「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

民事執行・保全法1 強制執行による回収

2014-04-02 23:00:00 | シチズンシップ教育
第1 強制執行総論
 1 強制執行の意義

 任意に義務を履行しない場合に、履行を強制すること。
   

 2 強制執行の種類
  ⑴ 金銭執行

○不動産執行

○動産執行

○債権執行

*準不動産執行

  ⑵ 非金銭執行

○物の引渡請求の執行

○作為・不作為債権の執行

○意思表示義務の執行

 3 強制執行の方法
  ⑴ 直接強制 代替執行や間接強制の前に、まずは、これをする。

 民法414条1項

  ⑵ 代替執行、これができるときに、間接執行はできない。

 民法414条2項、民事執行法 171条

  ⑶ 間接強制

 民事執行法172条

  ⑷ 意思表示義務の執行

 4 強制執行の準備
  ① 債務名義の取得→確定判決、仮執行宣言、強制執行の認諾のある公正証書、和解調書など

  民事執行法22条

  ② 執行文付与

  ③ 送達証明書の取得

 債務者に不服申立の機会を与えるため重要

  ④ 条件執行文等の送達

  ⑤ 強制執行対象財産の調査 

 財産探し

 なお、民事執行法196条~に一応、財産開示手続がある。


 5 強制執行の費用
  ⑴ 費用の予納

  ⑵ 弁護士費用


第2 金銭執行の仕組み
   ① 差押え:債務者による処分を禁止する
      
      ↓

   ② 換価

      ↓

   ③ 満足 ○配当
        ○取立


第3 金銭執行⑴―不動産執行
 1 手続の流れ

 注意として、無剰余執行禁止の原則がある。民事執行法63条2項
 
 2 申立の準備


 3 申立費用
① 予納金
② 申立手数料
③ 予納郵券
④ 登録免許税

 4 開始決定と差押宣言

 民事執行法46条


第4 金銭執行⑵―動産執行
 1 手続の流れ

 
 2 申立費用
① 予納金
② 印紙
③ 立会人費用
④ 鍵屋費用

 3 動産執行の手続


第5 金銭執行⑶―債権執行 →一番効果的
 1 手続の流れ


 2 申立費用
① 印紙額
② 予納郵券

 3 債権執行の手続


 4 転付命令
  債権譲渡に似ている

  独り占めできて協力

  代物弁済の形

  しかし、第三債務者が無資力であったとしても、仕方ない。


 5 取立て

   送達後1一週間で、第三債務者に取り立てることができる。
   民事執行法157条取立訴訟


 6 将来債権の差押え→できる


 7 給料債権の差押え→できる


 8 供託

 民事執行法156条

 ○義務供託

 ○権利供託


 9 配当

 民事執行法165条


 10 少額訴訟債権執行

 民事執行法167条の2


第6 財産開示手続
 1 意義


 2 申立て


 3 財産開示手続の内容



第7 強制執行の注意点
 1 債権者平等の原則


 2 債務者の無資力

  だからこそ、民事保全が大事


 3 破産申立と強制執行の失効

  破産されると回収できない。
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