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『育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ~“け”の巻』その弐

2012-10-01 14:53:45 | 育母百科
 新米ママたちに捧げるエッセイ  

市民ブロガーのジョンけけです。
甲府の新米ママたちに捧げるエッセイ書きました。
※エッセイについて詳しくはこちらをご覧ください。

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   『“随筆”育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ』 
  
                     ~“け”の巻~
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げんきなおこさんですね=元気なお子さんですね。

極めてお行儀の悪いお子様に対して発せられる保護者世代の言葉。
言葉面は褒めているが、真意は皮肉以外のなにものでもない。
どちらかというと非難に近い。

元気なお子さん、というお褒めの言葉をいただいた場合、
半分以上は・・・


うるさい子ねぇ。いい加減、静かにさせたらどうなのよ
という言葉と表裏一体なのだ

 

全文を言うならそのあとに・・・


そのやりたい放題ぶりは子どもの茶目っ気をとうに通り過ぎて、
 こっちの堪忍袋の緒を切ってくれそうな勢いね。
 ホント、一度、ぴしゃんとやりたいんだけど、よその子だから手は出せない。
 だから周りは全力で気を紛らわそうと努力している最中よ。
 挙げ句、この眉間のしわと口元のわざとらしい微笑と無表情な目元が出来上がるの。
 たった一度だけでもストレスの壺が溢れそうなのに、
 家が近いからしょっちゅうこういう場面に出くわすんだわ。
 めんどくさいからどっかへ引っ越してもらえたら有難いんだけど」 となる。

 

しかし、そのまま発言したらえらいことになるのは合点承知の助なので、
ちょっとお世辞っぽく濁してどっちつかずの平和主義を通す

 

そして真実は自分んちで語られるのみ


ねぇ、パパ。あそこんちの息子(娘)さぁー、もういい加減にしてほしいよねー。
 怒りたいんだけどそんなことしたら、
 あの子のママってば友達が多いから陰で何言われるかわかったもんじゃないわ。
 ホント、子どもの付き合いで余計なストレスが溜まる溜まる。あー、面倒くさっ!」 という感じ。

 

しかし、ここでもやはり、親の心、子知らず 
そういう子に限って、その他の子どもの憧れの的で、
我が子は喜んでお近づきになってしまったりする

 

確かに動きのいい元気なお子様のやることは
おとなしいお子様よりはるかにおもしろさ満載で魅力的なのだ
見てる分には。

 

だが、我が子と接触するとなると話は変わる。
全然おもしろくない
したがって、連れだっている親はその場の雰囲気や人間関係やらを考慮した挙句、
静かなる抵抗の精一杯の叫びをこの台詞にこめる

 

たとえばこれが古き良き昭和の匂いがするおじちゃん、おばちゃんの時代なら、
「こら!」の一声、もしくはガミガミの小言をストレートに言ってあっさり終わっていたことだろう

もっとも、言われる子どもの親も古き良き時代の正しさと温かさを持った親であったし、
言われた子ども自身も簡単には凹まないたくましさを有していたことを忘れてはならない

いまどき、昭和のおばちゃんを気取って、ママ友達のお子さんに意見するなら、
明日からの針のむしろを覚悟しなければいけないのだ

 

子どもを通して知り合った母親同士は、
価値観の相違を知る前に友達然としてしまうことがほとんどなので、
子供をたしなめることが保護者を否定することにもなり、
即、縁切りに相当する場合がある

 

元気のいいお子様とかかわってしまったら、
仕方ないから我が子のお友達の趣味が変わるのを辛抱強く待つしかない
自分が引っ越すことになってはいけない。
大丈夫。自分の遺伝子を持った我が子のセンスを信じて待てばいいのだ

母親は一日にして成らず。
でも、心配いりません。
ちゃんと育っていけますから。
子どもがちゃんと“お母さん”を育ててくれますから

(つづく)

 

◆◇◆甲府市内の子育て関連情報◆◇◆
≪イベント≫
2012年10月13日(土)~14日(日)
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2012年10月20日(土)
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2012年10月20日(土)
東公民館ワイワイまつり
2012年10月20日(土)
中道往還を歩こう
2012年10月30日(火)
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≪ 教 室 ≫
2012年10月20日(土)
親子リズムテコンドー教室   
2012年10月27日(土)
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まちなか健やかサロン健康教室日程
パパママクラス
子育て支援施設

 

 


 

 

 


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『育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ~“け”の巻』その壱

2012-10-01 13:20:00 | 育母百科
 新米ママたちに捧げるエッセイ  

市民ブロガーのジョンけけです。
甲府の新米ママたちに捧げるエッセイ書きました。
※エッセイについて詳しくはこちらをご覧ください。


~ちょいと!随分お手軽な名札じゃないの~

ステープラー、
我が国での一般的な呼び方だとホチキスですが。
たぶん、そのような道具で留められた番号の紙がついてました
おそらく似ている物体を識別するためのものだと思われます。
言ってみれば名札のような、表札のような。

 

で、何の

こちらの皆さんのです。↓ 

 

 
~同じ種類だからって、気がついたら並べられちゃってたってわけよ~

けやきの並木道です。
今回は“け”の巻なので。
ただし、花ではなく、木。
“け”で始まる、木。

旬かどうかと言われたらビミョーな時季です。
でも、場所が旬  

 

「あ~!ここ、知ってる。通ったことあるある」

「知ってる知ってる。あそこだよ」

「そうそう、あそこ。あの、ほら、近くにアレがある…でしょ?」


正解

アレ’は、小瀬スポーツ公園。

あそこ’は、けやき通り。

 

スポーツの秋、来たる。
甲府バイパスから小瀬スポーツ公園へとつながる大通りにも、そろそろ秋来たる

 

 
~一人ずつ見てちょうだい。どう?見事なスタイルでしょ?~


 この~木なんの木、けやきの木ぃ

その立ち姿には定評があります。
あか抜けた幹、たくましい枝、ほどよいつき加減の葉。
あのちっちゃな表札がついていたのは、まさに幹なのでした
カシャッと留められ、チクッとしても、ポーカーフェイスだったに違いありません。

かっこいい
落葉樹にしておくのがもったいない。
だからって、常緑樹になってほしいわけでもありませんけれど。

 

 
~まとわりついてみたくなるほど美しくもせつない枝分かれだろ?~

そのまんま、枝分かれの図。
どの枝にも強い意志が感じられる、この存在感。
でも、どこかストイック。

母性本能がくすぐられます。
もう、すてき過ぎ

  
~せつない枝分かれの先に待っているものは?~

予想通りの葉っぱです

この日はせつなさに拍車をかける雨模様でした
地上数メートルの高さで軽やかに雨粒をはじく葉っぱすら物憂げに見えました。
物言わず、ただ雨を受け留める葉っぱのみなさん。
あなたたちを見習いたい…ときどきは。

 

下から声が聴こえました。
「ほい

  
~せちゅないって、なんでちゅか?~

やぁね。大人になればわかるわよ。

ほい、というのは、甲州弁です
親の株から生えた赤ちゃん、ひこばえのこと
この子ったら、甲州弁で名乗りを上げるなんて、将来が楽しみな赤ん坊だわね

 

雨の中でさえ、その美しい強さで存在感を示すけやきたち。
どんな状況下でも、自分が充実していれば、飲み込まれることはありません

 

だけど・・・

晴れの日、雨の日。

オンの日、オフの日。

笑う日、泣く日。

いい日、いやな日。

子どもの機嫌が、いいとき、わるいとき。

自分の気分が、かるいとき、おもいとき。

飲み込まれたら負けだけど、いつも勝てる自信なんて、ない。

 

だけど、頑張る。

だから、踏ん張る。

 

でも・・・

こらえられない時は、力を抜こう。

一貫性のレールに、駅を作っちゃって、途中下車。

元気がでたら、また、レールに戻ればいい。

 

子どものために。

家族のために。

母である自分のために。

 

せつなく、かっこよく、母は、また、母であり続ける

 

 

“け”の花、もとい、木は、

命名
『けやき通りでストイックにかっこよく雨を受け留めるけやきの木たち』 

 

それでは、新米ママと赤ちゃんのエッセイ、“け”の巻、はじまり、はじまり~。

 

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   『“随筆”育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ』 
  
                     ~“け”の巻~
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けがぬける=毛が抜ける。

産後、家族や友人によって撮られたスナップ写真を見て意外なところに目が留まる。
自分の頭、特に頭頂部。
地肌に降り注ぐ日光が反射しているではないか

明らかに薄くなっている。
生まれたばかりの我が子の雛鳥のような頭髪と勝負できるくらいに薄い。
毛根の数では既に負けている

シャンプーの度にごっそりと流れていく頭髪を見送りながら、
「ま、髪の毛って一日80本、人によっては100本くらい生え変わるって言うから、
このくらい大丈夫だわね」と言いながらも排水口に吸い込まれる直前の髪の毛を指で堰き止め、
おおざっぱに数えてみて100本どころではなさそうな本数に青ざめたりする

いわゆる出産後脱毛である
妊娠によるホルモンバランスの変化で、
妊娠中普段より頑張って毛根にしがみついてくれていた髪の毛が、
産後、ホルモンバランスが元に戻ろうとするのと供にほっとして定年退職する状態。

女としてショックは大きいが、ホルモンバランスが整えば髪も復活するので大丈夫
産後1年くらいが我慢のしどころ。

ただし、髪が長いと脱けた髪の毛の量も増えて見え衝撃的だし、
ついでに下を向くことの多い赤ちゃんの世話にはうっとうしいので、
ロングはやめたほうが賢明
毛根の負担も軽い方がいい。

我が子のための価値ある薄毛は、決してハゲへの通過点ではない
母子が描かれた美術品にスキンヘッドなど見たこともない。
みんなフサフサ。
お若いママなら復活も早い

たまたま同時期のパパの脱毛は女房の出産との因果関係よりも、
そのまたパパとの親子関係に着目したほうが的確な処置が施せるはず 

 

母親は一日にして成らず。
でも、心配いりません。
ちゃんと育っていけますから。
子どもがちゃんと“お母さん”を育ててくれますから

(つづく)

 

◆◇◆甲府市内の子育て関連情報◆◇◆
≪イベント≫
2012年10月20日(土)
東公民館ワイワイまつり
2012年10月20日(土)
中道往還を歩こう
2012年10月30日(火)
子ども☆わくわく映画会

≪ 教 室 ≫
2012年10月20日(土)
親子リズムテコンドー教室   
2012年10月27日(土)
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