森の散歩道

四季の自然・野鳥・花・生き物など

称名滝

2009-08-09 | 立山
8月8日 山のお天気は曇りの予報でしたが、徐々に晴れて来たので、立山方面へ出かけました。
ふれあい動物園のある、コンビニでお弁当を買って、とりあえず今年初めての、称名滝へと向いました。





山の上は、雲に隠れています。


すいぶん前に、よく行ったスキー場の近くを通って、


藤橋を渡ると、立山駅です。麓まで行くと思ったよりお天気がよいです。(称名川)


橋は渡らず直進すると、滝の手前に「悪城の壁」が見えて来ます。
岩盤の上がえぐられたようになっています。
かつて立山の火山活動によって、出来た溶岩台地です。立山駅の近くまで溶岩が流れました


駐車場から滝まで、車が入れないので、片道1.2キロを歩きます。(往復約1時間)
少し勾配があります。





左が「称名滝」 4段に折れ、落差350mは日本一の大瀑布です。滝は岩盤を侵食して徐々に後退をします。
増水で、右側のハンノキ滝も見えていました。
霧のような水しぶきが飛んで来るので、コンパクトカメラでも濡れると心配でした。
 



レースのような、ミヤマシシウド


サカハチチョウ(夏型) 逆さに八字形に見えることから
ナ先輩のYさんから教えて頂きました。


コウゾリナ


ルリシジミ


奇麗な花を見るとすぐ道草をしてしまいます。急ぎ立山駅へ戻りました。昼近くになったので、室堂平へ行く時間もないかと思い、お弁当を食べてから、ケーブルで美女平まで行き、美女平の森を散策することにしました。
すでに、駅の臨時駐車場は、1キロ先の最後尾しか空いていません。見ると、北九州から北海道まで…、県外のナンバーがずらりと!どれだけの人が立山へ上っているのだろうか?

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弥陀ヶ原湿原

2009-07-20 | 立山
19日訪れた弥陀ヶ原の風景です。コンパクトデジカメで撮った写真を投稿します。
平地では30度を越す暑さが続いていますが、弥陀ヶ原の気温は17度ぐらいと大変涼しいです。
小雨の降る天気でしたが、平野部が明るくすっきり見渡せました。
弥陀ヶ原湿原は、標高1600m~2100mに及ぶ、かつての立山火山の溶岩泥流によって出来た広大な台地です。
 




ガキの田と言われる地等のまわりに、食虫植物の「モウセンゴケ」が生えています。

 
テガタチドリ                    チングルマの穂

 
ミズバショウ                              ヨツバシオガマ


ゼンテイカ


テガタチドリとワレモコウ

環境財団主催の研修会に参加して、午前中は6班に分かれ講師のO先生から小回りコースとカルデラコースで説明をうけました。午後からの屋内研修も大変有意義でした。

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立山の植物 雷鳥

2009-07-13 | 立山
12日弥陀ヶ原と室堂平を訪れました。立山は雨と風が強くあいにくのお天気でしたが、標高1930mの弥陀ヶ原まで上がると、湿原とお花畑が広がり美しい景観でした。午後から標高2450mの室堂平まで行き、クロユリとライチョウに出会えました。晴れ間に撮った植物の写真を載せました。

コバイケソウ


クロユリ


ゼンテイカ


イワイチョウ 花弁のフリルが可愛いです。


キヌガサソウ


サンカヨウ


ベニバナイチゴ


オオバスノキ(ツツジ科) ブルーベリーのような実が生ります。



ライチョウの雄




地獄谷は、火山ガスが噴出しています。風向きで硫黄の匂いがします。


300mm望遠レンズのため一部しか撮れなかったのですが、カルデラ展望台から、壮大なカルデラが望めます。安政の大地震のとき、鳶山と周辺の山が崩れ、大量の土砂が発生して大災害が起きました。砂防ダムでは今も砂防工事が続けられています。 



アルペン倶楽部会員は、訪れるごとに運賃割引(5回まで)の特典があるので、今回3回目で3割引きで行けました。立山駅から、ケーブルとバスに乗り、約1時間で2450mの高山まで、手軽に行けるのが嬉しいです。今回は、ナチュラリストのSさんKさんの植物調査の下見に同行させてもらいました。

会社の荷捌場で繁殖したツバメが、2度目の繁殖を始めました。もう一度可愛い暇が見られそうです。ツバメさんがんばっていますね。

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ライチョウの追尾行動 カヤクグリ

2009-06-15 | 立山
14日 立山室堂平でライチョウを見て来ました。
今は、オス同士で、メスを待ちながら縄張り争いのバトルが行われ、ゲェーと言う鳴き声があちこちから聞こえてきます。

ライチョウは、2400m以上の厳しい環境の高山に住み、高山の暮らしにうまく適応しながら、ハイマツの中で生活し植物の葉や種、昆虫などを食べています。冬は真白な羽も周りの色に合わせて、夏羽の焦げ茶色に変わって行きます。これから番になり、繁殖が始まります。メスはどこかに隠れていたのか会えませんでした。
足環は、調査の為に付けられています。富山県の県鳥です。
ゲェ~


オス同士が追いかけっこをして、縄張りを確保します。後が優勢?





激しい追尾行動です。


何処までも追いかけます。


見張りをするオス


遊歩道の石の階段もらくらく歩きます。こっちへ向って来ました。


こ~んなに近くまで…


お腹が空いたら、お食事です。可愛いですね。


近くにカヤクグリがいました。 鈴を鳴らしたような声で囀ります。




森林浴の森 日本100選指定の美女平は、ブナ平の森まで、バードウオッチングや立山杉の巨木、ブナの原生林が見られるスポットです。
6月30日まで、「美女平の森」トレックが(有料1000円で解説付き)毎日行われています。解説員のSさんの下見に同行させてもらい、午前中、野鳥の声を聞いて楽しみました。午後から室堂平まで行き、ライチョウのウオッチングが出来たのですごくラッキーでした。

ミズメ

美女平の野鳥 コルリ クロジ キビタキ ウグイス ヒガラ ヤマガラなど

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白いライチョウさんを訪ねて

2009-05-01 | 立山
今日は白いライチョウさんに会いに立山を訪れました。快晴の中、室堂平2500mから弥陀ヶ原2000mへとバスで移動し、カルデラ展望台まで、先日から積った新雪の上をカンジキを履いて、広大な雪原を歩きました。会の方と同行させてもらいました。

中央の雄山山頂に、雄山神社峰本社と社務所が建っています。


スキーヤーの描いたシュプールが美しい、白銀の世界です。


番のライチョウさんに会えました。
ライチョウ♂ 少しづつ黒い羽が出てきて、これから白黒のまだら模様に変わります。


ライチョウ♀ メスはまだ白い冬羽です。
厳冬期は、渓谷や弥陀ヶ原まで降りて来ていますが、春になると、立山まで歩いて上ってくるようです。
飛ぶのは得意でないので、大変ですね。


オスは目の上の赤い肉冠をふくらませ、尾羽を広げてメスにプロポーズをします。


弥陀ヶ原 オオシラビソの樹林帯の美しさに目を奪われます。


かまくらの中から覗いた大日岳 


カルデラ展望台から望むと、雄大な景観です。

   竜王岳  鬼岳    獅子岳                 鷲岳    鳶山
   2872m  2750m   2714m                2617m   2616m


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雪の大谷

2009-04-19 | 立山

立山・雪の大谷 除雪して出来た巨大な雪の壁 雪の高さ15m(5階建てビルほどの高さです)
今年の雪の壁は、雪と氷の層が細かく重なり、ざらめ雪が多いです。冬の間、雨の日が多かったためです。


雪の壁で遊ぶ観光客。外国の文字も多く書かれています。




立山 3015m


みくりヶ池は雪で真っ白です。


ライチョウ♂

4月19日 日中気温11度 快晴 
アルペンルート全線開通から3日目。お天気がよく爽やかな一日でした。立山・雪の大谷へ海外からのお客さんも多く訪れ、雪とのふれあいを楽しまれました。解説活動が終わって、室堂平を散策していると、冬羽の白いライチョウに出会いました。

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錦秋の立山

2008-10-01 | 立山




ナナカマドの紅葉


チングルマの果穂


立山は今が紅葉の真っ盛り!夏に訪れた時は、一面チングルマのお花畑でしたが、今は果穂が風に揺れ、辺りは燃えるような紅葉がとても美しいです。まもなく足早にやって来る冬の前の静かなひと時を楽しみました。

立山の麓で「布橋渡り」イベント

2008-09-28 | 立山


 
布橋


明念坂

江戸時代、女性の立山登拝が禁止されていました。女性のための、彼岸の中日に行われた「布橋潅頂会」にちなんだ、布橋渡りが2年前から復活し、厳かに行われました。あの世とこの世をつなぐ布橋に敷かれた、3本の白い布の上を、裸足で、白装束に目隠しした女性が渡ると、心が浄化されたような気持になると言われます。初体験でした!

湿原に咲く花(1)を紹介します

2008-08-23 | 立山

ツリガネニンジン


オヤマリンドウ


ウメバチソウ


今日の立山は、朝から風雨で山が全く見えず、時折吹く突風に、傘が反対になり飛ばされそうになりました。そのような中で会の研修会が行われたので大変でした。
標高約1900m弥陀ヶ原まで下りると雨は晴れており、平野がよく見渡せました。雨は高山に集中していたようです。湿原でお花の写真を撮りました。