小金沢ライブラリー

ミステリ感想以外はサイトへ移行しました

2018 横浜DeNAベイスターズ私的感想 先発投手編

2018年11月16日 | スポーツ
石田健大 4.97 3勝7敗
調子が上がってこないままシーズンを終えた2年連続開幕投手。安定の初回3失点で、オールスター前に二番手で出てきた時もやっぱり初回に打たれた。終わってみればクオリティ・スタートくらいなのだが初回に確実に捕まっていると試合のペースはつかめない。とはいえ今永、濱口よりは安定して登板しているのでそれだけでも助かった。立ち上がりを改善してくれ。


今永昇太 6.80 4勝11敗4H
調子が上がって来たかと思いきや急降下してシーズンを終えたエース格。見るからに速球の威力が落ちていてそりゃ打たれるわと納得の姿だったし、あのノビ1みたいな速球でリリーフをやらせることは誰がどう考えても間違い。フォーム改造なりなんなりでどうか立ち直って欲しい。


濱口遥大 3.90 4勝5敗1H
打線の援護に恵まれないまま終わった2年目。荒れ球というか単にコントロールが悪くなった気もするが、おおむね去年と変わらず、後は運次第だろう。東の離脱により同じチームの左の若手だからという謎の理屈で侍ジャパンに選ばれたのは笑った。


東克樹 2.45 11勝5敗
いなければ最下位もありえた新人王確定。開幕前は左腕カルテットや!Vやねん!と沸いていたが蓋を開けたら一番不透明の東だけが元気だった。立ち上がりの制球が妙に悪いが崩れるところまでは行かず、回を追うごとにコントロールが増して行くのは圧巻だった。あれだけ安定してた今永があんなことになったのでどうしても不安は残るが、来年も同等の活躍を期待したい。


ウィーランド 4.99 4勝9敗
対策されてるはずがなんか去年より打ってた準二刀流。その力味の抜けた軸のぶれないバッティングを誤算連中は見習うべき。だが肝心の投手の方はおおむね去年と同じで、悪くはないが良くもなく、とりあえず誰にでも打たれた。よくよく考えると結構ソトに似てるバッティングはまた見たいが今年でお別れだろう。代打ウィーランドが落ち着いて四球を選び、球場の盛り上がりに乗って倉本がすかさずとどめを刺したあの試合は最高だった。


バリオス 3.33 2勝5敗
何かの役には立つだろうくらいの感覚で獲っておいたら思いのほか役に立った新助っ人。伊達にソフトバンクで一軍にいない。もう少しイニングを食えれば文句なしなのだが、そもそも構想外に近かったので贅沢は言うまい。来年も残れば、新助っ人次第だが出番はますます増えそう。


井納翔一 3.54 6勝3敗8H1S
成績だけ見ると大活躍した気がするが誰も活躍したと思ってないという数字のマジック。
どう考えても中継ぎは向いてないし、数少ないイニングを食える先発なので来年は戻ってくれることを切に願うばかり。


飯塚悟史 4.74 1勝6敗
序盤戦で成長を見せたが打線の援護と勝ち星に恵まれず。5試合投げて援護3点とかで本当に気の毒だった。波に乗れていればそのまま覚醒した可能性も高く、野球はやはり難しい。ローテーションを完全に任せられるのはまだ数年先だろうか。


京山将弥 5.64 6勝6敗
4月に連勝し月間MVPや!新人王や!と沸きかけた瞬間に急速冷凍された。最序盤の学徒動員だけかと思いきや終盤にローテーションに復帰。まだまだ力不足は露呈したがこの経験は必ず来年以降に生きてくるだろう。


平良拳太郎 3.49 5勝3敗
先発陣の希望の星。菅野に投げ勝った試合はしびれた。井納が井納なので実は右のエース格に一番近い。将来を見据えれば山口メンバーと引き換えられたなんて本当に良い選択をしたものだ。
コメント

2018 横浜DeNAベイスターズ私的感想 レギュラー野手+監督編

2018年11月15日 | スポーツ
桑原将志 .261 9 26
去年獲得したスキル「調子極端」を実装したまま開幕を迎えてしまい、あっさり神里にレギュラーを奪われる。
7月に驚異的に打ちまくりサイクルヒットまで達成。完全復活と思いきや調子極端がぶり返して元に戻り、準レギュラーのまま終戦を迎えた。
チャンスで思いっきりぶん回しては三振を繰り返していたシーンも印象悪いが、全力プレーこそ桑原なのでこのまま行ってもらうしかあるまい。


大和 .244 2 27
前半戦はそんなに打たないとは聞いていたが、ここまでとは聞いてないぞじいちゃん!な有様だったものの、1番に起用されると持ち直し、前評判くらいの打者成績に落ち着いた。
守備力は噂通りで勝負強く、不安視されたスタミナは故障休みもあって問題なかった。
真価を問われるのは来年からだし、発揮してもらわなければ困る。


ロペス .288 26 77
短期離脱もありキャリアハイを出した去年ほどの成績は無理だったが安定感は抜群。ビデオ判定でファールの直後に打ち直した一発は球史に残る。
年齢を考えるとそろそろ後継者を考える時期だが、一塁手として史上初のエラー0を達成した守備力もあり、まだ数年は活躍してくれるだろう。


筒香嘉智 .295 38 89
数字上は文句無しだしここぞという場面で打ってくれるので印象は悪くないが、得点圏打率は四番としては致命的に低い。ここぞ以外の普通のチャンスでは凡退を繰り返した。まさかの1番起用は、得点圏の弱さ・威圧感による四球奪取・2番がソト or 宮﨑でどうせバントしない、の3点から完璧に機能しており、飛び道具として来年もどこかで使うのではなかろうか。


宮﨑敏郎 .318 34 71
あっさりキャリアハイを達成した本塁打も量産できる安打製造機。
去年ほど華麗な守備力は見せずポカも多かったが、いつの間にかスペ体質を克服し隙が消えた。
この先どれほどの選手になってしまうのかちょっと想像が付かなくなってきた。我々は球史に残りうる天才を見ているのかもしれないとすら思う。


ソト .310 41 95
1月遅れで実戦投入されながら恐ろしいペースで打ち続け、筒香の成績をあっさり抜き去った超優良助っ人。
弱点が発見されたかと思うとすかさずアジャストし、不安視されたライト守備はそつなく、一塁も無難に守れた。2塁はお前やったことあるって言ったの絶対嘘だろというくらい乱暴な送球で笑ったが。
バレンティンその他のようなパワーではなく、ボールに逆らわず合わせて打っており、よほどのことがなければ、今年と同等は無理にしても良い成績を残してくれるはず。


嶺井博希 .177 5 25
謎の長打力と起死回生の一発は持つが、普段の打席でさっぱり打てず2割すら大きく下回った。
嶺井がこの有様なのに上がれなかった戸柱はいったいどうなってるんだ。
誰かが2割5分打てれば問題ないと思っていたがまさか2割すら高望みになるなんて想像だにしなかった。
リード云々はもうこの際どうでもいいので頼むから打って欲しい。


ラミレス
手駒が大きく増え、嬉々としてスタメン・ローテーションを入れ替え続けた。昨年に続き酷使したはずの中継ぎ陣はなぜか故障しなかったが、先発陣が揃って調子を崩し、不動のスタメンは固定できていたはずのセンターラインにぽっかり大穴…どころか捕手から中堅まで続く地割れが走った。それでも前半戦は借金4で踏みとどまるも一向に戻ってこない先発陣に頭を悩ませ、終盤の粘り腰でCSに手が届きかけたものの力尽き借金7で幕を閉じた。

采配は打撃に関しては相変わらず冴え渡り、突然のスタメン抜擢は9割方当たり、1番筒香、代打ウィーランドと奇策もはまったが、ローテーションは最後まで固定できず、先発も5回程度で見切りをつけ続け、ファンをやきもきさせた。あと8番投手は今年は良いところゼロだった。
とはいえ先発総崩れやセンターライン崩壊まで監督に責を負わせるのは無茶な話で、万全な態勢でもう一年見たい気持ちは変わらず、続投はうれしい限り。コーチ陣も一新されるそうで、立て直しに期待したい。
コメント

2018前半 横浜DeNAベイスターズ私的感想 リリーフ投手編

2018年07月19日 | スポーツ
山﨑康晃
例年通り1~2人は塁に出しながらもなんやかやで抑える日本の守護神。ストレートの球威が変わらず、自称ツーシームもさらなるキレを加えた。でもあんだけ塁に出しといて防御率1.13は嘘だろ……。
ストレートとツーシームを放るだけで抑えるリベラの領域にどれだけ近付けるか。


パットン
序盤は散々でどうなることかと思ったら安定感を取り戻しつつある将軍。見ている感じでは特に何か悪くなった印象はないのだがやたらと打たれており、何か癖でも見抜かれたのか。エスコバーとの二択なら左だし砂田が大変だしエスコバーでいい気もするんだけど。


三上朋也
相変わらず球種を問わず威勢よくド真ん中に放っているが去年と違ってあまり打たれていない。何より被本塁打が激減しているのが素晴らしいが、球威とかそういう問題ではなく三上の場合は運の割合が大きい気がする。年内とは言わず延々と続け幸運。


砂田毅樹
去年と同じく制球は安定しているがやはり決め球が無いためフルカウントの我慢比べを強いられるが、夏を迎えなぜか連勝街道をひた走り始めた。暑さに強いのか。だが外国人枠の関係でエスコバーが下げられ負担が増しており、スタミナがどこまで続くか。砂田が崩壊すればチームも終わるだろう。


三嶋一輝
投手陣で最大の成長株。山﨑すら上回る奪三振率で勝ちパターンを任せられるほどに。
「中継ぎで食っていく覚悟を決めたから」らしいが去年決めといて欲しかった。
完全に開花したかの判断はシーズン後まで待ちたい。


エスコバー
剛速球とランダムに投げるカーブの力ずくで抑えるスタイルは変わらないが、(たぶん)カーブの制球が良くなり的を絞りづらくなった。前半は無双状態で抑え続けたが、先発が足りなくなりやむなく二軍へ。井納と誰かもう一人ローテーションに加えられればバリオスかウィーランドを下げられるので、その時まで二軍で適当に調整していてくれ。


国吉佑樹
オープン戦で生まれ変わった姿を見せかけたが最後の方ではもう冷えてたし、シーズンが始まっても変わらなかった。基本的に散々だが4試合に1回くらいは素晴らしい投球を見せるのでまだ俺たちは諦めちゃいない。


武藤祐太
ビハインド時に何度か使われるが良いところはあまりなく一、二軍を行ったり来たり。正直これなら平田や進藤を使って経験を積ませて欲しい。来年はいない可能性も高い。


須田・加賀・平田
前半戦はノーコメントでお願いします。
コメント

2018前半 横浜DeNAベイスターズ私的感想 先発投手編

2018年07月17日 | スポーツ
石田健大
調子が上がってこない2年連続開幕投手。安定の初回3失点で、オールスター前に二番手で出てきた時もやっぱり初回に打たれた。終わってみればクオリティ・スタートくらいなのだが初回に確実に捕まっていると試合のペースはつかめない。とはいえ今永、濱口よりは安定して登板しているのでそれだけでも助かってはいる。立ち上がりを早く改善してくれ。


今永昇太
調子が上がってきたエース格。見るからに速球の威力が落ちていてそりゃ打たれるわと納得の姿だったが、どうやら復調気配。速球さえなんとかなれば例年並みの力を取り戻せそうだし、その日は近そうだ。


濱口遥大
打線の援護に恵まれない2年目。荒れ球というか単にコントロールが悪くなった気もするが、おおむね去年と変わらず、後は運次第だろう。一つ勝てればそのまま調子も戻りそう。後は相棒の髙城が去った影響が無ければいいが。


東克樹
いなければシーズンが終わってた新人王候補。開幕前は左腕カルテットや!Vやねん!と沸いていたが蓋を開けたら一番不透明の東だけが元気だった。立ち上がりの制球が妙に悪いが崩れるところまでは行かず、回を追うごとにコントロールが増して行くのは圧巻。今年いっぱいはこのまま通じるのでは。


ウィーランド
対策されてるはずがなんか去年より打ってる準二刀流。その力味の抜けた軸のぶれないバッティングを誤算トリオは見習うべき。だが肝心の投手の方はおおむね去年と同じで、悪くはないが良くもなく、とりあえず誰にでも打たれる。バリオスがわりと良いので実は先発争いは苛烈。


バリオス
何かの役には立つだろうくらいの感覚で獲っておいたら思いのほか役に立ってる新助っ人。伊達にソフトバンクで一軍にいない。投げるごとに良化してる気配すらあり、いざとなればパットンの代役も務まりそう。もう少しイニングを食えれば文句なしなのだが、そもそも構想外に近かったので贅沢は言うまい。


井納翔一
序盤は中継ぎを任されたがファンの九割が思っていた通りやっぱり向いておらず先発に復帰。去年とほとんど同じスペックを見せてくれた。足りてたはずの先発が足りなくなっており、わりと真面目に後半の反撃の鍵は井納が握っていると思う。


飯塚悟史
成長を見せたが打線の援護と勝ち星に恵まれず、その間に対策を打たれたのか気がつけば去年の姿に戻りつつある。5試合投げて援護3点とかで本当に気の毒だった。波に乗れていればそのまま覚醒した可能性も高く、野球はやはり難しい。ローテーションを完全に任せられるのはまだ数年先だろうか。


京山将弥
月間MVPや!新人王や!と沸きかけた瞬間に急速冷凍された。だが最序盤の学徒動員から貯金を2つも作ってくれただけでも一年間褒められる。当面は二軍で経験を積んで欲しい。
コメント

2018前半 横浜DeNAベイスターズ私的感想 控え野手編

2018年07月15日 | スポーツ
梶谷隆幸
今年の誤算に上げたい気もするが例年通りの梶谷なので想定の範囲内ではある。
もう本当に我々のイメージする梶谷そのままの姿を今年も見せてくれている。とりあえず早く一軍に戻ってきてくれ。


倉本寿彦
今年の誤算その一。オープン戦では軽快に二塁を守るとともに日本人リーグ1位の打率を披露したが、次第に調子を落とし、二塁守備は改善せず、挙げ句に得意としていた左投手とチャンスで全く打てなくなってしまった。いったん二軍に落ち特に改善してないのに一軍に戻ってきたが打ったのは最初だけだった。去年は戸柱と合わせて100打点上げていたこの二人がさっぱりなのだからそりゃ苦戦するわ。いっそ今年は二軍でみっちり二塁修行でもいいと思うが、二軍では遊撃・二塁・三塁とポジションを転々とさせられてたんだよなあ。


戸柱恭孝
今年の誤算その二。打点乞食と呼ばれた去年から一変して全く打てない。リードも不安定で緊急補強を招きといいところが無い。去年は倉本と合わせて100打点(ry。伊藤との競争で打棒だけでも取り戻して欲しい。


大和
今年の誤算その三。そんなに打たないとは聞いていたがここまで打てないとは聞いてなかった。守備・盗塁は流石の一言だが打率が2割ぴったりならもうちょい打てる柴田を使いたくなるのも無理はない。チャンスで打つからそこまで印象は悪くないが、チャンスじゃない時にもう少し打ってくれないと困る。


佐野恵太
右の中川とともに猛威を振るう待望の左の代打。もう少しタッパがあれば30発打てるが、無い物ねだりだしタッパがあるのに長打力皆無の倉本が横浜にはいたわ。
ソト、梶谷、桑原 or 神里と上手くやりくりできれば層が厚くなるし、いずれはロペスの後継者争いにも加わるだろう。緊急時には捕手までできるしこいつを拾ってきた高田GMは有能すぎる。


中川大志
後藤が衰え細川がまだ修行中のぽっかり空いた右の代打枠に颯爽と躍り出た。これを解雇してぶっちぎり最下位を走る球団がいるらしい。細川が育つまでの1~3年でいいからこのくらい打ってくれれば。


乙坂智
メキシコから一向に帰国せず、去年と同じ乙坂がベンチにいる。四球を多少選んでる気もするが君の仕事はもう少し打つことである。来年の今頃は白崎に続き別のチームにいそう。


石川雄洋
倉本・大和・山下ら二遊間がろくに打てず、まあまあ機能してたけど今年限りと思われるピロヤスに任せるのもなんだからと急浮上した俺達の石川さんがわりと活躍中。正直、現在最も二塁レギュラーに近い。
特に何かしてくれた記憶はないのだが何かしてくれそう感は健在で、元気な姿を見せてくれ。


山下幸輝
涙のサヨナラヒットだけになってしまったが、今年のベストシーン候補だから文句はない。石川さんに押し出されたのはどうかと思うが。
イップスも治ったようだし、また困った時に上がってきてくれれば助かる。


田中浩康
本人でさえ今年は一軍に呼ばれないと思っていたのに二塁に穴が空き、一軍でも存在感を見せた。
だがやっぱり来年はいそうにないので石川に交代。四の五の言ってる場合じゃなくなったらまた呼ばれるかも知れないが。


楠本泰史
ノーヒットなのに淡々と四球を選び続ける余裕が大物ぶりをうかがわせたが、実は慌てていたのかボーンヘッドで二軍落ち。再昇格したが使い道に困っている様子。だったら二軍で一打席でも多く経験を積ませて欲しいのだが。


宮本秀明
何人目かのハマのスピードスター。プロ初安打が逆方向へのホームラン、翌日にも一発かましレギュラー奪取かと思いきやそれっきりだった。盗塁を期待してたら謎のパンチ力も持っているので期待値は跳ね上がった。アピールは十分できたのでまずは二軍で経験を積んでもらおう。


高城俊人
普通に使われていたが緊急トレードで移籍決定。たぶん嶺井と二択でより若いからオリックスに選ばれたと思われる。新天地での活躍を願う。


白崎浩之
全く使われないまま緊急トレードで移籍へ。カタログスペックの高さから第二の大田泰示になれる可能性は十分にあり、実は非常に楽しみにしている。初試合でいきなり3ランとか打ちそう。
コメント

2018前半 横浜DeNAベイスターズ私的感想 レギュラー野手+監督編

2018年07月14日 | スポーツ
桑原将志
去年のなんか調子悪い状態を維持したまま開幕を迎えてしまい、あっさり神里にレギュラーを奪われる。
だが7月に驚異的に打ちまくり完全復活。神里への対抗心からか盗塁も決めまくっており弱点が消えかかっている。
去年も7月頃に打ちまくっていたので毎年夏から使い始めれば良いのでは。


神里和毅
待望の盗塁できる一番打者が登場。守備は桑原に、打撃は梶谷に及ばないが全スペックが高く、そのイケメンぶりは横浜野手全員を合わせても敵わないとか。横浜野手のルックスは個性派揃いだけどな。
二軍に落ちたが怪我さえなければすぐに戻ってくるだろうし、戻ってこなければ困る。桑原と上手く併用して欲しい。


柴田竜拓
序盤は二軍で過ごしたが、守備はさすがに大和に譲るが平均的に大和よりは打つためなんやかやでスタメンに返り咲いた。だが四球・バント・盗塁は去年からの上積みが見えない。その3つに秀でた大和と上手く使い分けてもらいたい。


ロペス
キャリアハイを出した去年ほどの成績は無理だろうと思っていたらそれ以上の勢いで打ちまくった。ビデオ判定でファールの直後に打ち直した一発は球史に残る。
故障中だがオールスターでは元気な姿を現し、打撃投手としての才能まで見せた。復帰した時、反撃が始まるだろう。


筒香嘉智
キャリアハイを出しかねない勢いで打っている日本の四番。
山田哲人や中田翔も例年並みに当たっており、やはり去年はWBCの影響だったのか。
故障したら終わりだが、これだけの選手ならどこのチームでも同じである。


宮﨑敏郎
キャリアハイ間違い無しのペースで打ち続ける安打製造機。なんだこのクリーンアップ。
ホームランも量産体制に入って、謎の守備力も健在で、いつの間にかスペ体質も克服しかけており、隙が無い。
このまま最後まで行ってくれることを願う。


ソト
開幕でつまづきこのままネタ外人になるかと思いきや優良助っ人に。速球と外角の落ちる球に弱いかとも思ったがわりとアジャストしてきており、守備もライトはもちろん一塁も難なくこなす、驚異的な適応力の高さを見せつける。どんだけ器用なんだこの男。ロペスが故障した時にソトがいなかったらシーズン終了だった。


嶺井博希
リードは去年とあまり変わりないが全く打てず緊急補強を招いた。
嶺井・戸柱・伊藤の誰かが2割5分打てれば問題ないのでなんとか上向いて欲しい。


ラミレス
采配に大きな変わりはないが、去年までは手駒が無かったから動かなかっただけで、本来はこんなふうに嬉々として打線・先発陣を入れ替えまくる性質なのだろう。だが数こそ増えたものの全体的な戦力はさほど変わらず、というか主力のロペス、梶谷が故障し今永らが出遅れ、大和も二軍にいるし戸柱・倉本らが沈没した分、去年よりは確実にマイナスであり、この乏しい戦力でゲーム差ほとんど無しの借金4は上出来だろう。
後半戦は新たな故障者さえ出なければ、復帰組のほうが数多く控えており、上積みは十分に見込めるはず。
コメント

清宮の本塁打記録について

2017年10月20日 | スポーツ
ドラフトが近づきまた清宮の高校最多本塁打記録について「全て公式戦で打ってると思った」とか「練習試合も含めた記録に意味はない」とか「作られた新記録ww」だの野球のやの字も知らない連中が揶揄しているので、ざっくり計算してみよう。

まず今年のプロ野球の本塁打王がセ・パともに35本である。プロ野球公式戦は143試合で、35本打つためには143試合が必要となる。
超高校級の清宮なら1.5倍くらい打つとすれば、切りの良い数字にして140試合で50本打てる計算だ。
清宮は111本打っており、約310試合で111本に到達できる。

では高校野球の公式戦は3年間に早実の所属する西東京地区で最大いくつあるか数えてみる。

清宮1年
春季東京大会 5試合
春季関東大会 5試合
夏の甲子園予選 8試合
夏の甲子園 6試合
U-18ワールドカップ 8試合
国体 4試合
秋季東京大会予選 3試合
秋季東京大会 6試合
明治神宮大会 4試合

清宮2年
春の甲子園 5試合
春季東京大会 5試合
春季関東大会 5試合
夏の甲子園予選 8試合
夏の甲子園 6試合
国体 4試合
秋季東京大会予選 3試合
秋季東京大会 6試合
明治神宮大会 4試合

清宮3年
春の甲子園 5試合
春季東京大会 5試合
春季関東大会 5試合
夏の甲子園予選 8試合
夏の甲子園 6試合
U-18ワールドカップ 8試合

計132試合しかないのだ。しかも全て勝ち進んだ場合という明訓高校ですら達成できなかったパターンであり、言うまでもなく敗退した時点で残り試合は戦えない。さらにそれだけ強ければ予選はシードに選出されて1~2試合減るし、甲子園に出場した時点で参加が免除される大会もある。

つまり公式戦のみで111本打つためにはあと178試合以上が必要で、それだけ頻繁に公式戦をやるためにはプロ野球みたいに東日本リーグみたいなものが必要であり、そんな大規模なリーグ戦をやっていたら甲子園並みに話題になるはずである。
実際の清宮の公式戦出場数は70であり、29本塁打を放っている。これは2.4試合に1本ペースで、なんと計算に用いた310試合で111本の2.8試合に1本ペースを上回っているのだ。

「全て公式戦で打ってると思った」だの「練習試合も含めた記録に意味はない」と言っている輩は、早実が明訓高校以上の無敵さで、しかも清宮が全試合で本塁打を打っているか、もしくは話題にならないだけで甲子園に匹敵する規模のリーグ戦が全国で行われているとでも思っているのだろうか? 連中がどれだけ物を知らないかわかっていただけたことと思う。
ろくに知識を持たない分野に口を出し、あまつさえ馬鹿にできるのは単なる恥知らずである。
コメント

2017横浜DeNAベイスターズ私的感想 控え野手編

2017年10月14日 | スポーツ
嶺井博希
戸柱がレギュラー認定されるやいなやなぜかレギュラーを奪うという超展開で終盤戦はスタメンマスクを多くかぶった。
調子の波の少ない打撃でチャンスを広げ、倉本のサヨナラ打では一塁から一気に生還という思っても見なかった俊足を披露。直近の試合で戸柱も高城も激走でサヨナラのホームを踏んでおり、捕手3人がチーム内では結構速い方という横浜の闇を垣間見せた。
先発戸柱で8回あたりから代打で入れ替わる(逆もあり)リリーフ捕手という新戦術も悪くなかった。


高城俊人
昨年担当した山口が抜けたため濱口を担当。や→は?
前述の通り、対広島3連続サヨナラでは倉本の内野安打を菊池がこぼしたのを見逃さず、二塁から余裕の生還を果たした。
2アウトでとにかく走ればいい場面とはいえあれは速かった。菊池実は高城の俊足を知っていてノーバンで捕りに行った説は成立しないだろうか。


白崎浩之
オープン戦の好調で今年こそはと期待されるが全く打てず早々に二軍落ち。サヨナラ打? 知らない話だ。
終盤に戻ってきたが主に代走という使い道に笑った。消化試合では3三振でファンを嘆かせ、翌日にやっと二塁打が出たと聞き映像で見たらセンターの判断ミスだった。
カタログスペックだけなら一級品でおなじみ大田泰示が北の大地で解き放たれると大暴れしたこともあり、スペックでは引けを取らない白崎にも何か逆転の目があるはずだが……。


石川雄洋
ピロヤスの加入と柴田の台頭でポジションを失った。バントと守備が長所なところに球界屈指のバント職人と70%菊池が出てきたらそりゃきつい。
勝負強くはないが何かやってくれそうな打撃はもったいないが、二塁手ばかり三人いてもしかたないので、やむをえない。ショートと外野が駄目だった石川サイドにも問題はあると思います。
ピロヤスが何年やれるかわからないが、かと言って石川も上がり目が無い。来年は正念場だろう。


山下幸輝
痛恨のエラーで二軍落ちし、終盤に昇格すると余裕の捕球でグラブをポンポン叩いてからの悪送球でまた二軍に逆戻り。普通にイップスだと思うし、あのラミレスに一瞬で切られたほどだから深刻である。とりあえずカウンセラーにかかって欲しい。


エリアン
シリアコがコケて昇格したが得点圏で昨年のような勝負強さを見せられず、エスコバーが加入すると外国人枠に阻まれあえなく二軍に沈んだ。ドタバタした外野守備と時々ポカをするくらいで堅実な内野守備、メジャー級の強肩とチャンスでだけ打つ一発。魅力あふれる助っ人だったが最近見なくなってきた菊地亜美とともに今年でお別れだろう。


佐野恵太
ドラフト最後尾から開幕メンバーに名を連ねたが打率は1割に届かず、降格するとそのまま二軍で過ごした。
まだあわてる時間じゃないが「乙坂、以上」な左代打陣のチーム事情はあわてて欲しい。


G.後藤武敏
後半戦で昇格するも十数打席ノーヒット。もう限界かと思われたところで快音を飛ばし首の皮一枚つながった。
後藤のおかげで勝てた試合は2つあるが全く安定感がなく、Xデーはやはり近い。出れば盛り上がるんだけどね。


田中浩康
打率は低迷したが職人芸のバントとしつこいほどの右打ちに鉄壁の守備と、おおむね期待した通りのピロヤスを見せてくれた。終盤は投手の左右に関係なく柴田にポジションを譲ったが、あのバントだけでもベンチに置いておく価値がある。
なお年度別成績を見たらびっくりするほど一昨年(2015)に似ていたのでぜひ調べていただきたい。


細川成也
初打席初ホームランだけでも狂喜乱舞なところ2試合連続のおまけが付いたロマンの塊。CS行きの切符までつかみ、これでCSでも打ったら2chのサーバーが落ちそう。先に後藤が出てきたら笑う。打てなくてもいいからあのホームランを狙って打ってる豪快なスイングを披露してもらいたい。


シリアコ
オープン戦は打ちに打ちまくり開幕スタメン5番サードに名を連ねたが打率.074に沈んだ。宮﨑の位置にシリアコがいたという驚愕の事実に我々は震えを禁じ得ない。
新外国人にはオープン戦でわざと打たせるんだよと訳知り顔に語る連中を来年は見返せるか、それ以前に来年もいるのかは不透明。北陸リーグ上がりで激安だしもう一年は様子を見ると思うが。


荒波翔
主に代走と守備固めで起用。前半は代打でも使われたが三振の印象しかない。二塁まではさすがの俊足だが、全盛期には本塁まで一気に生還できた当たりでも三塁で止まることが多く、足も体力もやや衰えた気が。乙坂、関根が台頭すればそろそろ厳しい。


乙坂智
主に代打での起用。走攻守の全てにそこそこ秀でた選手だけにもったいないが、外野のレギュラー三人を脅かすほどではない。昨年は3割を超えた代打での当たりは鳴りを潜め、どうでもいい2本塁打だけ。改めて成績を見たら四球が1つ切りで驚愕した。代打専門としては塁にも出られていないのは問題外。いればなんにでも使えるが、本人にとってはこれで成長が見込めるのかどうか。


白根尚貴
高校時代の面影なくスマートになった今でもジャイアンと呼ばれる気の毒な男。プロ初安打を本塁打で飾ったが、出番はほぼそれだけ。細川も出てきたしそろそろ勝負どころ。まずは後藤の後継者争いになるだろう。


関根大気
主に試合が決まった後の筒香の代役として起用。オープン戦で打ちまくり期待されたがスタメンは奪えず、そうこうしているうちに完全に冷えた。序盤は桑原が絶不調で、その頃にもし代わりに使われていたら……と思うのは無意味だろう。桑原復活したし。当面のライバルは乙坂、荒波というのは来年も変わらない。
コメント

2017横浜DeNAベイスターズ私的感想 救援投手編

2017年10月12日 | スポーツ
山﨑康晃
序盤は去年を引きずるような不安定さで1ヶ月ほど中継ぎに回されたが、その間に無失点で復調しストッパーに戻されると本調子に。
デビュー年に猛威をふるったツーシーム(ツーシーム?)はなかなか空振りを取れなくなったが、キレを増したストレートで抑えられている。一発は浴びないが一本出るとなすすべもなく連打を浴びて勝ち試合をフイにすることもあったが、セーブの付かない場面でも多用され68試合(!?)も投げての1点台の防御率はお見事と言う他ない。
しかしこの酷使のツケはどこかで必ず来ると思うのだが……。


パットン
山﨑に代わってストッパーを務めた時や終盤に崩れることもあったが、シーズンを通して安定した活躍。
どんな場面でも慌てず騒がず淡々と投げ続けた佇まいはまさに職業軍人のそれで、将軍の異名は伊達ではない。
来年もぜひ残って欲しいがまあメジャーに戻るだろうなあ。


三上朋也
過去3年間の面影はなく、一打席に一球はスライダーを思い切りよくド真ん中に放り会心の当たりを許していた。
去年から兆候はあったが三振を取れなくなっていて、とにかくボールが低めに行かない。
二軍調整後も様子は変わらず、何か抜本的な改善が必要と思われる。パットンが抜ければまた三上に比重が掛かるので本来の実力を取り戻して欲しい。


砂田毅樹
制球が良く四球を出さないのはいいが、決め球が無いためファールで粘られ、甘く入ったところを痛打されるケースが多々あった。
とはいえ頑丈なセットアッパーとしてフル回転し、最低限の役目は果たしていた。先発も行けるが現在のところ左の駒が揃っているので、来年も同じ役割を求められるだろう。
それにしても昨年のドラフト企画で阿部慎之助が砂田を上位指名したのはなんだったのか。


エスコバー
新外国人が7月にトレードに出されるという異例の事態。どんな不良債権を押し付けられたのかと思いきや、疲れの出始めた救援陣を支えるプチ救世主に。交換で日ハムに移籍した黒羽根も普通に使われているようで、絵に描いたようなWIN-WINのトレードとなった。
細かいコントロール抜きでひたすら剛球を放り、ランダムにカーブを投げるだけだが不思議と四球は少なく、1イニング限定なら捉えられる前に抑える。スタミナ豊富でイニングまたぎもできるが、だいたい2イニング目は連打されていた。
一度だけ先発も試したがあの頑固なラミレスがたったの一度でこれはやばいと諦めたのは笑った。


田中健二朗
粘り強く投げたがランナーを溜めてしまい力尽きた先発を救援すると「こうやって打たれれば良いんだ」と言わんばかりに軽快に連打され、四球でさらに傷を広げる場面が印象に残ったが、誰を出せばいいか迷った時にはとりあえずタナケンという、去年の須田と同じ使い方で一年を通して故障なく投げてくれたことには普通に感謝したい。
主に左のワンポイントで起用されたが、1イニング投げる時は全く左右を考慮されていなかった。


加賀繁
前半は対バレンティン○と引き換えに安定○を手にしたが、徐々に打たれ始め姿を消した。
先発が6回くらいで下がることが多く、リリーフ陣の駒を揃えるためにはワンポイント起用の多い加賀で一枠埋まるのを避けた形だろうか。ワンポイントにしても安定感に欠けており厳しいところで、年齢的にも進藤が育ってきたらそろそろ危険水域に入るかも。


三嶋一輝
初先発で先頭打者に一発を浴びてKOされ翌日に二軍送還というロケットスタートを切った。
終盤戦で三上が二軍に落ちると平田・尾仲と入れ代わり立ち代わりリリーフを務めたが三人ともさしたる区別なく普通に打たれ続け、誰も頭一つ抜け出さなかった。その中でも三嶋はまだ1イニングだけ「おっ」と思わせる瞬間があるにはあったか。


平田真吾
終盤戦でリリーフを務めるとまずまず無難に抑え、ラミレスからも勝ちパターン入りの意向が示された矢先に炎上し続けチャンスをつかみ損ねた。とはいえ昨年の出るたびに披露した爆発炎上(防御率20点台)と比べれば劇的な改善を見せており、来年以降に期待が持てる。


尾仲祐哉
ドラフト6位ルーキー。ハイライトは例のクリーンナップ三連弾サヨナラで初勝利を引き寄せヒーローインタビューに呼ばれた場面。
終盤戦では良いところなく打たれまくったが、あれを励みに来年以降に期待したい。


進藤拓也
何かの悪い冗談のようなガチャガチャしたフォームから勢い良く四球を与えていた。顔は浦沢直樹作品に出てきそう。
ドラフト8位の進藤と9位の佐野が開幕メンバーというインパクトは強かったが、すぐに二軍に落ちてしまった。
真価が問われるのは来年以降だろうが、フォームといいサングラスといい特徴だらけで結果さえ出せば人気の出る要因はいくらでもある。


須田幸太
昨年の救援陣の中核は、今年はワンポイント起用に留まった。しかし消化試合で好投を見せしれっとCSメンバー入りした模様。
わりと真面目に勝敗の鍵を救援陣の中では須田が握っている気がしてならないファンは多いはずだ。普通に炎上しても須田なら許す。
コメント

2017横浜DeNAベイスターズ私的感想 先発投手編

2017年10月10日 | スポーツ
今永昇太
初登板で負傷退場、次にKO、その次に準ノーヒットノーランと安定感のないスタートを切ったが、終わってみれば11勝に2点台の防御率とエース格の活躍だった。
先発陣では最も安心して見ていられ、課題のスタミナも完投3回、うち完封2回と向上中。チームでは貴重なイニングを食える(こともある)先発なので、来年はもっとリリーフ陣を休ませて欲しい。
久保康友も退団することだし、意識高いけどラリってない試合後のコメントで2代目投げる哲学者の襲名も近い。引退後は語録で印税生活だ。


井納翔一
6~7回までは日本屈指の右腕だがランナーを1~2人出すと急に炎上するという特徴は今年も変わらず。
6回過ぎて二塁に進まれたら自動的に交代するスクリプトの導入が急がれたが、終盤に導入したら5回までに捕まるようになった。なぜだ。
例年と同じく黒星が先行したが、長期離脱せずたまに長いイニングを投げられ、なによりチームでは貴重な右の先発としての役割は果たした。マウンドに文字を書く習慣を腫れ物扱いする解説がたまにいるのも面白かった。


ウィーランド
前半戦は援護に恵まれない中でクオリティ・スタートを鬼のように決めまくり、降板後にチームが勝つと白星が付かないのに大はしゃぎするナイスガイぶりを披露。
後半からは4~6失点するが自らのバットで何点か返し、結果的にクオリティ・スタートという自援護を連発。全く力味の入っていないスムーズにバットが出る、天性のセンスの良さを感じさせる打撃は右の代打陣にぜひ学んで欲しい。そもそも8番投手はウィーランドの打棒を活かすため、という建前だったがもう誰でも関係なく最後まで貫き通されたのは笑った。
メジャーに帰って投手として干されたら代打で雇ってもいいんじゃなかろうか。


石田健大
開幕投手を務めるも激しく炎上、4月早々に戦線離脱と不安しかない幕開けだったが、交流戦明けに復帰すると昨年の姿を取り戻した。
シーズン前に期待されたエースの称号には物足りないものの、今永と同じく先発陣の中では安定感が際立っており、8番打者として謎の勝負強さでチャンスを広げることも稀によくあった。
スタミナの無さは当面どうしようもないが、ラミレスの目には他の先発陣も石田並のスタミナしか無いように見えるのか、6回で切り上げる場面が今年は目立った。もう少し太って山口俊と誤認させる作戦はどうだろうか。


濱口遥大
ノーコンというより荒れ球で的を絞らせず、威力のあるストレートとチェンジアップで最後まで通用した。
2ケタ勝利は立派どころかもし濱口がいなかったらと思うとゾッとする。1位で指名した柳裕也と佐々木千隼も悪くはなかったが濱口ほどフル回転はしてくれなかったわけで、ラミレスのクジ運の悪さ(良さ?)には感謝したい。
問題は来年以降も使えるかどうかだが、球威のある荒れ球とチェンジアップのコンビネーションはそもそも攻略しづらく、行けると思うのだが。


飯塚悟史
初登板からしばらくは5回くらいならなんとか抑えたが、正直言ってまだまだ一軍のレベルにはなく終盤は投げるたびに炎上した。
とはいえローテーションの一角として数度の先発を担ってくれたのはコストパフォーマンス的には大成功。
実働1年目で20歳とこれからの選手であり、悪くてもノムさんも認めた粘り打ちで打者転向の目もある。
せっかくの新潟凱旋を雨天中止で流すあたり引きが弱そうなのが気になるが。


クライン
開幕前には最も期待され鳴り物入りで入団したもののあっさり姿を消した。ぶっちゃけほとんど覚えていない。
すでに帰国しておりそのまま退団だろう。結果論だが半額で残留させられたモスコーソが残っていればもっと楽だった。


久保康友
今年は炎上していた記憶しかないがなぜか2つも貯金を作っていた勝ち運の持ち主。残念ながら退団が決まった。
中継ぎや緊急時の先発なら問題なく使えるが、本人にローテーションへのこだわりがある様子。4月の終わりに昇格した時の「広島が1位だとさっき知った。現状は把握した。打者はこれから」の異常なほどの強キャラ臭は笑った。
今永という哲学面での後継者もできたし、役目は終えた。暗黒期にわざわざFAしてきてくれてありがとう。


熊原健人
久保とともに驚異的な勝ち運でなぜか貯金2を作った。先ごろ天然キャラは親譲りと判明。
これからの選手だがとりあえず背番号1は桑原あたりに譲るつもりはないかね?


平良拳太郎
初登板初勝利を挙げるもその後は炎上を繰り返した。目下のライバル球団から2年目の有望株を強奪できただけでも数年はお釣りが来るので、その間に育ってくれれば問題ない。
他の候補に今年で解雇された江柄子裕樹もいたのだから、目先の利益を追い求めずに将来性のある平良を選んだのは大正解である。
コメント