~あらすじ~
平凡な一軒家で幸せに暮らす若いカップル。しかし毎晩寝付いた後に家の様子がいつもと変わっていることに気づく。
幼い頃から不可思議なことが起こり続けているケイティは、その原因が自分にあるのではないかと感じていた。
彼女の恋人ミカは自分たちの家に起こっている"何か"を突き止めるため、寝静まったあとの寝室をビデオカメラで撮影することに……。
~感想~
キャスト・スタッフあわせて5人、撮影期間はたったの7日、ロケ地は監督の自宅、制作費135万円で興行収入90億円という驚異の省エネホラー作品。
ちなみに制作費のうち4万円はピザ代だそうで、アメリカ人のピザにかける愛情をまざまざと思い知らせてくれる。
というかアメリカのピザはLサイズにドリンクとサラダをつけても1500円くらいと聞いたが、一人頭8000円って7日間で何回ピザ食ってんだお前ら。
ピザの話題はこれくらいとして内容はと言えば、当然ながらアメリカンホラーのため心拍数が上がる場面は一つもない。
しかし日本人とは決定的に異なる、アメリカ人のホラー観を感じさせるモチーフや、低予算なりに工夫を凝らした様々な怪奇現象、もちろん馬鹿な主人公と、見どころはそれなりに多い。
「怖いか怖くないか」で言えば全く怖くないのでホラーとしては失敗かもしれないが、「低予算でいかにホラーを作ったか」というひねくれた目線で見ればすこしは楽しめるだろう。
評価:☆ 1