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中野区議会で区長任期「三期以内」多選自粛規定(かつて区長自らが提案)を削除する条例改正案可決???

2014-03-27 11:12:37 | 地方分権改革
 区長の多選が許されるかという問題と、区長自身が議会に提案した条例を区長の都合で撤回することが許されるかという問題が、複雑に絡み合っている。


 社会環境の変化で、かつて提案した条例を、時代に合わせ改正改善していくことは、当然の動きだとしても、今回のような区長自身の提案した、多選自粛規定削除が許されるというためには、合理的な説明が必要です。

 3月25日議決後、田中区長は取材に「これまでの区政運営や(多選の規制について)考えが変わったことについて区民に説明していきたい」と語ったとありますが、まさに区民への説明が必要だと思います。

 民主主義が試されている事案だと思います。


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http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20140326/CK2014032602000114.html

【東京】


区長の多選自粛規定削除 中野区民が抗議活動


2014年3月26日


 中野区議会で区長の任期を「三期以内」とする区自治基本条例の多選自粛規定を削除する条例改正案が可決された二十五日、区内では区民らが抗議活動を展開した。改正は二〇〇五年に条例を制定した田中大輔区長(62)の四選出馬表明に伴うもので、六月に行われる選挙戦で有権者の判断が問われる。


 「自治基本条例に沿った区政運営が基本」「区長選に出たいがゆえに変えることが許されて良いのか」。区議会本会議前の二十五日午前、JR中野駅前と区役所前で、改正に反対する地元区民でつくる「『多選自粛条項』を守らせる市民連絡会」のメンバーらがマイクを握って声を上げ、チラシを配った。


 連絡会は二十三日からインターネットと街頭で署名を実施。全国の約千百人が賛意を示した。代表の絵画教室経営松井奈穂さん(59)は「区民が一言も発せられないまま区長の都合で改正が決まるのは許せない」と憤った。署名した主婦(55)は「居座りたいから規定を変えるのはあまりにも独善的」、男性会社員(38)も「自分で制定したのに良くない」と批判した。


 議決後、田中区長は取材に「これまでの区政運営や(多選の規制について)考えが変わったことについて区民に説明していきたい」と語った。 (杉戸祐子)
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