説明いただきたく存じます。
2、「個別利用区制度」の検討について
再開発計画の規模を縮小したり、歴史的な建造物や街並み等を保存する手法として、「個別利用区制度」が「都市再開発法第70条の2」に新設されました。本制度は、代替案として十分に検討に値すると考えます。
検討の有無と検討状況について教えて下さい。
3、準備組合理事らとの住民同士の話し合いの必要性について
住民同士の話し合いこそ最重要であると考えております。
理事会では、どのような理由から住民同士の話し合いをしないこととなったのか、その経緯を教えて下さい。
4、月島の路地文化及び商店街のにぎわいの継承と発展について
月島の路地文化の継承をどのようにお考えでしょうか。
商店街のにぎわいの継承と発展に向けた取り組みや工事期間における配慮や仮設店舗計画について、どのように商店街の皆様と意見交換していくのでしょうか。工事期間における配慮や仮設店舗計画についての考え方もお示し下さい。

等々



【資料2】月島三丁目南地区再開発の主な法的問題点(平成29年11月24日付訴状より「愛する月島を守る会」事務局が抜粋し作成)

〇月島三丁目南地区再開発事業の施行区域が、都市再開発法3条でいう要件「区域内に十分な公共施設(広場や道路など)がないこと、土地の利用が細分されていること等により、土地の利用状況が著しく不健全であること(同条3号)」を満たしておらず違法。

〇同じく施行区域が、都市再開発法3条でいう要件「当該都市の機能の更新(同条4号)」において満たしておらず違法。

〇月島三丁目南地区再開発事業が、中央区の『まちづくり基本条例』4条3項及び8条2項に反し、借家人や地域住民と協議することなく進められている点。

〇中央区及び協議会が、都市計画立案にあたり借家人や地域住民の意見を聴く約束をしたにもかかわらず、住民らの意見を聴くことなく都市計画素案を作成した約束違反。

〇同意率が8割にも達せず、住民の合意形成を得たとは言えない都市計画素案である点。

〇国の補助金申請の根拠資料となる月島地区の『密集市街地総合防災計画書』の立案が、まちづくりの民主的な手続きを欠いている点。

〇平成29年度予算議決に際し、副区長による虚偽の答弁がなされた点。

〇上記理由より、地方自治法242条の2第1項1号に基づき、平成29年度中央区一般会計予算のうち月島三丁目南地区の市街地再開発助成に係る補助金1億5千8百万円を交付してはならないとの判決を求めます。

<参照 条文>
*都市再開発法3条3号、4号
三 当該区域内に十分な公共施設がないこと、当該区域内の土地の利用が細分されていること等により、当該区域内の土地の利用状況が著しく不健全であること。
四 当該区域内の土地の高度利用を図ることが、当該都市の機能の更新に貢献すること。

*中央区まちづくり基本条例4条3項
3 区長は、区民の理解と協力を得るために、まちづくりに関する必要な情報を区民に提供するものとする。

*中央区まちづくり基本条例8条2項
2 区長は、開発事業が行われる地域に資するよう、当該地域の区民と当該開発事業について協議を行う


【資料3】沼野井氏スライド『街と共生する再開発』(案)より抜粋

〇大まかな方向性
再開発組合の提案どおりの50階建とする

再開発は必要だが50階建に抵抗がある。もう少し低い建物にしたい

再開発は必要だが、いまある低層のまち並みを再生・維持したい

再開発は不要で、個人で建替えたい人は建替える


〇再開発とは何なのか
再開発は保留床の売却を前提として事業が成り立ち、防災等の観点から「立派な公共事業」です。保留床の売却を前提とした事業は、都市人口の永久的な増加を見込んだ開発手法であり、ここ10年は需要が見込めても、中央区でも高齢化・人口減少がより確実になる30年以上のスパンでみれば明らかに不良債権となることは確実です。まさに人口予測からこの時点での再開発は「やり逃げ」としか言いようがありません。

〇成熟社会:都市開発から都市再生へ
20世紀型で人口増・経済上向きを前提とした「開発」は終わりにしようではありませんか。その開発手法では必ず地域住民との軋轢が問題になっていたはず。本来であれば、地元住民、不動産会社、建設会社、設計会社のパートナーシップでの「再生」ではないでしょうか。中央区も近い将来人口減少を迎えます。高度利用・容積緩和で乱立したタワーマンションはツケが必ず回ってきます。月島から21世紀型の成熟型の都市再生を提案しようではありませんか。

〇日本におけるまちづくりの問題=問題が起こって初めて議論になる


〇ヨーロッパにおけるまちづくりの流儀=問題が起こらないように予め議論する
再開発をきっかけに月島の将来を議論する必要があるのでは?

〇今を生きる大人たちの決定が、未来の子供たちへツケを回すことは由々しきこととおもいます。
賛成か反対かという対立ではなく、正しい議論と判断を行える環境づくりから未来の月島が創造されることを願います。


【ご参考】月島の超高層再開発問題に係る情報をさらに入手する情報源URL等
〇「愛する月島を守る会」でFBがあります。

〇月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業への予算執行差止めの住民監査請求及び住民訴訟関連の情報
1)住民監査請求提出時の記者会見(再開発問題の解説) 録画:
https://youtu.be/VbzLBTcofn4    

2)同記者会見での質疑応答 録画:
https://youtu.be/isbUt_J6RlI  

3)住民監査請求 本文全文
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/cda3b6b34f06be790ed1c3a51baba4cf  

4)住民監査請求 陳述書
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/1851c918a63d242b1a4164c9b4158054  

〇月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業関連記事 時系列
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/c/2df86e83a3a273c6e2adc6dcc1d5a0e5  

〇月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業関連記事 時系列
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/c/797c7ab0fe8ffb9d195d5d4f4c8b35c6  


〇<超高層再開発で知っておくべきこと> 
http://blog.goo.ne.jp/saikaihatsuwakomarimasu/e/7c572c41d7762c8df32740064e7b75f3  

〇月島路地・長屋の良さやまちづくりの情報
1) 月島長屋学校 http://www.tsukishima.arc.shibaura-it.ac.jp/  

2)FB 「佃・月島路地文化の保存と伝承」


【寄付のお願い】
「愛する月島を守る会」の月島の再開発問題と再生に関する活動の趣旨にご賛同いただけます方に、どうか寄付のお願いをいたします。
ご協力いただけます方は、愛する月島を守る会まで、お電話またはご来訪下さい。
どうか、よろしくお願い申し上げます。

寄付金の送付先:ゆうちょ銀行

口座番号:10140-99289961

口座名義: 愛する月島を守る会

住所:東京都中央区月島3丁目30-4 飯島ビル1階

電話:03-5547-1191









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